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派遣社員とは?
派遣社員とは、派遣元会社ではなく派遣先で働く労働者のことです。
そして、派遣社員には大きく分けて、「常用型派遣」「登録型派遣」の2種類があります。
常用型派遣
派遣先の仕事がある・なしに関わらず、常に派遣元会社と雇用契約を結んでいる状態。正社員派遣などともよばれています。
登録型派遣
派遣先での仕事があるときに限って、派遣元会社と雇用契約を結ぶ働き方。派遣先がない場合は雇用契約が締結されませんので、労働の義務は発生しません。
正社員との大きな違いは雇用先と契約期間
派遣社員と正社員は、雇用先と契約期間という2つの側面で大きな違いがあります。この違いが、派遣社員のメリットとデメリットに繋がりますので、おさえておきましょう。
派遣社員
雇用先:派遣元会社(実際に労働する派遣先ではない)
契約期間:3年間が上限(特定の場合において例外あり※労働基準法第十四条)
正社員
雇用先:就業する企業(直接雇用)
契約期間:期間の定めのない雇用(無期雇用)
派遣社員で働くことのメリット5つ
1.自分のやりたい仕事をピンポイントにできる
派遣社員で働くメリットの1つ目は、自分のやりたい仕事をピンポイントにできることです。派遣の求人は、派遣先が指定している特定の仕事ができる人を募集しています。例えば、Webコーディングの仕事、プログラミングの仕事などです。
派遣先に行ってから仕事内容が決まるわけではありませんので、自分のしたい仕事だけをピンポイントでできるでしょう。
2.様々な仕事に挑戦できて知見が広がる
派遣社員の雇用期間は例外を除くと最大3年間なので、様々な仕事に挑戦することができます。様々な仕事に挑戦できると、その業界や職種について多く学べるので、知見を非常に広げることができます。
各仕事で得られる知識やスキルは違うので、普通に働いているだけでは決して得られない経験ができるでしょう。
3.退職が比較的容易にできる
派遣社員で働くメリットの3つ目は、退職が比較的容易にできることです。派遣社員は最大3年経てば解雇されることがあらかじめ決まっています。また、派遣社員は定期的に契約更新(3ヵ月毎が多い)が訪れますので、その際に契約を更新しない旨を伝えれば、退職することができるのです。
4.転勤や異動の心配がない
正社員などになると、業界や職種によっては転勤・異動があります。しかし、派遣社員には転勤や異動はありません。雇用契約を結んでいるのはあくまで派遣元会社なので、派遣先が自由に転勤や異動を命じていいわけではないのです。
派遣元会社と派遣先、そして派遣社員の3者の間で合意があれば可能ですが、基本的にはないと考えておいて大丈夫でしょう。
5.スキルアップを目指した準備期間が作れる
派遣社員で働くメリットの5つ目は、スキルアップを目指した準備期間が作れることです。1年間派遣社員で働いて資金を貯め、退職後、専門学校などに行ってスキルアップを目指すということもできるのです。
スキルアップすればより高度な仕事ができるようになり、キャリアアップにも繋げることが可能になるでしょう。
派遣社員で働くことのデメリット3つ
1.基本的に3年以上働くことができない
派遣社員で働くデメリットの1つ目は、基本的に3年以上働けないことです。今の派遣の仕事が気に入っていて続けたいと思っても、法律で3年までと規定されていますので、どんな事情があったとしても退職しなければなりません。
また、派遣会社が契約更新をしたいと思わなければ、3年に満たない内に打ち切りになることも当然あります。労働期間という面において、安定しているとはいえません。
2.派遣先で人間関係で悩んでしまう
仕事は一人でできるものではないので、人間関係が非常に重要になります。しかし、派遣社員として急に企業に飛び込むことになると、既にそこで働いている従業員の人たちから外部の人という感じで見られてしまい、中々馴染めないことがあります。
その馴染めない期間が長く続いてしまったのが原因で、良好な人間関係が築けないことを悩んでしまうでしょう。
3.短期間の就業になるのでなかなか昇給しない
最後に紹介する派遣社員のデメリットは、短期間の就業になるのでなかなか昇給しないということです。正社員などは基本的に勤続年数で昇給するケースがほとんどですが、派遣社員は3年しかないので、昇給が中々見込めません。
また、お金に関わる話でいくと、同じ派遣先でも派遣元会社によって時給が違うので、同じ仕事をしている他の派遣社員よりも給料が低いことがあります。
正社員登用を前提とした「紹介予定派遣」もあり
通常の派遣とは違った「紹介予定派遣」というタイプもありますが、こちらも非常にオススメです。
紹介予定派遣とは?
就業希望の企業に派遣社員としてお試し就業をし、双方で合意に至れば正社員登用されるという仕組み。
労働者は、実際に派遣で働くことでその企業の実態を肌で感じ取れます。企業側は、希望者がどんな人でどれだけスキルがあるのかを確認することができます。
つまり、紹介予定派遣のメリットは、労働者と企業の間でのミスマッチのリスクを減らすことができる点だといえるでしょう。
まとめ
派遣社員のメリットを中心に見てきましたがいかがでしたか。
派遣社員のメリットには、「自分のやりたい仕事をピンポイントにできる」「退職が比較的容易にできる」「転勤や異動の心配がない」などが挙げられます。
もちろんデメリットもありますが、正社員にはないメリットの方が多いですので、自分の個性やライフスタイルにあわせて派遣社員という働き方を選択するのも一つの手でしょう。