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仕事が辛い…入社してすぐだけど辞めたい…
学生から社会人になり、初めての仕事に悩むことも不安なこともとても多いでしょう。
よりよい転職活動に向けて皆さんが今の悩みを解消し、転職に向けて必要な情報やポイントを身に付けられるよう、本記事では皆さんの悩みをシチュエーション別に解説、対処法をお伝えし、第二新卒での転職について必要な情報をご紹介していきます。
【前提】新卒1年目で仕事辞める人は少なくない
新卒1年目で仕事をやめる人は少なくありません。厚生労働省の調査データ「新規学卒者の離職状況」によると、平成29年度の新卒1年目の離職率は短大・専門卒者で17.6%、大学卒者で11.5%でした。少し時期を伸ばし新卒3年目まででの離職率をみてみると、それぞれ41.5%、31.8%という状況です。
学歴 | 1年目離職率(H29) | 3年目までの離職率(H27) |
---|
中学卒 | 36.1% | 64.1% |
高卒 | 17.1% | 39.3% |
短大卒 | 17.6% | 41.5% |
大卒 | 11.5% | 31.8% |
つまり、新卒1年目で約10人に1人が離職という選択をしていますので、決して珍しいことではないと言っていいでしょう。そして、新卒3年目までには約3人に1人は離職していますので、新卒入社した会社から離職する若手は少なくないのです。
新卒1年目での退職は甘えでもなく悪い事でもない
1年目で仕事を辞めたいと言うと、「甘えている」や「これだからゆとり世代は」などと言われることもあります。ですが、本当に甘えているから仕事を辞める、退職という選択をするのでしょうか?
皆さんがもし離職を考えられているのであれば、「本当に辞めていいのか」「採用してもらえたのに辞めていいのか」「誰かに迷惑かけないのか」などおおよそかなり悩んだと思います。
1年目での退職を考える方は真面目で周囲のことも考えるからこそ思い悩むのです。ですので、退職は甘えでもありませんし、決して悪いことでもないのです。
新卒1年目が辞めたいと感じる瞬間7つ
ではここから具体的に辞めたいと感じる瞬間をシチュエーション別に7つ紹介し、それぞれの対処法も合わせて解説します。皆さんがどのシチュエーションに当てはまるか、是非考えてみてください。
自分が当てはまらないシチュエーションも皆さんと同じように退職を考えている同世代の悩みやその対処法ですので、合わせて参考にしてみてください。
新卒1年目が辞めたいと感じる瞬間の例
- 【1】体力的に辛い
- 【2】精神的に辛い
- 【3】給与面での不満
- 【4】成長の可能性が見えない
- 【5】仕事が面白くない
- 【6】会社が自分と合っていない
- 【7】人間関係が合わない
辞めたい理由【1】体力的に辛い
学生から社会人へ、一番のギャップは時間でしょう。学生時代は自分に使う時間が多く、授業やアルバイト、部活以外はほとんど時間の縛りがありませんでした。ですが社会人は1日のほとんどを仕事に使い、プライベートの時間が少なく、体力的に辛いと感じる方が非常に多いです。
そして、残業や休日出勤が多いと体力を回復する時間もなく、かなり体力的に辛くなってしまいますよね。
残業や休日出勤が多い場合は要注意
「働き方改革」とよく耳にするかと思いますが、実際に残業時間や休日出勤の削減が進んでいるのは一部の大手企業に限られており、一般企業はなかなか進んでいないのが現状です。そのような中で、もし皆さんが働く中で残業や休日出勤が多い場合は注意しなければなりません。社会人の体調不良は「働きすぎ」、つまり残業や休日出勤が多いことが主な原因になっています。ですので、残業時間や休日出勤の多さは体調不良に直結しますので、要注意というわけです。
実際に「入社前と入社後でギャップを感じたこと」を新入社員に尋ねたアンケートの結果では34.7%が「残業が多いこと」と回答しています。もし皆さんが残業や休日出勤が多いと感じじているのであれば、それは珍しいことではないようですね。
▼参考記事▼
「新入社員が感じた会社へのギャップTOP3|グノシー」
ブラック企業かもと感じたら早めに転職を検討
ブラック企業かどうかの判断は難しいですが、残業時間や休日出勤が明らかに多すぎる場合はブラック企業だと思っていいでしょう。それに加えて残業や休日出勤の手当が出ないという企業は明らかにブラック企業です。
もし皆さんがそのような企業で働いていて「体力的に無理だ、限界だ」と感じたら早めに転職を検討するべきでしょう。
体を壊してから退職しても遅いですし、もし体を壊し休養が必要となった場合、そのまま転職活動ということが難しくなり、かなり不利な状況になります。転職活動は時間も体力も必要になりますので、万全の状態で臨むべきでしょう。何より皆さん自身にマイナスでしかありませんので、ブラック企業と判断したならば早めに転職を検討しましょう。
周囲の人はどれくらい働いているのか知ろう
一方で「自分の会社が本当にブラック企業なのか分からない、残業時間や休日出勤が本当に多いのか分からない」という方も多いかと思います。そんなときは一般的な社会人の労働時間と比較して考えましょう。決して同じ会社で比較はしないようにしてくださいね。
その際、是非参考にしていただきたいデータがパーソルキャリア株式会社が発表した「職種別残業時間」です。このデータからあなたの残業時間が多いのかどうか判断してみてください。
▼参考記事▼
「職種別残業時間|パーソルキャリア」
もしまだ本配属がまだで職種が分からないという方は日本人の平均残業時間「47時間」という数値を参考にしてみてください。
また、学生時代の友人や先輩などに残業時間や休日出勤について話を聞いてみるのもいいでしょう。皆さんの残業時間や休日出勤の多さを簡単に比較できる身近な方法ですので、ぜひ話を聞いてみてください。
いまだに新卒に対し十分な研修もせず、皆さんを即戦力だと言わんばかりに、いきなり大量の仕事をさせる企業も多いですので、皆さんも平均より残業時間がかなり超えているかもしれません。もし比較して残業時間が明らかに多いと実感されたのであれば、転職を検討するべきでしょう。
辞めたい理由【2】精神的に辛い
最近は働きすぎや人間関係によって若手からうつ状態になる人もかなり多いです。うつとは言わずとも、精神的にかなり辛いと感じている方は多いでしょう。若手の約60%が仕事に強いストレスを感じているという調査結果もあり、相当なストレスが若手、皆さんにかかっています。その原因が人間関係なのか、働きすぎなのかまず考え、原因を突き止めることが大切です。その上で対処や転職の検討を進めていきましょう。
まずはメンタルのケアを最優先
思っている以上にメンタルケアは大切で、メンタルを壊してしまうと立ち直りに相当な時間がかかってしまいます。もし精神的にかなり辛い状態なのであればまずはメンタルケアを最優先にしましょう。
上記は厚生労働省の「平成29年度 労働安全衛生調査」のデータの抜粋です。
20〜29歳の若手のストレスの要因は1位が「仕事の質・量(60.7%)」、2位が「仕事の失敗、責任の発生等(46.0%)」、3位が「人間関係(20.6%)」となっており、仕事そのものや人間関係にストレスを感じているということが分かっています。皆さんは何からストレスを感じていますか?原因からメンタルケアの方法が変わりますので、まずは原因を考えてみてください。
例えば「仕事そのものから精神的にくるストレス」の場合は『休養』が必要です。仕事そのものへのストレスは心身ともに疲れている状態ですので、心身の休息を心がけ、しっかりと心と身体が休まる状態を作ることが大切です。また、「人間関係から精神的にくるストレス」は『発散』が必要です。友人と遊んだり、体を動かしたら理などストレスを思い切り発散することが大切です。
皆さんそれぞれストレスへの対処方法、趣味に打ち込むや友人と話す、寝るなど様々だと思います。まずは自分のメンタル状態に気をつけ、メンタルケアは最優先にしてください。
風通しが悪いなら早めに相談を
ストレスの原因の中でも最も負荷のかかるストレスは「人間関係」です。仕事そのものへのストレスは自分自身の努力で何とかなる部分もありますが、人間関係は自分自身の努力だけではどうにもならないことが多々あります。ましてやセクハラやパワハラ、アルハラなどを受けている場合は精神的にとても辛い状態ですよね。
そのような人間関係に悩む、風通しが悪い状態であれば、友人や同僚や家族、産業医などに早めに相談することがオススメです。誰かに相談する、悩みをたくさん話すということにはカタルシス効果があり、心を浄化するということにとても効果的です。そして今後の進路についても相談することで心がとても楽になります。
風通しの悪い会社では人間関係、特に同僚や上司との間でのストレスがたくさんありますので、皆さんがストレスを抱えることも無理ありません。皆さんのメンタルケアのためにも誰かに早めの相談をしましょう。
本当に限界なら早めに転職を検討
それでも「精神的に会社に行くのが辛い」、「精神的に限界だ」と感じられるのであれば早めの転職を検討しましょう。メンタル不調は回復も遅いですし、うつなどの精神疾患になってからでは本当に手遅れです。仕事は辛いことも多いですし、ストレスがかかるのはもちろんですが、それがもう対処しようもないほどであれば、環境を変えるという行動は非常に大切です。今の日本企業では残念なことに社員のそういった状態を見過ごしがちです。
メンタル不調の状態では仕事はもちろん、プライベートも安心して楽しめませんよね。仕事キャリアはこれからの方が長いですし、ここで無理をして精神疾患となることはもちろんオススメはできません。「自分を守れるのは自分自身」ですので、精神的に限界であれば早めの転職を検討し、環境を変えることがオススメです。
辞めたい理由【3】給与面での不満
有名な「漫画/映画カイジ」の一場面で「仕事をすることは自分の時間や能力をお金に変えるということ」というセリフがありますが、仕事に時間を費やす対価として給与があります。
ですので、給与の高さは仕事をするうえでとても大切ですよね。新卒1年目ではそれほど高い給与は望めませんが、生活をする上でも給与に不満があるという方も多いでしょう。給与の不満は各調査でも常に退職理由の上位に挙がりますので珍しいことではありません。
中長期で見て昇給の可能性を考える
給与に不満がある場合、まずはその企業で中長期にみて昇給する可能性があるか考えましょう。給与、昇給についての情報収集は先輩や上司から話を聞くことが一番です。おおよそ先輩や上司と給与の話をすると、昇給の話が自ずと話題に上がります。その中で昇給の見込みがあるのか、自分の努力次第で昇給するのかなどを聞いてみることがオススメです。
もしそういった話をしづらいなどがあれば、自社の中途採用の要件で給与がどの程度、提示されているのかも判断の材料になりますので是非参考にしてみてください。
業界・業種の平均を知る
業界 | 平均年収(全体) | 男性平均年収 | 女性平均年収 |
---|
IT/通信 | 461 | 488 | 391 |
インターネット/広告/メディア | 412 | 451 | 365 |
サービス | 376 | 411 | 332 |
メーカー | 456 | 489 | 366 |
総合商社 | 461 | 510 | 375 |
専門商社 | 406 | 438 | 341 |
メディカル | 450 | 529 | 363 |
金融 | 446 | 535 | 365 |
建設/プラント/不動産 | 418 | 449 | 344 |
小売/外食 | 355 | 388 | 308 |
給与は業界・業種によってかなり変わります。ですので、今の会社や仕事が属している業界・業種の平均給与を知り、比較することがオススメです。こちらもパーソルキャリア株式会社のデータ、「平均年収ランキング 最新版」で比較しましょう。
新卒1年目の給与と平均給与を比較するのは無理がありますが、自社の平均給与(ネットで調べると出てきます)と業界平均を比較してみましょう。もし、明らかに下回るなどがあれば、今の会社で努力し続けても給与が上がるという可能性が低いかもしれません。
転職してより高収入の会社を目指すのも有り
新卒1年目の給与は大手企業と中小企業で多少変わりますが、ほとんど変わりません。ですが、中長期的にみたとき、企業によって給与・昇給にはかなり差がでてきます。もし現在の給与も低いと感じていて、中長期的にみても昇給の見込みが低いようであれば、高収入の会社を目指して転職するのも選択肢としても良いでしょう。
昇給の見込みが低い、社員の頑張りを正当に評価しないという会社では今後もモチベーション高く仕事をすることが難しいかと思いますので、転職を検討することもオススメです。
辞めたい理由【4】成長の可能性が見えない
「成長したい」という思いは誰しもが持っているものです。成長することで仕事が面白くなりますし、できる仕事の幅も増えます。ですので、今の仕事や会社で成長できるかどうかは仕事をするうえでとても大切な要素ですよね。ですが、今の会社、仕事を続けていても成長の可能性が見えない、成長している自分の姿がイメージできないという悩みは多いかと思います。
本当に成長できないかどうかを考えてみて
まずは今の会社や仕事で本当に成長できないか考えてみてください。成長できるかどうかは環境だけではなく、自分自身にかかっている部分も大きいです。
様々なビジネス書において、成長の要素は「好奇心が旺盛なこと」、「失敗から学べること」、「チャレンジ精神があること」、「持続性があり、諦めない人」、「他者貢献の精神が強いこと」の5つだと言われています。もしこの要素を自分自身で達成できる可能性があるのであれば、環境を変えずとも成長できる可能性は大いにあります。
会社に頼らず自身でのスキルアップを考える
5つの要素をしっかり達成していれば会社に頼らず、自身でスキルアップできます。スキルアップするためには自己啓発、自主学習に時間を充てるのも良いでしょう。
日本人の自己啓発(本を読む、資格の勉強をするなど)に充てる時間は平均1日6分とかなり短くなっています。会社に頼らずとも仕事に関わるビジネス書を読むことや何か資格取得にチャレンジするなど、成長する機会は自分で作ることができますので、是非チャレンジしてみることをオススメします。
キャリアアップを目指すなら転職も◎
それでも、会社によってはご紹介した5つの要素を環境的に満たすことが難しいこともあります。例えば若手社員の失敗をすぐに叱責し、失敗を認めない会社。皆さんのような若手のチャレンジ精神を削ぎ、すぐに諦めさせる会社は多少なりとも存在します。もし皆さんがそのような状況であれば、成長できる可能性は低くなってしまうでしょう。
また、自己啓発、自主学習などスキルアップに時間が取れないほどの残業があり、成長を感じられない場合も同様です。ですので、そういった状況であればスキルアップのための転職はオススメです。
辞めたい理由【5】仕事が面白くない
仕事は楽しく、モチベーション高くしたいものですよね。社会人になって仕事に注ぐ時間は意外にも多いことを実感されてるかと思います。そんな長い時間を仕事に注いでいるにも関わらず、面白くないと感じられている方も多いでしょう。
面白くないと思いながら仕事をしているとやる気も起きませんし、仕事の成果も上がらないなど負のスパイラルにはまってしまいます。
仕事が面白くないのか会社が面白くないのか
そもそも仕事自体が面白くないのか、会社が面白くないのかどちらでしょうか?仕事自体が面白くないと感じているのであれば、面白いと感じる仕事ができるまで辛抱することも必要でしょう。部活などを経験されていればわかるかもしれませんが、初めから面白いと感じることは難しいです。できることが増え、自分で多少の裁量を持って仕事をできるようになってやっと面白くなるものですので、今は辛抱のときでしょう。
一方、会社が面白くないと感じているのであれば、その原因は何か考えることがまず必要です。人間関係なのか、評価や賞賛のなさなのか、雑用が多いのかなど様々あるかもしれませんね。もしそれが何年経っても改善されない要因なのであれば、転職を積極的に考えるのも一つの手です。
仕事が面白くない理由を考える
- 仕事が面白くない=面白い仕事ができるかどうかを考える
- 会社が面白くない=環境を移す方が現実的な解決方法かも
そもそも就活時の企業研究をきちんとできたか
少し厳しい言い方になるかもしれませんが、そもそも就職活動時に企業研究をきちんとできていましたか?今の会社や仕事は自分自身で選択した部分が大きいでしょう。なぜ今の会社に興味を持ったか、他社と比較して何が魅力的だったのかなど、就活時に考えていたことは大なり小なり様々ありますよね。
研究不足だったと反省されることもあるかもしれませんが、なぜ今の会社に入ったか、今一度考えることも必要です。会社が面白くないと感じているのであれば、なおさら必要ですし、気持ちに変化が起きることも大いにあります。自分の気持ちを入れ替え、仕事を前向きにしていくためにも、就活の時の気持ちや思いを思い返してみましょう。
面白い仕事は自分で探すもの
名司会者のタモリさんの仕事術は有名ですが「若いうちは色々来る仕事を全部一応やってみる」、仕事を面白くする方法の中でそう語っていました。経験が浅く、何ができるか、何が面白いと感じるか分からないときは任される仕事に全力で取り組んでみることも時に大切です。
面白い仕事は自分で探すものですし、探すには与えられる仕事を一生懸命取り組むことです。その姿を周囲がみていれば、皆さんが面白いと感じる仕事を任せてくれますし、その仕事自体が面白いと感じてくるはずです。頑張り続けてみても仕事も会社も面白くないなと感じたときが転職のタイミングです。面白い仕事を探すために今一度、自分の働きぶりや取り組み方を見直してみましょう。
1つの方法として、「転職エージェントに現状を相談してみる」というのもアリです。無料のカウンセリングで、もしかしたらコレまで見えてなかった自分の可能性に気づかせてくれるかもしれません。
辞めたい理由【6】会社が自分と合っていない
会社は選べても、合っているかどうかは入ってみないと分かりませんよね。会社だけでなく、学校や部活動、アルバイトも同じような経験をしたこともあるかもしれません。「こんな雰囲気の部活、アルバイトだと思わなかった」のように。
会社が合っていないという感覚は周りの環境に左右される点が多く、皆さんの努力だけではどうにもならないこともありますし、仕方がないという部分も大きいでしょう。
周囲の人と合わないなら改善の余地あり
ですが、もし周囲の人と合わないということであれば改善できる余地もあります。まずは合っていないと思う原因を考えましょう。人間関係で悩む、合っていないと感じるときはおおよそ自分と相手の考え方が違うことが発端になっています。そんなときは一度、相手に歩みより、相手に合わせてみることも必要です。
それでも合っていないと感じる場合は、ほどよい距離感を保ち、周囲からのサポートに頼るということも良いでしょう。周囲と合っていないということは自分次第で変えることができますし、捉え方次第で心持ちも変わりますので、改善できることも大いにあります。
企業風土が合わない場合は転職が良いかも
企業の風土が合っていないという場合は転職を考えることも良いでしょう。なぜなら企業風土は自分の努力だけではどうにもならないことが多いからです。例えば残業が美徳とされ、残業時間の多さが評価につながっているという企業があるとすると、それは変えようにも経営方針が変わらない限り、そうした風土は変わりません。
上司もそのような風土で育ってきていますので、いきなり変わるということはあまり期待できません。ですので、転職を前向きに考えることもオススメです。
辞めたい理由【7】人間関係が合わない
転職理由で常に上位に挙がるのが人間関係が合っていないという理由です。転職を考えるほどでなくとも、多かれ少なかれ社内の人間関係に悩むことはありますよね。学生時代は好きな人と仲良くし、嫌いな人とは関わらないということも許されていましたが、社会人になると仕事をする上ではそういうわけにはいかない場面が多くあります。社会人の難しく、ストレスのかかるところですよね。
仕事関係の人として割り切る
人間関係に悩んでいるのであれば、まずは仕事関係の人だと割り切ることが大切です。社会人は仕事に多くの時間を費やしますが、悩みのタネになっている人と関わるのは仕事の関係上だけです。プライベートに入ってくることもありませんし、常に関わっていないといけない人だというわけでもありません。
なにより社会人生活は長いです。「ああ、あんな人もいたな」ともっと大人になったとき思い返して笑い話になっているかもしれません。人間関係は辛い面、わずらわしい面もありますが、考え方次第、捉え方次第で気持ちも楽になることも大いにありますので、割り切る勇気を持つことも大切です。
そして何より皆さん自身の成長に繋がる可能性も秘めています。そりが合わない人に合わせていくスキルは今後も必ず役に立ちますし、皆さんの成長に欠かせないスキルになります。
どうしても合わないなら異動を申し出る
それでも合わない、今の環境で仕事を続けたくないと思うのであれば、思い切って異動を申し出てみましょう。
その際に気をつけたいのが、異動の希望理由の伝え方です。直接的に「あの人と合わないから」と言ってしまうと、その後の人間関係にも影響しますので、仕事そのもの、例えばキャリアアップや他の仕事にチャレンジしてみたいなど異なる理由を挙げましょう。
また、異動希望を出す際は「異動希望を出す的確な相手」、「社内の制度」、この2つは必ず確認しておきましょう。これは会社によって違いますので、社内規定を確認することや人事や信頼できる先輩に聞いてみるなど、事前にできる行動をとっておくことが大切です。
難しそうなら転職を検討
ですが、1年目からの異動希望を受け入れる会社はそう多くはないでしょう。なぜなら1年目の希望を容易く聞いてしまうと、社内統制が取れなくなってしまうからです。
異動希望を出せるのは2年目以降という企業が多いです。会社に異動希望をいつ出せるのか、そしていつ承諾してくれるのかを確認し、それまで今の環境で仕事を続けられるかを考えてみましょう。それでも今の人間関係では仕事を続けることが困難、異動も数年は難しそうだという状況であれば転職を検討することがオススメです。
例えば「DYM就職」や「ウズキャリ既卒」は、既卒や第二新卒向けの転職エージェントとして有名で、在職中でも転職相談のカウンセリングをすることができます。現状の仕事や将来の希望について相談してみるのも良いかもしれません。
新卒1年目で「辞めます」とは言いにくい…?
どんなシチュエーションであれ、新卒1年目で「辞めます」とは言いにくいと感じるかもしれません。ですが、先にお伝えしたとおり、10人に1人が新卒1年目で退職を決断していますので、珍しいことではありません。
ですので、上司も新卒1年目の退職願に拒絶反応があるかというとそうではありません。少しばかり勇気がいるかもしれませんが、思っている以上に周囲は退職に対して寛大に受け止めてくれると思って良いでしょう。
現代の転職では「石の上にも3年」は美徳ではない
「石の上にも3年」とよく耳にしませんか?「石の上にも3年」は「我慢強く辛抱すれば必ず成功する」という意味がありますが、果たして嫌だ、本当に辛いと思う環境で続けていて成功するのかと言われると答えは明確にノーです。
そもそも3年というスパンに何も根拠がありませんし、辛抱強く続ける大切さを表したことわざにあやかっているだけですので、このスパンを気にする必要はありません。そして、現代の転職において「とりあえず3年」続けるということは美徳ではありませんし、皆さんが輝ける環境に身軽に移ることは大切なことです。転職社会になった現代、新卒1年目でも3年目でもさほど面接の際の評価は変わりませんし、熱意があれば採用担当はしっかり評価してくれます。
駆け上がりたい人はどんどん転職をしている
スキルが高い人ほどどんどん転職していますし、年収を上げている人も転職しています。今や一社で長く続ければ年収が上がるわけでもスキルアップするわけでもありません。年収600万円以上の人で新卒から1社に留まっている人は約15%で、反対に約50%の人が3回以上の転職を経験しています。
▼参考データ▼
「転職回数と年齢によって年収はどう変化するか|ミイダス」
つまり、今の環境で成長できない、仕事をよりよく進めることができないと感じているのであれば、転職し自己成長する環境を探すことが駆け上がる何よりの方法だということです。
新卒1年目で転職する時に覚えておくべき事3つ
思い切って転職することも大切ですが、勢いだけではなく覚えておくべきこともあります。なぜなら皆さんにとって転職は初めての経験になるからです。就職活動とは違い、「就社(会社を決め、入社する)」するのではなく、「就職(仕事・職種を決め、入社する)」するのが転職です。その違いの中で戦うためには以下のことを覚えて実践しましょう。
新卒1年目の転職で大切なこと
- 【1】将来どうなりたいのかを明確にする
- 【2】新卒に比べると不利な点だけは理解しておく
- 【3】成功率を上げるなら「第二新卒向け」のサービスを使う
将来どうなりたいのかを明確にする
まずは将来どうなりたいのかを明確にしましょう。少し厳しい言い方になりますが、これが明確でないと今の状況を繰り返してしまうことになります。皆さんだけに限らず、転職するときには自分の軸、将来の軸を決めることが重要です。
「まだ分からない、将来が考えられない」という方は尊敬する人やこんな人になりたいと思う人を思い浮かべ、その人をモデルにしてみましょう。
具体的にすればするほど、転職活動や転職後の苦しい場面を乗り越えることができます。是非、将来に真剣に向き合ってみてください。
新卒に比べると不利な点だけは理解しておく
新卒の時に比べると不利になるという点だけは理解しておいてくだい。若さという最大の武器は持っていますが、多少なりとも「すぐに退職してしまった人」というレッテルを貼られてしまいます。また、中途採用は基本的に経験者優遇になっています。ですので、その職種経験がある人と戦うとなったとき、かなり不利な状況になることはあらかじめ理解しておきましょう。
そのため、就活よりしんどい状況だからと言って悩むことはありませんし、不利だという状況は仕方がないと思って前向きに転職活動に臨んでください。
成功率を上げるなら「第二新卒向け」のサービスを使う
そんな状況での転職活動では辛くなることも多いですし、不採用が続くこともあります。ですので、転職活動を始める第一ステップとして第二新卒向け転職エージェントを利用しましょう。
転職活動は就職活動とは違い、身近に相談できるという状況はほとんどありません。ですので、相談できる、頼ることができるという相手を見つけておく必要があります。その相手が第二新卒向けエージェントです。そして、「第二新卒の転職のプロ」に相談できるという心強さもありますし、何より皆さんの希望する転職を実現し、成功率を上げることができます。是非利用し、転職を有利に進めましょう。
選ばれている第二新卒向け転職エージェント
「第二新卒向けエージェント」を調べると、様々なエージェントが出てくると思います。飲食と同じでせっかく利用するなら選ばれている、多くの人が満足しオススメしているエージェントを選びたいものですよね。そこで選ばれている第二新卒向けエージェントをご紹介しましょう。以下のエージェントはいずれも信頼でき、多くの第二新卒の転職を成功に導いてきた実績があります。
ハタラクティブ
4.2
口コミ数:45
ハタラクティブは未経験業界への転職のサポートにかなり強いエージェントです。最大のポイントは利用者の半数が様々な業界の上場企業へ転職を成功させていることです。ですので、未経験業界でも安定している企業を安心して希望できます。
また、書類選考の通過率は90%以上、内定率は80.4%で皆さんの転職の成功を確実にサポートしてくれます。60000人以上の転職を成功に導いたというた実績もあり、安心して利用できるオススメのエージェントです。
DYM就職
4.1
口コミ数:6
満足度90%、就職成功者は5000人を超えるとても信頼できるエージェントです
また、面接でしっかり自分をアピールする場面を提供してくれることも安心して利用できるポイントです。アドバイザーの手厚いサポートもありますし、紹介求人は厳選された企業ですので、皆さんが活躍できる環境に転職できる可能性が広がるオススメのエージェントです。
マイナビジョブ20'sアドバンス
3.8
口コミ数:3
「マイナビ新卒」は皆さんも就活の時に利用したかと思いますが、そのマイナビが運営する「マイナビジョブズ20S」はとても信頼できるエージェントです。
マイナビは若手の就職・転職を得意としており、求人がとても豊富ですので皆さんの希望する仕事、企業に出会える可能性も広がります。専任アドバイザーが手厚くサポートしてくれ、個別のカウンセリングから将来を一緒に考えてくれます。
また、経験・知識豊富なアドバイザーが揃っていますので、自己分析や面接対策の手厚さも安心して利用できるポイントです。自信を持って転職に臨めるようにサポートしてくれますので、とてもオススメのエージェントです。
新卒1年目で今の会社を辞めるにあたって
ここまで第二新卒での転職のノウハウ、オススメのエージェントについてご紹介してきましたが、最後の準備として退職についてご紹介しましょう。
おおよそ退職を伝えるにあたってとても不安があるかと思います。ですが、そこまで思い悩まず、ステップさえしっかり踏めばスムーズに退職の手続きを進められます。
就業規則にある退職ルールを守る
自分の会社の就業規則を皆さんはご覧になられたことがありますか?仕事しているとなかなか就業規則を見る機会が少ないかもしれません。退職ルールは就業規則に載っていますので、必ず確認しておきましょう。
よくトラブルになるのが、退職を願い出た後の退職までの期間です。退職願提出後、すぐに辞められるわけではなく、会社によって退職までの期間が設定されています。だいたいの企業では、退職願を提出して14日、もしく30日を経過してからの退職になることが多いです。ですが、これも企業によって異なりますので必ず確認しておきましょう。
引き止められる可能性も考えてポジティブな理由を
退職願を出すと必ず退職理由を聞かれます。その際は必ずポジティブな理由を伝えましょう。例えばキャリアアップや他の仕事にチャレンジしたいという理由です。なぜなら引き止められる可能性もあるからです。
執拗に引き止めをする企業はとても多いですし、ときには退職願すら受け取らないという企業もあります。ですので、それなら仕方がないと上司が言うようなポジティブな理由を考え、伝えられるように準備しておきましょう。
できれば在職中に転職活動をする
先にお伝えしたとおり、第二新卒での転職は不利な状況になることもあり、転職活動が多少なり想定より伸びる可能性があります。その時に収入がなく、生活に不安があると思ったとおりの転職活動ができないばかりか、焦りから希望からかけ離れた転職先に就職することもあります。
ですので、できれば在職中に転職活動をすることがオススメです。そして、在職中にエージェントに登録しておきましょう。エージェントでは具体的にどう進めるか、皆さんがスムーズに転職を進められるようサポートしてくれますので、登録後は面談に行きましょう。
【まとめ】
ご紹介したどのシチュエーションで悩んでいるのか、そして今の会社を続けるか、転職にチャレンジするかは皆さん次第です。
転職にチャレンジする選択をしたときは、初めての経験ですので不安なことも多々あるでしょう。ですが、ご紹介したとおりのステップを踏み、転職活動に臨めば必ず希望に叶う転職活動になります。
第二新卒の転職で大切なことは「熱意」と「謙虚さ」です。熱意を持って前向きに、そして謙虚に転職活動に臨みましょう。そして、不安なことはエージェントに相談し、解消していきましょう。是非、前向きによりよい仕事、転職を!
この記事で紹介したサービス
- 未経験から正社員へ「ハタラクティブ」
- 既卒・第二新卒に強み「DYM就職」
- マイナビグループ「マイナビジョブズ20S」