目次
※当サイトはアフィリエイト広告を使用しております。
転職エージェントの活用術を大公開!
転職エージェントを使えば、「転職してよかった」という結果を得られると思っている人も多いでしょう。しかし、転職エージェントの正しい活用方法を知らないと、求人紹介をしてもらうだけで終わってしまい、100%使いこなすことはできません。それどころか、転職エージェントの都合のいいように使われてしまうかもしれません。
希望通りの転職を実現するために、転職エージェントをしっかり活用できる方法を知っておきましょう。
転職エージェントに「使われたら」終わり
「転職エージェントは転職のプロだから任せておけば間違いない」と人任せになっていると、自分の意思とはかけ離れた転職先を勧められて、転職を強要されてしまうかもしれません。転職エージェントは営業職です。利益を追求するために、求職者には言えない事情を抱えており、あなたの意思よりも自分たちの事情を優先することがあります。例えば、転職をするか悩んでいる人に対して、契約を取りたい企業への転職を強引に勧めたりもします。
転職エージェントを使うのはあなたです。転職エージェントにとって都合のいい存在にならないようにしましょう。
転職エージェントサービスの流れ
転職エージェントを最大限に活用するには、まずはサービスの流れを把握しておかなければなりません。転職エージェントサービスにおける、登録から内定までの基本的な流れは以下になります。
転職エージェントサービスの流れ
1.登録
2.面談&求人紹介
3.選考対策
4.面接
5.内定
それでは、ここからは各ステップ順に活用のポイントをご紹介していきます!
【活用方法1】登録
転職エージェントへの登録は基本的に「Web登録」です。転職エージェントによっては、職務経歴の入力を求められる場合もあるため、あらかじめ職務経歴書を作成しておくとスムーズです。
転職エージェントの登録・利用は無料なので、そこまで深く考えず、気軽に相談するくらいの気持ちで登録するといいでしょう。
複数の転職エージェントに登録するのが基本!
転職エージェントには、幅広い業界・職種を扱う「総合型」と、医療や営業など、特定の分野を専門に扱う「特化型」の2種類があります。
2つの転職エージェントの種類
- 総合型(業種・職種問わず紹介可能)
- 特化型(業界、職種、年齢などに特化して求人を紹介)
自分の経験や適性、希望に合わせて登録することは、転職エージェントを活用する以前の問題です。登録すべき転職エージェントを間違ってしまっては、活用どころの話にはなりません。
各転職エージェントで、コンサルティングの方針や持っている求人が異なります。そのため、1社だけを使うのではなく、複数登録(2~3社)しましょう。
転職エージェントは、実際に使ってみないと分からないことだらけ。ネットで評判がいいからといって、自分にもぴったりとは限りません。
より多くの求人紹介を受け、さまざまなアドバイザーと話をして、転職ノウハウを教えてもらいましょう!
【活用方法2】面談~求人紹介
転職エージェントに登録すると、初めに「面談」があります。登録後に、メールで都合のいい面談日のヒアリングがあるため、第三候補くらいまで伝えましょう。
面談は、軽いお互いの自己紹介、職務経歴の確認、転職先への希望のヒアリング、求人紹介の順番で進みます。職務経歴で嘘をついたり、転職先の希望を抽象的に伝えてしまったりすると、転職エージェントから適切なサポートを受けられなくなってしまうため、注意しましょう。
担当者とは電話ではなく「直接」面談をする
面談には、転職エージェントの拠点に出向いて行う「対面式の面談」と「電話面談」の2つがあります。自分の都合や忙しさにあわせて選ぶといいですが、できるだけ対面式の面談をお願いするようにしましょう。
電話面談だと、相手の顔が見えないうえに、マニュアルに則ったヒアリングになる傾向があります。また、職務経歴のヒアリングをほとんどせず、希望条件だけを聞いて求人を紹介されることも。しかし、対面式の面談であれば60~90分ほどじっくり話せますし、相手の表情を伺いながら話ができます。面談を早く終わらせる目的で電話面談を勧めてくるアドバイザーもいるため、メールで「直接お会いして面談したい」としっかり伝えましょう。
希望は必ず具体的に伝える
面談で転職先への希望は必ず聞かれますが、その時は数字などを用いて具体的に答えるようにしましょう。抽象的な回答をしてしまうと、アドバイザーと認識にズレが出てしまい、希望とはかけ離れた求人を紹介されてしまいます。
例えば、「今より年収を上げたい」ではなく、「年収400万円以上が希望で、最低でも350万円は欲しい」と答えれば、転職エージェントも求人を絞り込んで紹介しやすいです。勤務地に関しても、電車の乗り換え回数や通勤時間など、数字を使って誤解のない伝え方を意識しましょう。
気になる求人を紹介されたらとりあえず応募
転職は簡単ではありません。選考通過率の話をすると、書類選考が約25%、一次面接も約25%、最終面接が約50%といわれています。つまり、約32社に応募してやっと1社から内定が出るのです。もちろん、これがすべての人に当てはまるわけではありませんが、目安としては知っておくべきです。
転職エージェントから非常に多くの求人を紹介されるかもしれませんが、絶対に行きたいと思えるような企業はおそらくほんの数社だけでしょう。しかし、もしその数社に落ちたらどうしますか?絶対とまではいかなくても、興味が少しであれば応募する旨を伝えるといいでしょう。
【活用方法3】選考対策
興味のある求人を紹介してもらったら、転職エージェントに応募書類のブラッシュアップと面接対策をお願いしてください。転職エージェントを使ったからといって、採用試験が免除されるわけではありません。本当に転職したい、失敗したくないのであれば、選考対策は万全にしておきましょう。
履歴書・職務経歴書の添削を受ける
履歴書・職務経歴書の添削は面談時に行われることが多いですが、場合によっては、アドバイザーが職務経歴や希望のヒアリングで精いっぱいになってしまい、添削をしてくれないこともあります。そのため、企業に応募する前に、本当にこの履歴書・職務経歴書で大丈夫か確認をとりましょう。
アドバイザーと会話をする中で、「その情報は職務経歴書に書いておいたほうがいいね」などのアドバイスもあります。面談後に、どこをどう添削するのかをまとめたメールを送ってくれるため、その指示に従って適宜修正するといいでしょう。
「企業担当」に模擬面接をしてもらう
実は、面接対策は必ず行われるものではありません。大抵の場合は、こちらからお願いしないと実施されないのです。そのため、面接に少しでも不安がある人は、求人に応募するときに面接対策をお願いしておきましょう。
お願いする時のポイントが、担当アドバイザーではなく「企業担当」に面接対策を任せることです。企業担当とは、営業をして企業から求人をもらってくる人たちのことで、彼らが企業のことを最も理解しています。転職者のどこを評価しているのか、面接で頻出の質問、人事はどんな人なのかなど、気になることは何でも質問しましょう。
【活用方法4】面接のフォロー
面接で緊張してしまい、十分に力を出し切れなくても大丈夫です。面接後に転職エージェントが採用担当に「面接で緊張してしまったようですがAさんは真面目で、他の人ができない仕事を担当できるスキルをお持ちです」というように電話でフォローしてくれます。
企業担当からの面接フィードバックを担当者に確認
ひとりで転職活動を進めると、面接でなぜ落ちたのかを企業が教えてくれることはほとんどありません。しかし、転職エージェント経由で応募すると、面接で落ちても、なぜダメだったのかや印象を担当者が聞いてフィードバックしてくれます。
採用・不採用にかかわらず、面接官からのフィードバックは次の選考で必ず役に立ちます。面接が終わったら転職エージェントに連絡をして、面接官の感触を聞きましょう。
転職エージェントによっては面接同行もある
転職エージェントによっては、一次面接に同行するケースもあります。面接会場で求職者の隣または後方に座って、上手く答えられなかった時にフォローするのです。基本的に、転職エージェントが応募企業に確認してOKがもらえた場合に限るため、必ずしも同行するわけではありません。しかし、不安が大きいのであれば、ダメもとでもお願いする価値はあるでしょう。
一方で、選考会場までの案内を行なうことは結構あります。面接で緊張している求職者をリラックスさせて、存分に力を発揮してもらうためです。
【活用方法5】内定後の交渉
無事に内定をもらった後は、入社日の調整や年収交渉をお願いしましょう。現職での引継ぎに時間がかかりそう、年収が思っていたよりも低いなど、気になることは遠慮せずに相談しましょう。すべての希望を叶えられなくても、希望に近づけるように交渉してくれます。
入社日の調整を代行してもらう
内定の通知をもらったら、まずは入社日の調整をお願いしましょう。現職中の人は引き継ぎがあると思いますので、最低でも1ヵ月程度は必要ですし、退職を申し出たら引き留められることもあるでしょう。反対に、会社側もデスクやPCの手配、入社後のオリエンテーションや研修について打ち合わせをする時間が必要になります。
求職者と会社の都合を合わせるために、転職エージェントが間に入って活躍してくれるため、存分に活用しましょう。仮に、入社予定日に入社が難しくなっても、分かった時点ですぐに連絡をすれば、転職エージェントが再度調整してくれるので安心してください。
年収交渉をお願いする
求人票の年収は、あまり当てにならないこともあります。多くの場合、「経験やスキルを考慮して決定」と書かれているため、仮に年収が400~500万円となっていたとしても、400万円を下回ることはあります。
もし、「思っていたよりも年収が低い」「もう少し上げてほしい」と感じたら、転職エージェントに年収交渉をお願いしてください。転職支援のプロが代行してくれるため、自分で交渉するよりも可能性は高いでしょう。転職で年収交渉をするのは当たり前です。遠慮せずにお願いしましょう。
大手の転職エージェントを活用するときの意外な落とし穴
「リクルートエージェント」や「doda」など、大手とよばれる転職エージェントは数多くありますが、大手だからといっていい対応をしてもらえるとは限りません。そこで、意外と知られていない、大手の転職エージェントの落とし穴をご紹介します。
初回に紹介される求人があらかじめ用意されていることも
転職エージェントは面談前に、登録情報からどんな業界、仕事に興味があるのかを読み取り、事前に紹介する求人を決め打ちしています。大手によく見られる傾向としては、「IT業界でマーケティング希望者にはこの求人セット」というかたちで、数十枚の求人があらかじめ用意されています。その中から1社でも引っかかれば、といった感じです。
そのため、初回面談時に紹介された求人はあまり鵜呑みにしてはいけません。求人に「Yes/No」をはっきりつけて、担当者に返しましょう。
使う人が多いため直接面談が組みづらい
大手の転職エージェントには、毎月非常に多くの人が登録しています。しかし、アドバイザーの数は限られているため、時間的な問題で、直接面談ではなく電話面談を勧められることがあります。直接面談をしたいといえば組んでくれますが、スケジュールが延びてしまうでしょう。
利用者が多いのは仕方がないため、予定より少し早めに登録するなど、工夫して対応しましょう。
転職エージェントを上手く活用できれば内定が一気に近づく!
冒頭でもお伝えしましたが、転職エージェントに使われたらお終いです。希望通りの転職を本当にしたいのであれば、あなたが転職エージェントを使う立場にならなければなりません。そのためにも、この記事でご紹介した転職エージェントの活用方法は、すべて把握しておきましょう。