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「既卒での就活なんて成功しない」と思っていませんか?
既卒として就活をしようとしている人の中には、「既卒での就活なんて成功しない」と思っている人もいるでしょう。確かに既卒は、卒業からブランクがあります。また、スキルのある経験者と同じ枠で、選考を受けることになる場合もあるので、就職するのは大変かもしれません。しかし、内定を全くもらえないほど厳しいわけでもありません。
既卒を採用してくれる会社は意外と多い?
実は、既卒を採用してくれる会社は意外と多いのです。マイナビの調査によると、5割弱の企業が、新卒採用と同じ枠で既卒者も応募可能と答えています。新卒枠で応募できなくても、中途採用枠などで応募できる企業は多いです。
▼参考資料
大手企業へ入社できる可能性も
既卒も募集しているといっても、「どうせ中小企業ばかりなんだろう」と思うかもしれません。しかし、中小企業ばかりが既卒を募集しているわけではありません。むしろ、規模の大きい企業の方が既卒を採用しているのです。例えば、ソニーの場合は、既卒は新卒採用枠で応募することができます。
企業全体で見ても、既卒者に内定を出した割合は、従業員1001名以上の企業が36%と、301~1000名の企業が22%、300名以下の企業が10%と、従業員数が多くなるほど既卒を採用している傾向があります。
▼参考
既卒の就活を成功させるためのコツ
既卒での就活でも、しっかり対策をすれば内定を獲得することは十分可能です。では、既卒就活を成功させるためには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。求人探し、履歴書、面接の3つについて、それぞれのポイントを紹介します。
既卒におすすめな「既卒歓迎」求人の3つの見つけ方
既卒としての就職を成功させるなら、既卒を歓迎している企業に応募するのがいいでしょう。既卒を採用する枠があるわけですから、積極的に選考を受けて内定を狙いましょう。以下で、既卒就職が成功しやすい求人の見つけ方を3つご紹介します。
1.既卒の就職に強いエージェントに紹介してもらう
新卒でも就活エージェントのサービスはあったと思いますが、既卒でもエージェントサービスが存在します。既卒就活に特化している、または強いエージェントに、求人を探してもらうことをおすすめします。なぜなら、既卒での就活に実績のあるエージェントには、既卒歓迎の求人が多く集まってくるからです。非公開求人も豊富に扱っているので、自分では見つけられない求人にも応募できます。
2.既卒でも応募しやすい職種を選ぶ
既卒の人が応募しやすい職種があります。例えば、エンジニア職や販売職が該当します。興味があれば、積極的に応募してみるといいかもしれません。
エンジニア職は、IT技術を使用する機会が増えるにしたがって、需要が高まっています。そのため、多くの企業で人手不足になっており、既卒であっても就職が不利になる可能性は低いです。教育する前提で採用するため、過去の経験がそれほど重要視されず、未経験でも挑戦しやすい職種となっています。
販売職は、販売する商品が好きかどうかが、働くうえで重要です。商品への思い入れが重視されるため、既卒でもアピール次第では内定をもらうことができます。
3.新卒向けのナビサイトも使ってみる
新卒向けのナビサイトは、既卒にとっては役に立たないと思うかもしれません。しかし、既卒の応募が可能な求人も多く掲載されています。マイナビやリクナビなどの新卒ナビサイトにも登録し、求人を探してみましょう。
既卒就活を有利にするための履歴書作成の3つのポイント
企業に応募するにあたって、まず行うのが履歴書の作成です。履歴書を読んだ人に「実際に会ってみたい」と思わせて、面接へつなげましょう。印象に残る履歴書を作るためのポイントを、以下で3つご紹介します。
1.「見やすい」履歴書で第一印象をよくする
履歴書を確認する人が意外と重要視しているのが、「見やすい」ことです。何を書くかも重要ですが、字をきれいに書く、誤字脱字をしないといったことは当たり前ですが、文字の開始位置や余白にも気を配ってみてください。履歴書による第一印象が良ければ、のちの選考にもプラスになります。
2.オリジナリティあふれる志望動機を伝える
既卒就活の場合は、スキルや経験よりも志望動機が重要視されます。卒業後のブランクがあったり、他の応募者(第二新卒など)よりも社会人としての経験値が少なかったりするからです。ハンデを埋めるために、志望動機をしっかり考えることが求められます。
志望動機を通じて、履歴書を読む人に好印象を与えるためには、自分なりの言葉で書いた文章が有効です。企業のHPに書いてある言葉などを多用すると、履歴書のスペースを埋めるために、適当に書いたと思われる可能性もあります。自分なりの志望動機をしっかり見つけて作成しましょう。
以下に、例文を記載しました。自分の性格や経験を、企業の魅力につなげて書けるかがポイントです。
【例文】志望動機
私は、個人的な趣味でスマートフォン向けのゲームづくりをしております。最先端のゲームを作成するのは難しいですが、やりがいがあります。貴社では、VRを取り入れたゲームでは他社と比較しても一歩先に進んでいると感じるので、これまでにないゲームを開発したいと思い、志望しました。
3.自己PRで会社に貢献できることをアピールする
採用担当者は、自社に貢献してくれる人材を採用したいので、自分が会社に貢献できる人材であることをしっかり伝える必要があります。
既卒だとしても、在学中や卒業後に力を入れていたことをできる限りアピールしましょう。アルバイトやインターンの経験がある人は、社会人として必要な能力を身につけていることを示しましょう。資格取得のための勉強をした経験がある人は、勉強する過程で得たことや工夫したことを伝えましょう。
以下に、例文を記載しました。社会人になっても応用できるスキルがあることを具体的に説明し、最後に決意表明をしましょう。
【例文】自己PR
コンビニエンスストアでのアルバイトで、相手の気持ちを汲み取った対応をすることを学びました。新人アルバイトのトレーナーをしているのですが、1回教えれば分かるだろうという気持ちにならずに、分かるまで何度も教えました。貴社でもこれまでの経験を生かして社内の人と円滑にコミュニケーションをとっていきます。
既卒の面接で対策しておくべき3つの質問と回答例
既卒就活を成功させるにあたって、最後の関門が面接です。既卒の面接で、よく聞かれる質問と回答例を、以下で3つご紹介します。
質問1.「なぜ既卒になったのですか?」
面接官にとって、なぜ既卒になったのかは当然気になるところです。一般的には、卒業後にすぐ就職すると思われる中で、なぜ既卒になったかという理由を知りたいからです。説得力のある答え方をして、きちんとした理由があって既卒になったことを説明しましょう。
回答する際は、冒頭で既卒になった理由を簡潔にまとめ、新卒時の自分についての反省点を述べます。最後に、今は反省を生かして、就職活動をしていることを伝えましょう。
【回答例】既卒になった理由
新卒で内定をいただけなかったためです。周りの意見に流されて、はっきりした志望動機もなく応募していたからだと思います。最初は途方に暮れていましたが、新卒として働く同級生の姿を見て、「このままではいけない」と思い、本気で就職活動を再開することを決意しました。
質問2.「既卒の期間は何をやっていましたか?」
既卒であるとはいえ、何もせずに遊んでいたのでは印象が悪いです。大学などの卒業後、スキルアップも特にしていないということになりますから、ただでさえ同年齢の人と社会人経験において差がついている既卒の人を採りたいとは思いにくいでしょう。
回答する際は、既卒であっても何かに取り組んでいたことを伝え、少しでも自分が成長したことをアピールしましょう。できれば、社会人として応用できる経験を話すことが望ましいです。
【回答例】既卒の期間中にやっていたこと
塾講師のアルバイトをしていました。新卒で内定をいただけなかった理由は、分かりやすく伝える能力の不足であると感じ、伝える能力を養いたいと考えたからです。子供を相手に分かりやすく伝えるのは難しく、非常に苦労しました。自分では理解できると思っていても、さらに分かりやすく伝えないと相手には伝わらないのだと気づきました。
質問3.「わが社を志望した動機は何ですか?」
既卒からの就職だと、志望動機が重要視されます。他の応募者(第二新卒など)よりも経験値が少ないためです。志望動機でスキル不足をカバーしましょう。
回答する際は、学生時代や既卒時の経験をもとに、自分なりに志望する会社に入りたいと思った動機を説明しましょう。
【回答例】志望動機
大学時代に専攻した分野の知見が活かせると思うからです。大学時代は、教員免許を取得するために勉強していました。経験を活かしたいと思い、学習塾を運営している企業を中心に応募しています。私は、子どもの学力を上げるだけでなく、人間性を養うことも重要だと考えています。御社の説明会やOB訪問で、私が持っている考えと同じことを、一貫して強調しておられたのが印象に残っているため、教育業界の中でも御社を志望しています。
既卒での就活を成功させるための大事な心構え
既卒で内定をもらうには、コツやノウハウも必要ですが、同じくらい重要なのは、就職活動における心構えです。心構えができていないと、就職活動のやり方が合っていても内定が出にくいので、常に意識するようにしましょう。
結果が出なくてもネガティブに捉えすぎない
決して簡単ではない既卒の選考を受けるわけですから、残念ながら内定をもらえないこともあると思います。結果が出ないとしても、ネガティブな気持ちにならないかが非常に重要です。面接官にもネガティブな気持ちが伝わって、印象が悪くなってしまうからです。
新卒時と同じ気持ちで選考に臨まない
既卒での活動は、新卒時の就職活動と比べると難しいです。既卒でもポテンシャルや熱意は重視されますが、ブランクの有無などの面では新卒と違うからです。新卒時の就職活動より難しいという事実を直視して、応募段階から面接まで気を抜かずに、できる準備はすべて行うという気持ちを新卒以上に持てるかが、内定をもらえるかどうかの分かれ道になります。
就職活動に不安がある既卒は就職エージェントに相談するのもおすすめ
既卒の就職活動は、新卒や経験者と比較してのハンデをカバーする必要があります。未経験でも採用してもらうためにはどうアピールすればいいかなど、分からないことも多く大変だと思います。自分ひとりで内定を獲得できるのかと不安になるかもしれません。
そんな時は、就職エージェントに相談してみるのがおすすめです。面談などを通して、それぞれの希望や適性に合った求人を紹介してくれます。そのため、自分では気づかないような、求人を選ぶ際のポイントも分かるかもしれません。非公開求人も多いので、自分では見つけられない求人にも応募できるでしょう。また、履歴書の書き方や面接での答え方も、マンツーマンで指導してくれます。一人では気づかないような点にもアドバイスをもらえるので、就活のやり方に困っている既卒の人にはメリットが大きいでしょう。
既卒の就活で使って欲しいおすすめのエージェント3選
「マイナビジョブ20'sアドバンス」は、卒業後3年未満の既卒の就活サポートに力を入れているサービスです。既卒者の採用に積極的な企業とのマッチング選考会を開催しており、最短2週間で内定をもらえる可能性があります。3・4月限定のサービスなので、気になる人はお早めにお申し込みください。
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口コミ数:11
履歴書や面接のポイントを踏まえてポジティブな気持ちで選考に臨もう
既卒での就活は新卒のようにはいかないため、就職活動が順調に進みづらい場合もあるでしょう。ただ、既卒だった期間に何をしていたか、今までの経験からなぜ応募した会社で働きたいかがしっかり話せれば、一緒に働きたいと思ってくれる企業と出会えるでしょう。
もし、就職活動のやり方に迷ったら、エージェントに相談して助けてもらいましょう!