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転職エージェント選びで最も重視したいこと
転職活動において、転職エージェントは非常に大きな役割を果たします。企業の求人情報の紹介から面接のセッティング、書類の書き方や面接対策といったアドバイスなど、あらゆる面でサポートをしてくれます。
それだけ大きな役割を担う転職エージェントですが、選ぶ段階で失敗してしまっては意味がありません。そのため、「自分が希望する企業の条件を持っているか」「信頼できるエージェントがいるか」を特に重視して選ぶようにしてください。
「マッチ求人」と「優良コンサルタント」に出会えるか
転職エージェントを選ぶ際にまず重要になるのは、自分にマッチする求人を保有しているかどうかです。転職エージェントによって保有している求人の特徴は異なるので、適当に登録すると最適な企業の紹介が受けられません。
また、優良なコンサルタントに出会えるかも重要です。担当コンサルタントが経験豊富で実力のある人であれば、有益な情報をもとに的確なサポートを提供してくれますが、逆に経験が浅い場合は求める情報すら得られない可能性もあります。
転職エージェント選びで失敗しないポイント5つ
それでは、ここから具体的に転職エージェントを選ぶ際の5つのポイントをご紹介します。失敗しない転職エージェント選びを効率よくしていきましょう。
1.【大原則】必ず3社以上に登録する
大原則として、転職エージェントは必ず3社以上に登録しましょう。転職エージェントにはいくつかの種類があり、企業によって強みとする業界や職種が異なるからです。複数の転職エージェントを利用することで選択肢が広がり、それだけ転職成功への道が増えるといえます。
体験談
初めはとくに転職エージェントに対するこだわりはなかったので、1社だけしか使っていませんでした。しかし、実際に使い続けてみると「他社はどうなんだろう」「何か他にいい求人を紹介してくれるかも」と思ったので、他に3社登録したところ、被り求人もありましたがいい求人を結構紹介してもらえました。最初から登録しておけばもっと効率的に情報収集できたなと後悔しましたね。(34歳/男性/広告)
「比較→絞り込み」が選び方では最も重要
複数の転職エージェントに登録したら、それらを比較して自分に最も合っているエージェントに絞り込みましょう。そうすることで、最も有益な情報をもたらしてくれて、求めるサポートを提供してくれるエージェントを見つけることができます。
2.「総合型」と「特化型」の2種類に登録
「総合型」と「特化型」の2種類には最低でも登録しましょう。超大手の転職エージェントはほとんど総合型であり、幅広い求人情報を多数持っています。反対に特化型の転職エージェントは、特定の業界や職種に精通しているからこその情報を持っており、業界特有の事情などをつかんだうえで転職のサポートを行っています。
それぞれのメリットとデメリットを比較する
強みの異なる2種類の転職エージェントには、メリットとデメリットがあります。総合型のメリットは、まずは求人情報が豊富なこと。デメリットとしては、専門職や高収入クラスなど特殊な転職活動には向いていないことがあげられます。一方、特化型は専門分野の転職サポートに大きな力を発揮します。しかし、求人数がその分絞られるので、紹介してもらえる企業の数は少なめです。
こうしたメリットとデメリットを比較したうえで、双方の強みを上手に活かしていくことが大切です。
3.「非公開」を含む求人件数の多さ
転職エージェントが保有する求人情報の中には、企業のホームページや一般の転職サイトには公開されず、登録しないと見ることのできない「非公開求人」が数多くあります。仕事内容や待遇が魅力的で応募者が殺到してしまうのを防ぐためであり、知名度の高い企業や大手企業に多く見られるでしょう。
また、転職エージェントも企業側のニーズにマッチした人材しか紹介しないので、公開されている求人情報に比べてライバルが少ないというメリットもあります。
4.サポート内容の充実さ
基本的にどこの転職エージェントでも同じサポートを提供しています。しかし、同じとはいってもサポート内容も重要な選び方のポイントで、「コンサルティングにじっくり時間をかける」「面接ごとに履歴書の添削を行う」「面接対策に力を入れている」など、各社でサポート体制には違いがあります。つまり、転職エージェントによって同じサポートでも充実さが異なるのです。
一番重視したいサポートに強いところがベスト
転職エージェントで受けられるサポートは、履歴書・職務経歴書の添削や面接でのマナーといった基本的なことから、キャリアの棚卸しの仕方、印象的な自己PRのコツなどハイレベルなサポートまで様々です。
そのため、自分にとって必要なサポートは何かということを考え、そのサポートを得意としている転職エージェントを利用するのがベストです。
体験談
私は大手と中小を含めて3社ほど転職エージェントを利用していたので断言できますが、面接対策のレベルは各社によってまったく違います。一般論のアドバイスをするエージェントがいれば、企業の特徴にあわせて対策をしてくれるエージェントもいます。これは、大手だから面接対策のレベルが高いというわけではなかったです。もちろん、担当者によってもレベル感は変わると思いますが、公式サイトや口コミ、初回面談時に事前確認しておくのをおすすめします。(29歳/女性/IT)
5.担当コンサルタントとの相性
さらに考えたいのは「キャリアアドバイザーとの相性」です。担当コンサルタントと相性が悪いとコミュニケーションが取りづらく、気疲れしてしまいがちです。人間関係の問題なので実際会ってみるまで分からない部分ではありますが、WEBサイトなどで事前に分かりそうな場合はチェックしておきましょう。
合わない場合は担当者を「変える」か「退会」する
担当のコンサルタントが自分には合わないなと感じたら、遠慮なく担当の変更を申し出ましょう。もしくは、転職エージェント自体を退会するのもひとつの方法です。転職エージェントは数えきれないほどあるので、一社を退会しても選択肢は豊富にあります。
転職成功率が上がるおすすめ転職エージェント3選
転職活動を進めてみると、「自分に合った企業が分からない」「目移りして求人を絞れない」「書類選考に通らない」「面接対策に自信がない」など様々な問題に悩まされると思います。そういった人は、このままひとりで転職活動を進めても失敗して長引かせてしまうだけでしょう。ブランク期間や経済面、今後のキャリアのことを考えると、スケジュール通り効率的に転職を成功させたいものです。
そんな時にぜひ頼ってほしいのが「転職エージェント」です。転職支援のプロであるエージェントに相談すると、自分の希望や性格に合った優良求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削&アドバイス、面接対策などをしてくれます。転職エージェントを利用しなければこれらのサポートを受けられませんが、登録して相談するだけで転職成功率を高めることが可能です。
転職での悩みはひとりで抱えて自己解決するよりも、プロからの客観的なアドバイスを参考にした方が失敗するリスクを簡単におさえられます。利用は無料なので、まずは気軽に相談だけでもしてみると、転職成功のカギを見つけられるでしょう。
1.リクルートエージェント
転職業界で求人数と実績で圧倒的なNo.1を誇るのが「リクルートエージェント」です。求人数は非公開とあわせて約200,000件、転職成功実績は約410,000件を誇る最大手なので、まず最初に登録すべき転職エージェントだといえるでしょう。転職に必要なサポートも充実しており、提出書類の添削&アドバイス、面接対策、企業から収集した生の情報をもとにした業界・企業情報の提供など、すべてを徹底的に支えてくれます。
最大手になるので登録にハードルを感じる人がいるかと思いますが、相談だけでもOKとしているので、担当者と今後のキャリアプランを考えたうえで転職するかどうか決めることも可能です。
2.doda
業界規模2位を誇る「doda」は優良企業や高年収などのプレミアムな非公開求人が全体の80%を占めており、そのどれもが質が高いと評判です。また、他社にはないdoda限定の求人があるのも特徴のひとつですので、求人の紹介を受けるだけでも非常に価値があります。
求職者ひとりに対して2名の専門アドバイザーがついて一連の転職活動をサポートしてくれるので、初めての転職でも安心です。転職活動に不安がある人は、ぜひ相談してみましょう。
3.マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は人材業界大手ということもあり、全国にわたって様々な企業と密なコンタクトをとっているので、マイナビ独自の情報を数多く持っています。そのため、他社にはないマッチング力とサポート体制に強みがあり、転職成功率も非常に高いです。
特に若い世代から支持を集めており、「20代に信頼されている転職エージェント」でNo.1になっているので、初めて転職する第二新卒や既卒におすすめだといえるでしょう。20代が不安になりがちな今後のキャリアの方向性の相談や職務経歴書の作成アドバイスなど、時間をかけて親身にサポートしてくれるので安心です。
まとめ
転職エージェントの選び方でまず基本となるのは、3社以上に登録することです。その際、総合型や特化型など、強みが異なる3社を選ぶようにましょう。
非公開を含む求人情報の数やサポート内容、個人情報の扱い方なども事前のチェックが必要です。最終的にはコンサルタントとの相性も重要になってくるので、合わない場合は担当変更をお願いするか、退会して別の転職エージェントを利用しましょう。
この記事で紹介したサービス
- 東証1部上場「リクルートエージェント」
- 全国36拠点の人材事業「doda」
- マイナビグループ「マイナビエージェント」