第二新卒が退職理由を面接で伝える際に守るべきポイント3つ

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目次

  1. 平成26年度の第二新卒の人数は約14万人
  2. 第二新卒で一番多い退職理由は「労働時間や休暇などの条件が良くなかった」
  3. 面接で退職理由を伝える際のポイント3つ
  4. 転職エージェントに相談すると好印象な退職理由の伝え方を教えてくれる
  5. まとめ

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第二新卒とよばれる人たちが全国にどれくらい存在しているか知っていますか?
厚生労働省の「新規大卒就職者の産業別離職状況」によると、平成26年度の第二新卒の人数は約14万人となっています。全就職者の約3割の人数になるので、決して少ないとはいえないでしょう。
第二新卒の人数は年々増えてきていますが、割合は毎年約3割程度でほぼ横ばいとなっています。

▼参考

第二新卒という聞こえは悪くない。しかし...

第二新卒の人数と割合が分かりました。第二新卒、一見聞こえは悪くないように感じますよね。しかし、これを言い換えると毎年3割の新卒が退職していることになります。なぜ、こうも毎年退職者が出てしまうのでしょうか?
以下で、第二新卒がどんな理由で退職しているかご紹介します。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成」によると、第二新卒の退職理由は「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため」が一番多かったです。過度な残業時間や休日出勤が多いことが要因として考えられるでしょう。また、年末年始や盆休み、GWなどで休暇が支給されないのも、不満の大きな原因になっていると予想できます。

▼参考

ポジティブな退職理由は少ない!ネガティブなものばかり

次いで、「肉体的・精神的に健康を損ねたため」「自分がやりたい仕事とは異なる内容だっため」が退職理由で上位にあがってきています。
総じて言えるのは、どれもネガティブな退職理由ばかりだということです。ポジティブな退職理由を答えた人はかなり少ないのです。

第二新卒の退職理由ランキングTOP15

1位:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため
2位:肉体的・精神的に健康を損ねたため
3位:自分がやりたい仕事とは異なる内容だっため
4位:人間関係がよくなかったため
5位:仕事が上手くできず自信を失ったため
6位:賃金の条件がよくなかったため
7位:ノルマや責任が重すぎたため
8位:キャリアアップするため
9位:会社に将来性がないため
10位:結婚・出産のため
11位:希望する条件により見合った仕事が他に見つかったため
12位:学校で学んだことや、自分の技能・能力が活かせられなかったため
13位:倒産、整理解雇又は希望退職に応じたため
14位:通勤困難であるため
15位:介護、看護のため
※男女のパーセンテージの合算で順位付け

体験談

新卒で入社した会社は選考時にはすごくホワイト企業アピールしていたのに、実際入社してみると毎日5時間以上の残業が普通であり、終電に追われながらの帰宅を強いられていました。終電で帰れずに、会社に止まって始発で帰ることもざらです。プライベートの時間を確保できないことが苦痛で、このまま居続けたらいつか体を壊すとも感じたので、入社して半年とちょっとでしたが退職しました。多少の残業ならどうってことないですが、月に100時間を超えるレベルにはさすがに耐えられませんでした。(24歳/女性/IT)

面接では、高確率で退職理由が聞かれるでしょう。退職理由の答え方によって、面接官が抱くあなたへの印象は大きく変わります。
面接を突破して転職を成功させるためにも、退職理由を伝える際のポイントを知っておきましょう。

1."ネガティブ"な退職理由を"ポジティブ"に変える

面接で退職理由を伝える際のポイント1つ目は、"ネガティブ"な退職理由を"ポジティブ"に変えるです。例えば、「給料が低かったので退職しました」と正直に答えると、面接官は「給料に見合った仕事はしていたの?給料が高いところがいいなら、別に弊社じゃなくてもよくない?」などと思ってしまうでしょう。そのため、「仕事の成果をきちんと評価してくれる会社で働きたいと思ったから」などに言い換えると、印象は良くなります。
ポジティブに言い換えたからといって退職理由の本質が変わることはないので、嘘をつくことにはなりません。

2.仕事に対して前向きな姿勢があると魅せる

退職理由を述べるだけでは後ろ向きな印象はぬぐえないので、仕事に対して前向きな姿勢があるということをさりげなくアピールしましょう。

「①前職はデスクワークで事務的な作業がルーチン化しており、これ以上キャリアアップできないと感じました。
「②しかし、御社であれば新しいことに日々挑戦できるとともに、自身のキャリアアップが望めると確信できたので、御社で仕事がしたいと思いました。」

退職理由を質問した際に、①だけが返ってくるのと①と②がセットで返ってくるのとでは、後者の方が印象がいいと思いませんか?志望企業で仕事がしたいという意欲が感じ取れると思います。仕事に対して否定的な人を採用したいとは思いませんからね。

3.退職理由と志望動機に一貫性をもたせる

面接で退職理由を伝える際の最後のポイントは、退職理由と志望動機に一貫性をもたせることです。前職を給与が低いことで退職したのに、志望動機がやりたい仕事ができるからでは話の辻褄が合いません。そういった矛盾した内容に面接官は不信感を抱くでしょう。
そのため、退職理由と志望動機の一貫性は重要なのです。“前職ではできなかったけど弊社だったらそれが実現できるのか“と思わせることができれば、自然と内定獲得に繋がるいい雰囲気に流れていくでしょう。

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「どうやって伝えればいいか分からない」「退職理由がちょっと特殊でどう伝えようか困っている」

そんな人は業界No.1の転職エージェントである「リクルートエージェント」に相談するのをおすすめします。退職理由の好印象な伝え方を実戦形式の面接対策の中でアドバイスしてくれます。あなたの退職理由に合わせたポジティブな言い換え、さりげなく好印象を残せるちょっとしたコツなど、これまで多くの転職者を支援してきたプロならではのフォローは非常に心強いです。
内定が獲得できた後は年収交渉や入社日交渉などを代行してくれるので、面倒なやり取りを企業としなくて済むのも助かりますよね。

第二新卒の退職理由の上位は、労働条件や健康面、仕事内容などの不満からくるものでしたね。どんな理由で退職するかはその人によって違うので、一概に良し悪しを付けることはできません。
しかし、どんな退職理由でも面接で答える際は注意しなければなりません。正直に答えすぎて面接官に悪印象を与えてしまっては意味がありません。同じ内容でも、伝え方次第で印象を大きく変えることができるので、ここで紹介したポイントを押さえておきましょう。
退職理由の好印象な伝え方が分からない、絶対に転職で失敗したくない人は、転職エージェントに相談してサポートを受けるのをおすすめします。

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