銀行リテール営業や金融機関向けコンサルタント等を経てフリーランスとして独立。起業支援施設でコーディネーターをしていた際「お金とキャリアに関する悩みを切り離して考えることはできない」と考え、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)に加えてキャリアコンサルタント資格を取得。多様な仕事(20職種以上)で培ったコミュニケーション能力をフル動員し、クライアントへの共感を大切にコンサルティングを行う。
目次
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転職エージェントは登録/相談だけでも問題ない
結論、「登録だけ」「相談だけ」などの、転職エージェントの「だけ使い」は問題ありません!むしろ、多くの方が「登録者限定の求人を見たい」「複数の転職エージェントを比較したい」「今転職すべきか相談した結果で決めたい」などの理由で「だけ使い」をしています。
転職エージェント側としてもOK
そして、転職エージェント側も、登録者全員が今すぐ転職したい人ではないということを知っているため、安心してください。
たとえ利用者が「だけ使い」をして実際に転職活動を行わなかったとしても、転職エージェント側にもメリットがあるのです。
登録者数が多いと転職者と企業の両方にアピールできる
そのメリットとは、登録者数という数字で、転職者と企業の両方にアピールできることです。どんなサービスでも、利用を検討している人は利用者数や実績が多いところを選ぶ傾向があるため、第一印象として登録者数は非常にインパクトがあります。そして、「登録者数が多い=マッチする人材が見つかりやすい」という考えのもと、企業も求人紹介をお願いします。
後からでも転職する気になってくれれば売上につながる
転職エージェントは、求職者が転職に成功することで利益を得ています。そのため、今すぐ転職したい人だけでなく、今後検討したいという"潜在層"も囲っておきたいのです。その潜在層の人が、3ヵ月後でも半年後でも、転職する気になってくれれば売上につながります。
転職エージェントに登録だけであっても、拒む理由は特にありません。
いたずら目的で時間を取られることはデメリット
一方で、まったく転職活動に興味のない、いたずら目的の相談だけの場合はただ時間を無駄にするだけなので、転職エージェントにとっては唯一のデメリットといえます。
転職エージェントからすると、自社で利益が上がるのは「求職者が企業に採用された時」です。つまり、その可能性がゼロの人が登録・相談してもメリットにはなりえません。
転職エージェントに登録だけするときの注意点とは
転職エージェントに登録だけしても問題ないとお伝えしましたが、注意点があります。場合によっては、思うように情報を集めることができなくなることも。転職エージェントに登録だけするときの注意点とは何なのでしょうか。
「登録だけしました」と伝えるのはNG
転職エージェントの「だけ使い」をする場合、担当アドバイザーに「登録だけしました」と正直に伝えるのは避けましょう。転職エージェントのビジネスモデル上、利益を得るために、実際に転職に成功する可能性がありそうな求職者を優先的にサポートします。
もし、あなたが「登録だけした」という旨を正直に伝えた場合、転職エージェントは当然ですがサポートの優先度を引き下げたり、自動配信メールしか届かなくなったりするでしょう。
「転職の意志は無い」と伝えるのも良くない
転職エージェントは現職についての相談にもある程度は乗ってくれます。しかし、それは「転職した方がいいのでは?」という提案ができる前提での話です。
つまり、相談だけして現職を辞める意志がゼロだった場合は、転職エージェントにとっては時間と労力のムダになってしまいます。あくまでも「転職しようか悩んでいる」という姿勢でカウンセリングを受けましょう。
現職の相談をすること自体は問題ない
登録だけしておけばいつでもサポートを受けられる?
転職エージェントに登録だけしておけば、転職活動を始めたくなったときに、すぐに再開できるのか気になりますよね。もし、サポートを受けられないのであれば、登録を控えることを考える人もいるでしょう。以下で、転職サポートを再開する方法をご紹介します。
基本的にいつでも転職サポートは再開できる
転職エージェントに登録だけしていた場合でも、基本的にはいつでも再開できます。やる気が出たときや、アドバイザーにキャリア相談をした後に転職活動を始める気になった場合など、転職エージェントが必要になったときに連絡をすれば大丈夫です。
そのときは、転職活動を始めたいという旨を担当アドバイザー、もしくは転職エージェントの問い合わせ窓口に伝えましょう。すぐに転職サポートを再開してくれます。
再開できない場合は再登録をしよう
転職エージェントによっては、サポートに期間を設けているところもあります。例えば、「リクルートエージェント」は3ヵ月といった具合です。
しかし、サポート期間が終了してしまった場合でも、再登録をすれば再び使うことができます。再登録するだけなので、サポート期間が過ぎてしまっても焦る必要はありません。
【疑問】無理に転職を勧められる事はない
良いエージェントは、やみくもに転職を勧めたりしません。転職するのはあなたですから、あなたの意思が重要だと考えています。あなたの意思を明確にし、また、尊重するために、あなたの経歴やスキル、価値観や転職の条件、タイミングなどについてヒアリングをした上で、意思を確認しながら求人案件を提供します。提示された求人案件に対して、自分が思っている案件ではない場合、NOと伝えることもできます。また、エージェントに相談する中でご自身の考えが変わって「やっぱり転職せずに今の会社で頑張ろう」となったとしても、それがあなたの意思であれば、やはり無理に転職を勧めるということはありません。
登録だけでもしておくといいおすすめの転職エージェント5選
最後に、登録だけでもしておくべきおすすめの転職エージェントを5つ厳選してご紹介します。登録者数や転職支援実績、サポートの質が高いと評判の転職エージェントを選びました。これらに登録だけでもしておけば、いずれ行う転職活動をスムーズにスタートできますので、2~3社に登録しておくといいでしょう。
【業界大手】リクルートエージェント
登録だけでもしておくべき転職エージェントの第一候補は、やはり「リクルートエージェント」でしょう。転職業界で、求人数と支援実績でNo.1を獲得しているため外せません。幅広い業界・職種の求人を最も多く保有しており、常に転職者のニーズを優先したベストな提案を行っています。
「とりあえず転職エージェントに登録だけして、求人を見てみたい」という方に非常におすすめです。言わずと知れた東証一部上場のリクルートグループであるという点でも、安心・信頼できるのではないでしょうか。
リクルートエージェント
3.9
口コミ数:71
【業界大手】doda
2番目の候補が「doda」です。業界トップクラスの非公開求人を保有しており、その多くが優良企業で、年収500万円以上や年間休日日数120日などのプレミアム求人です。
「現職を続けようか悩んでいる」や「年収UP・キャリアUPの可能性を知りたい」という人は、まずはプロのカウンセリングを無料で受けてみましょう。現時点で世の中に出回っているリアルな求人情報を知る良いきっかけになるでしょう。
doda(デューダ)
4.2
口コミ数:57
【業界大手】マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業まで、若年層の採用に積極的な企業の求人を多く扱っているのが特徴。転職で不安になりがちな、志望動機作成や面接対策にも力を入れています。
「転職するならとりあえずマイナビ」というのは、もはや業界の常識になっています。20代から最も信頼を集めている転職エージェントであるため、特に第二新卒の人は登録必須でしょう。
マイナビエージェント
3.9
口コミ数:97
【業界大手】ワークポート
「ワークポート」は、幅広い業界・職種の求人を保有しておきながらも、IT・Web業界の求人に強いのが特徴です。また、転職決定人数ランキングで1位を獲得するなど、実績をしっかり積み重ねているため、サポートは万全。
「とりあえずIT業界の求人を探してみたい」「いざ転職するとなったら実績あるエージェントがいい」という方におすすめです。自分の実力で、業界ではどれぐらいの条件の求人情報が出回っていいるのかを知っておくのも良いかもしれません。
WORKPORT(ワークポート)
3.5
口コミ数:21
基準は3つあります。1つ目は、初回面談時にあなたのキャリアに関する過去と未来の話をしっかり聞いて理解してくれたかどうか。エージェントが理解していれば、あなたの理想に近い企業を紹介してくれるため、効率良く転職活動ができるでしょう。2つ目は、良質な求人案件を持っているかどうかです。こちらは比較しなければ判断が難しいため、大手を含む複数のエージェントに登録されることをお勧めします。3つ目は、あなたが受けたい企業にあなたを売り込んでくれるスキルがあるかどうか、です。書類選考で落ちることが続く場合、エージェントによる売り込みが弱い可能性があります。この場合、他のエージェントと会うことも考えてみましょう。
【まとめ】まず転職エージェントに登録/相談だけでもOK
mもしも今すぐの転職を考えていない場合であっても、転職エージェントに登録だけをする、もしくは相談だけすることも可能です。
登録や相談は無料であり、いたずら目的でなければ両者にとってメリットばかりなので、むしろおすすめだといえるでしょう。登録だけしておいてもいつでもサポートは再開できますし、再登録もできるため、自分の目的に合わせて遠慮せずに使い倒してください!
この記事で紹介したサービス
- 東証1部上場「リクルートエージェント」
- 全国36拠点の人材事業「doda」
- マイナビグループ「マイナビエージェント」
- 人材紹介専門で16年「ワークポート」
あなたの現職における悩みを聞くことや、解決方法に関するアドバイスをすることもエージェントの仕事の一部です。また、すべての相談者が転職の意思を固めてエージェントを利用している訳ではありません。プロと話したり、実際の求人案件を見ることで自身の考えや状況が整理され、「今の会社でもう少し頑張ってみよう」と思われる方もいます。エージェントはあなたのこと(経歴、スキル、価値観など)をよく知った上で、そもそも転職した方が良いのかを踏まえたキャリア相談に乗っています。転職自体、相談者の仕事における悩みを解決する方法の一つに過ぎない、とエージェントは理解しているのです。