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転職失敗は二度ありえる
「転職失敗」と聞くと、面接に受からないことを想像する人が多いと思いますが、実はもうひとパターンあります。それは、実際に転職した後に気づく「この会社じゃなかった」というパターンです。つまり、転職失敗は二度ありえるのです。
1.書類を提出しても面接を受けても内定が出ない
応募企業をきちんと理解できていない、自分のアピールポイントを適切に伝えられていないといったことが原因です。
2.転職後に分かる「この会社じゃなかった」
このギャップに気がつくパターンは、言われていた条件と違っていた、思っていた仕事と違っていたなどが該当します。主にリサーチ不足が原因です。
内定をもらえずに転職に失敗する理由と対策4つ
それでは、転職に失敗した実例を見ながら、理由と対策について考えていきましょう。まずは、内定をもらえずに転職に失敗する理由と対策についてです。
1.履歴書の内容が新卒レベル
失敗談
正直、初めての転職を甘く見ていたこともあって、具体的な転職活動の進め方は分かりませんでしたが、就活の時みたいに進めれば大きく間違えることはないだろうと思ってとくに下調べなどは行いませんでした。履歴書も新卒時の就活で残っていたものを引っ張り出して、年齢を変えて職歴を追加したくらいで応募企業に送っていたのですが、3社連続で書類審査に落とされてしまいました。(25歳/男性/IT)
失敗の原因は明らかですが、履歴書の内容に問題があります。具体的にいうと、履歴書の内容が新卒レベルで、転職市場では評価されないものだったのです。そういった人は、「やる気」ばかりを主張してこれまでのスキルをしっかりアピールできていないだけでなく、キャリアプランが明確になっていません。
まずは自分のスキルを具体化して経験を棚卸しましょう。応募企業が求めている人材と経験に合致していることをアピールしなければならないので、会社の事業内容や仕事内容を細かく調べ、それに沿った志望動機、自己PRをを作成することが必要です。
就活と転職活動は一緒だと考えないようにしてください。
2.面接官の質問の意図を理解していない
失敗談
面接から聞かれそうな質問をピックアップして、その回答をしっかり用意していたのでわりと自信がありました。実際の面接でも受け答えはできていたと思うので、手ごたえは感じていたのですが、何社受けても落ちるばかり。気持ちのいい回答はできていたと思うので、なぜ落ちたのか自分でも分かりません。(29歳/女性/保険)
このケースで見られがちな失敗要因は、面接官の質問の意図を理解していないことです。例えば「今までで一番苦労した仕事のエピソードを教えてください」という質問の場合、本来はそれをどう乗り越えたかという意図で聞かれますが、本当に苦労した話だけをしてしまう人は多いです。
自分でこれでいいという視点ではなく、面接官が求めている回答はこれで合っているのかを意識して、何を伝えるか考えるようにしましょう。
3.転職動機で「年収」や「ポジション」を口にしてしまっている
失敗談
30代も後半を迎えようとしていたので、転職してもうワンランクのキャリアを目指そうと思いました。仕事内容は今のままで、これまでの経験を活かしてマネージャー以上かつ年収420万以上を希望にして、企業に応募をしていました。自分の希望をどうしても叶えたかったので面接で正直に伝えていましたが、やはり印象は良くなかったようで、最終面接で落とされることが多かったです。(34歳/男性/IT)
気持ちは分かりますが、転職の動機として「年収」や「ポジション」ばかりを口にしてしまうのはNGです。スカウトや引き抜きであれば交渉の余地は十分ありますが、それ以外のケースで年収やポジションだけを動機としていると「うちの会社である必要はない」と思われてしまいます。
実際の理由はそうだったとしても、なぜその企業を選んだのか、何に共感したのかをしっかり伝えるようにしましょう。年収やポジションは内定後に相談しするといいです。
4.退職理由がネガティブな現職批判ばかり
失敗談
自分は上司との関係が悪くなり、これ以上この人の下で働きたくないと思ったので、転職先が決まる前に退職しました。退職後の面接では前職の退職理由が必ず聞かれ、自分の中で不満がけっこう溜まっていたので、少し抑えながら伝えると面接官もうなずきながら話を聞いてくれていたので、あまり印象は悪くないとその時は感じていました。しかし、「弊社が求める人物像とのズレが見受けられたので、今回の採用は見送らせていただきます」とのメールが後日届き、企業理念などに共感したことは伝えていたので、具体的にどこが悪かったのか分かりません。(24歳/男性/不動産)
退職理由が現職批判ばかりのネガティブなものだと、印象は最悪です。「残業が多かった」「人間関係が悪かった」といった理由で退職する人は実際多いですが、それを面接で伝えたところでプラスには働きません。また同じような理由で辞めるのだろうと思われて落とされるだけです。
3つ目と共通するところはありますが、実際の理由がそうだったとしても、ポジティブな転職理由に変換して伝えるようにしましょう。退職理由は、同じような状況になった時に退職する可能性があるかどうかを判断するために聞かれますので、ポジティブな方が印象は圧倒的にいいです。
転職後に失敗したと気づく理由と対策3つ
次に、転職した後に失敗したと気がつくケースを詳しくみていきましょう。転職後に気づく失敗には大きなリスクがありますので、対策をしっかりおさえておきましょう。
1.年収を優先し過ぎて他条件に目を向けていなかった
失敗談
お金を稼ぐために仕事をしているようなものだったので、転職では年収を第一に考えて動いていました。希望の年収に近づくように検索条件を絞って求人を探し、納得した企業に応募しました。数社受けて、希望年収を超える企業から内定が出たので即座にOKを出し、入社しました。しかし、実際に働いてみると仕事内容は意味が分からず、福利厚生もないようなもので、仕事環境が著しく悪い会社だったのです。年収は良かったですが、このまま働き続けるといつか限界が来ると思ったので、約3ヵ月で再転職しました。(29歳/男性/IT)
年収は大事で優先したいという人は多いですが、他の条件の確認を怠ってしまうと後悔してしまいます。実は残業が多い、人間関係が非常に悪いなどは実際に入社しないと判断するのは難しいので仕方ありませんが、福利厚生や仕事内容などは求人票などから把握することはできます。
あらかじめ、業界やその会社の情報をフラットに見て判断をすることである程度は防げるので、希望条件を軸にしつつも、求人票の隅々まで見るようにしましょう。また、転職の軸を一本だけに絞るのではなく、優先順位をつけてリサーチするのも効果的です。
2.「やりたい仕事」と「できる仕事」の区別ができていなかった
失敗談
新卒で入社した会社はとりあえず内定をもらった会社で、本当にやりたい仕事ができる場所ではありませんでした。私は広告の仕事が本当はしたく、入社後その気持ちがさらに強まったので、入社して半年も経っていませんでしたが転職しました。しかし、実際に広告の仕事をしてみると自分が数字と分析に弱いことに気づき、すぐに嫌になってしまったのです。あれだけやりたいと思っていたのに、現実はまったくの真逆でした。(23歳/男性/機械・自動車)
この「やりたい仕事」と「できる仕事」の区別ができていないケースは意外と多いです。理想と現実は異なるものですので、自分がやりたいと感じる仕事が本当に自分に向いてるかは別の話です。もちろん、やりたい仕事ができる仕事だという人もいますが、みんながみんなそういうわけではありません。
自分の想いを大事にするのはいいことですが、想いだけで転職は成功しません。そのため、「自分に何ができるのか」を冷静に自己分析してから転職先を決める必要があります。その過程で、両者が一致するのであれば、万全の対策を練ってから勝ち取るようにしましょう。
自己分析には無料のリクナビの「グッドポイント診断」だったり、20代には「マイナビジョブ20's適性診断」が非常に使えるので、気軽に試してみるといいでしょう。
3.転職先の職場情報収集が不足していた
失敗談
転職先の求人にはしっかり目を通し、自分の希望と一致するかどうか吟味していたので、変な企業に行ってしまう可能性はないと思い込んでいました。給与や休日、仕事内容などが希望と一致する求人が見つかったので応募し、内定をもらったのでそのまま入社を決めました。しかし、その後すぐに「失敗した」と気づいたのです。朝9時から夜中2時まで働く先輩、アットホームだと聞いていた職場の雰囲気とは真逆の体育会系で、入社後のギャップが大きすぎて気持ちがついていかず、2ヵ月と持ちませんでした。(31歳/男性/商社)
転職先の「職場情報収集不足」で失敗する人は多いです。自分の都合のいい面だけにフォーカスしてしまい、それ以外の情報をフラットに判断できないことで起こりやすくなります。
職場の雰囲気などは求人票から読み取れないことが多いのでどうすればいいのかというと、転職エージェントへの相談が最もおすすめです。企業に取材・営業をして、通常の求人サイトでは分からない本当の企業の実態を把握しているので、入社後のミスマッチをおさえてくれます。
すぐに再転職することのリスクを頭に入れておく
「この会社じゃなかった」と感じると、すぐに再転職を考える人も多いでしょう。しかし、すぐに再転職することは、その後の転職活動にはいい印象を持たれないケースがほとんどです。前職をほんの数ヵ月で辞めたとなると、採用担当者は何か問題があったのではと疑ってしまいたくなるものです。
そのリスクを踏まえると、失敗したと思ったとしても早期の再転職がベストな選択肢とは言い切れません。会社に残り続ける方のデメリットが大きい場合のみ、再転職を検討するようにしましょう。
転職失敗者は自己流の転職活動に問題がある
転職失敗者に共通しているのは、自己流の転職活動をしている点です。自分だけで転職活動をしていると思い込みが大きくなり、自己評価をしてしまって客観的な判断ができなくなります。また、求人情報も自分の知っている範囲でしか調べず、この情報は調べても分からないからと何もせずに諦めてしまいがちなため、自分で自分の首を絞めてしまっています。
転職支援のプロに相談して客観的かつ適切なアドバイスをもらうとよい
応募企業をしっかりリサーチしたい、転職活動の正しい進め方を知りたい、意図を理解した面接対策をしたいという人は、転職エージェントに相談するといいです。転職を熟知したプロが、正確な情報を基に客観的かつ適切なアドバイスをしてくれるので、転職失敗率は大きく下がります。
転職エージェントを利用して転職した人の満足度も非常に高いので、失敗したくない人にはもってこいのサービスだといえるでしょう。
転職失敗率が下がるおすすめ転職エージェント3選
転職に失敗したいという人はいないと思います。誰もが、希望通りの転職を実現したいと思うでしょう。しかし、「書類選考に通らない」「面接対策に自信がない」「応募企業の実態が分からない」などの様々な問題に悩まされると思います。こういった悩みをそのままにしておくと、転職での失敗は避けられません。
そんな時にぜひ頼ってほしいのが、上記でも紹介した「転職エージェント」です。転職支援のプロが、自分の希望や性格に合った優良求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削&アドバイス、面接対策などをしてくれます。転職エージェントを利用しなければこれらのサポートを受けられず、登録して相談するだけで転職成功率を高めることが可能です。転職での悩みはひとりで抱えて自己解決するよりも、プロからの客観的なアドバイスを参考にした方が失敗するリスクを簡単におさえられます。
1.ハタラクティブ
転職に失敗したくない20代にぜひ相談してほしいのが「ハタラクティブ」です。20代を知り尽くしたアドバイザーがあなたの強みや個性を活かして企業に売り込むコツをアドバイスしてくれるので、選考突破率は90%以上と高く、内定率も約80%という実績が出ているほどです。
利用者の半数以上が上場企業に転職できるほど質の高い転職サポートを提供しているので、転職に絶対に失敗したくないという人におすすめです。
2.マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は人材業界大手ということもあり、他社にはないマッチング力とサポート体制に強みがあり、転職成功率も非常に高いです。転職ノウハウは間違いなく業界トップクラスなので、転職サポートに抜け目はありません。
業界や職種ごとに専任のアドバイザーがいて、より専門性の高いアドバイスが得られるので、選考で優位に立てるでしょう。
3.doda
業界規模2位を誇る「doda」は、求職者ひとりに対して2名の専門アドバイザーがついて一連の転職活動をサポートしてくれるので、転職で失敗したくない人に非常に向いています。業界トップクラスの実績からくる的確なアドバイスは転職活動において非常に役立つでしょう。
また、優良企業や高年収などのプレミアムな非公開求人が全体の80%を占めており、そのどれもが質が高いと評判です。他社にはないdoda限定の求人があるのも特徴のひとつですので、求人の紹介を受けるだけでも非常に価値があります。
まとめ
転職は軽々しいものではありません。人生の分岐点です。転職には少なからずリスクがあるので、できるだけ正確で詳細な情報を手に入れ、客観的な視点から条件や内容を確認し、慎重に行う必要があります。言葉で説明するのは簡単ですが、できていない人が多いのが事実です。少しでも「失敗した」を防ぎたい人は、転職活動の方法を今一度見直しましょう。
どうしても不安、失敗したくない人は転職エージェントに相談してみてください。「転職して良かった」と思えるように親身にサポートしてくれるでしょう。