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企業は第二新卒の職務経歴書のどこを見ている?
第二新卒での転職では、就活の時と違って職務経歴書の提出が求められます。そんな第二新卒の職務経歴書ですが、企業はどこを見ていると思いますか?
おそらく、「実績やスキル」と答える人が多いかと思いますが、これらはプラスアルファ程度でそこまで重視されていません。実は、企業は「やる気」「人柄」「一緒に働けるか」「ポテンシャル」などを見ているのです。
第二新卒が若手社会人で実績がまだないということは企業側も承知の上ですので、一緒に働きたと思われる人物が転職では有利になります。
職務経歴書は自分を売り込むプレゼンと同じ
また、第二新卒の職務経歴書は履歴書と違って、自分を売り込むプレゼン資料と同じだと考えると良いです。「自分を採用すれば将来こんなメリットがあります。だから採用するしかないですよね」くらいの熱意をしっかり伝えましょう。
第二新卒は実績がまだないとはいえ、採用することで得られるメリットもないのであれば不合格にされるだけです。
体験談
私は10年ほど、人事として新卒と中途の採用を担当しています。中途者には、新卒にはない職務経歴者の提出を求めますが、ひどい有様の人が多いです。職務経歴書は営業で商品を売り込む際のプレゼン資料と同じで、「弊社の製品を利用すれば御社の課題を解決できますよ」ということを伝えるためのものです。つまり、「これまでの経験から私には○○のスキルがあるので課題解決に貢献できます」というアピールをした方が魅力的にみえますし、採用することに意味を感じられますね。(41歳/男性/商社)
第二新卒が職務経歴書を書く前に必ずやるべきこと
第二新卒の職務経歴書がどんな存在なのか分かりました。次に作成に移っていきますが、職務経歴書を書く前にやっておかなければならないことがあります。
第二新卒としての職務経歴書を魅力的に作成するために必要なことですので、知っておきましょう。
前職・学生時代での経験の洗い出し
第二新卒が職務経歴書を作成する前にやっておくべきことの一つ目は、前職・学生時代での経験の洗い出しです。前職で具体的にどんな業務を担当していたのか、仕事に活きてきた学生時代の有意義な経験などを洗い出して、使えるものと使えないものに分けましょう。
これまで何も経験してきていない、学んできていない第二新卒に魅力はありませんので、しっかり情報は整理しておきましょう。
身に付けたスキルの棚卸
次に、これまで身に付けてきたスキルの棚卸をしましょう。ここでいうスキルとは、資格に限った話ではありません。例えば、エクセルやワードなどは、問題なく使用できるが資格は持っていないという人が多いです。
資格という形ではなくても、実践で使えるスキルであれば問題ありません。仕事に活かせる自分のスキルは何なのか、しっかり考えましょう。
職務経歴書はパソコンで作成するのが良い
職務経歴書はどこで入手するか知っていますか?もちろん、職務経歴書は市販で売ってありますが、パソコンで自作するのがおすすめです。
市販の職務経歴書は型が決まっていますので、自分の強みを強調したアピールがしづらいという一面があります。しかし、パソコンで作れば自分の強みを最大限にアピールできる職務経歴書を作ることができるでしょう。パソコンで作ることに問題はなく、修正がしやすくて時短もできますので、ぜひ試してみてください。
第二新卒の職務経歴書の書き方のポイント5つ
自分で職務経歴書を作成する場合は、型がないので項目を設けなければなりません。自分の好きなように作成してしまっては、煩雑で弱い職務経歴書になってしまいます。そこで、最低限入れるべき職務経歴書の項目をご紹介します。
画像を参考にしながら、見ていきましょう。
①:職務経歴要約
①の職務経歴要約では、これまでの自分の経歴をポイントを絞って簡単かつ分かりやすくまとめましょう。
職務経歴要約を構成する要素
- どんな会社に入社したか
- そこでどんな業務を担当していたか
- どんな困難があったか
- どう考えて解決したか
- 以上を踏まえて、何に自信があるか
この5つを順序良く、内容をピンポイントに絞って作成すれば、分かりやすい職務経歴要約が完成します。
②:職務経歴
②の職務経歴では、まず前職の会社の概要を詳細に書きましょう。これは、採用担当者が転職者がどんな会社に勤めていたかを知るためのものですので、分かる範囲でしっかり書くようにしてください。
次に、担当していた仕事内容を記載し、その実績を書きます。実績は具体的な数字で、順位などの比較対象があると説得力が増します。そして、その実績を上げるために工夫した点も記載すると、採用担当者からの印象はぐっと上がるでしょう。
③:保有資格
③の保有資格では、持っている資格が少ない場合はすべて書きましょう。しかし、志望企業に活かせない資格もあると思いますので、優先順位付けをしてから記載するといいです。
また、反対に資格が多い場合は、アピールしたいもの数個に絞りましょう。使いまわしがきくものではなく、志望企業専用の職務経歴書を作るのがベストです。
④:活かせるスキル
④には、仕事に活かせるスキルを書きましょう。エクセルやワードなどのPCスキルは、どの仕事でも使用する機会が多いですので、資格がなくてもアピールすると良いです。
その他にも、もし経験があるのであれば、マネジメントスキルやディレクションスキルなども記入できると尚良いでしょう。
⑤:自己PR
⑤の自己PRでは、自分の前職の実体験を交えて、入社意欲をアピールすると効果的です。志望企業が求めている人材と自分がマッチしていること、過去の経験が活かせるなどの内容を織り交ぜましょう。
そして、一番大事なのが転職後に何を成し遂げたいかです。これまでの経験を活かして、志望企業で何を学んで何を達成したいのか、入社意欲とともにしっかりアピールしましょう。
第一印象を大事にして職務経歴書はシンプルにまとめる
転職の選考では、基本的に書類を送って合格の連絡がきたら面接という形になります。そのため、職務経歴書が企業の第一印象となるのです。悪い第一印象を覆すのは簡単ではありませんので、採用担当者が見やすいようにシンプルにまとめましょう。
見やすさは視覚的に、読みやすさは内容の理解に繋がりますので、両方を意識してください。
第二新卒の職務経歴書は5つのポイントを盛り込んだ書き方をしよう
第二新卒の職務経歴書の書き方をみてきました。職務経歴書は、自分のこれまでの経歴を最大限にアピールして売り込むことができますので、中身はしっかり作りこみましょう。上記で紹介した5つのポイントを充実させれば、魅力的な第二新卒の職務経歴書が作成できます。
職務経歴書は企業に与える第一印象になりますので、見やすくて読みやすい、シンプルな形を意識しましょう。