大学卒業後、大手経営コンサルティング会社を中心にして、人事、営業、組織力をテーマにした経営コンサルティングに従事。採用に関する支援では、県庁、各自治体、民間企業において、多数の実績あり。さらに、個人向けの就職、転職支援も並行して行っている。個人別支援を経て、希望企業への内定取得実績多数あり。現在、国、各自治体、民間まで組織力強化に関するあらゆるテーマで研修を実施しており、その分かりやすさには定評がある。
目次
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嫌いな上司がいる人の割合は約70%
職場に嫌いな上司がいますか?
職場での人間関係は言うまでもなく重要です。そして、具体的な業務や評価に直結する上司との関係性が大切なのは言うまでもありません。
「マイナビ転職の実施した職場の上司に関してのアンケート」では、20代~30代の男女ともに約6割~8割が「嫌いな上司がいる」と回答しています。
上司も人間ですので、欠点は必ずあります。そして、好き嫌いがあれば相性が合わないこともあるでしょう。しかし、職場に相性が合わない上司がいると、どうしてもやりにくさを感じてしまいますよね。
部下は上司を選べない
どこの会社にも役職や階級はあります。また基本的に会社の上下関係を決めるのは上層部です。そのため、部下は上司を選べません。「この仕事がしたいけど、あの課長が嫌いだから変えてください」といった要望は通るはずがなく、最初から決まっている上司の下で働かなければなりません。
この上司とは合わない...と感じる瞬間4つ
上司と合わないと感じるケースには、日常的なものと突発的に感じる場合とがあります。あなたがもし上司と馬が合わないと感じているなら、何かしらのきっかけがあったのではないでしょうか。
上司と合わないと感じた瞬間は?
- 何もしない・仕事のできない上司に指示される
- 自己流の仕事の仕方を押し付けてくる
- 部下の成果を自分の手柄にする
- セクハラやパワハラをしてくる
1.何もしない・仕事のできない上司に指示される
上司とは合わないと感じる瞬間の一つ目が、何もしない・仕事のできない上司に指示されるです。椅子に上にあぐらをかき、顎で部下を使うだけの上司を尊敬する人はまずいません。
また、自分より仕事ができない上司に指示されるのを嫌う人も多いはずです。仕事ができないくせに部下が失敗すると叱責ばかりをする上司に対して、そりが合わないと感じる人は多いでしょう。
2.仕事の進め方が合わない
上司が自己流の仕事の仕方を押し付けてくるのも、部下が合わないと感じる原因の1つです。そのやり方が効率が良ければ問題ないですが、そうでなければ最悪です。
非効率な仕事の仕方を押し付けられた部下は、正しくないと思いながらも従わなければなりません。次第にストレスが溜まっていき、この上司とは仕事の進め方が合わないと感じてしまいます。
3.部下の成果を自分の手柄にする
上司とは合わないと感じる瞬間の三つ目が、部下の成果を自分の手柄にするケースです。自分は部下に仕事を押し付けて何もしていないのに、成果が上がれば「私がやったことだ」と手柄を横取りして、上層部に媚びを売るのです。
そうなると、部下の頑張りは評価されず何もしていない上司だけが良い思いをしてしまうでしょう。そういった環境の中で仕事をしている部下は、この上司とは合わない・やっていけないと思うのです。
4.セクハラやパワハラをしてくる
説明するまでもありませんが、セクハラやパワハラをしてくる上司とは合わないと感じるでしょう。セクハラやパワハラをされて嬉しい人は誰一人いません。ハラスメントを受けた側は身体的にも精神的にも疲弊してしまいます。
もしもセクハラやパワハラをされていると場合は、人事部や社外窓口に相談する、今すぐに転職を検討するなどして、早く現状から脱出しましょう。長居しても良い事はありません。
上司にセクハラやパワハラをされたらどうするか?
自分が悪い場合もある
上司と合わない…と感じた時、自分に原因があるケースもあります。「性格的に合わない」「相性が悪い」といった場合は、仕方ないかもしれません。しかし、もしかしたら、自分の働きぶりに原因がある可能性も考えられます。
上司とウマが合わない…と思ったとき。まずは自分に非がないか、一度考えてみてはいかがでしょうか。
上司と合わない原因を作っているのは、ひょっとしたら自分自身かもしれません。上司も同じ人間ですので、お互い受け入れられないことがあるのは当然です。しかし、それを理由に人間関係を壊していいわけではありませんので、まずは自分の非を改善し、歩み寄るようにするといいでしょう。
合わない上司と上手く仕事を続けるコツ3つ
いくら上司と合わないからと言って、仕事を放棄するわけにもいかないですよね。かといって、感情的になっても根本的な問題解決にはなりません。あくまでも冷静に対処する方法を考えましょう。
1人でできる仕事はそう多くないため、ほとんどの仕事ではコミュニケーションが大切になります。また、他人をコントロールするのは簡単ではありません。まずは自分の意識を変えてみることから始めましょう。
それだけで、合わない上司との付き合い方が大きく改善されるかもしれません。おすすめの対策をいくつかご紹介します。
1.完璧な上司はどの会社にも存在しないと言い聞かせる
合わない上司と上手く仕事を続けるコツの一つ目は、完璧な上司はどの会社にも存在しないと言い聞かせることです。上記しましたが、上司も人間ですので、欠点がないことはまずありません。
「この上司はこういう人なんだ」と言い聞かせ、いい意味で自分の方が折れると気持ちが楽になるでしょう。
2.仕事の内だと気持ちを割り切る
合わない上司と上手く仕事を続けるコツの二つ目は、仕事の内だと気持ちを割り切ることです。上司から理不尽な要求などをされても、感情的にならず「これも仕事の内だ」と思うと意外と受け入れられるものです。
仕事は楽しいことばかりではなく、むしろ嫌で辛い方が多いと思います。それをいちいち真に受けていたら体が持たないので、気持ちを割り切って仕事に取り組むようにしましょう。
3.与えられた仕事を完璧にこなして非の打ちどころをなくす
合わない上司と上手く仕事を続けるコツの3つ目は、与えられた仕事を完璧にこなして非の打ちどころをなくすです。最低限与えられた仕事をやって成果を上げていれば、上司は何も言わないでしょう。
上司と絡まなくても仕事ができる状況を作ってしまえば、こっちのものです。仕事で絡むことが少なくなれば上司の嫌なところを見る機会が減りますので、合わないと感じることもなくなるはずです。
どうしても上司と合わない…そんな時は
結論から言って、合わないと感じている上司と一緒に長く仕事をするのはオススメできません。なぜなら、合わない上司と一緒に仕事をすることは、自分にとってマイナスとなる点があまりに多すぎるからです。
実際、厚生労働省「令和3年雇用動向調査」においても、「職場の人間関係が好ましくなかった」ことが、主な退職理由の1つになっています。
▼参考資料
嫌いな上司と働くとどうなるか
- 疲労やストレスが溜まりやすくなる
- 仕事のモチベーションが下がる
- 成長スピードが遅くなる
- 評価に繋がりにくくなる
ここまで紹介してきた通りですが、上司も自分もそう簡単には変わりませんし変われません。であれば、早く新天地へ移って、自身のキャリアUP・収入UP・モチベーションUPを目指すというのはごく普通の考え方です。
相性の良い上司と一緒働きたいと考えている人は、転職という選択肢を考えてみるのも有りなのではないでしょうか。それだけ、職場における上司や同僚などとの人間関係は重要なのです。
上司の理不尽な指示、指導により、仕事が楽しくなく、精神的に辛くなっているという話をよく聞きます。もちろん、例外を除き、上司には何らかの意図があって厳しく接しているケースが少なくありません。そのため、一度、上司に自分が辛くなっていることを言えるようなら相談してみてください。本人に聞くのは気が引ける方は、他部署の上司や先輩でも結構です。辛い状態を放置することが一番よくないことです。相談しても変わらないのであれば、職場環境を変えることも視野に入れてください。成長のための我慢と理不尽な指導による我慢とは全く異質のものです。環境を変えて成長できるなら、ぜひご検討頂ければと思います。
志望企業の情報収集は転職エージェントを頼るのがおすすめ
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【まとめ】上司と合わないと感じたら早急に対処を
職場の上司と合わないと感じている人はかなり多く、その場合は早めに何らかの手を打つことをオススメします。人間関係に関しては、転職理由でも上位を占めていますので、甘く見ることはできません。
合わないと感じる上司と上手くやっていくコツは、仕事だと気持ちを割り切ることです。仕事は自分一人ではできませんし、わがままがまかり通るわけでもないので、仕事だから仕方がないと割り切りましょう。
それでもどうしても合わない上司との仕事が辛いのであれば、転職をして職場環境を大きく変えて一からスタートし直すという方法も、選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか。
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2019年5月より改正労働施策総合推進法(施行は2020年→大企業、2022年中小企業)により、パワハラの防止措置義務が課せられました。これにより、セクハラ、パワハラともに法律により規制されることになりました。明らかなハラスメントは法律に則り、加害者に止めるように働きかけることができるのですが、常に問題になるのは、ハラスメントに該当するか否か微妙な案件、つまりはグレーゾーンです。しかし、ハラスメントの被害者だと思われた際は、独りで悩むなら、その行為があった場所、内容、日時などを正確に記録し、上司やその他信頼できる同僚に相談しましょう。気持ちよく仕事ができる環境を皆で作っていきましょう。