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既卒になった理由はなぜ聞かれる?
既卒とは、最終学歴となる学校を卒業後に、新卒として企業に入社しなかった人たちのことを指します。そもそも就活をしていない、海外に留学していた、就職以外の夢を追いかけていたなど、理由はさまざまでしょう。
そんな既卒ですが、面接で苦労をしている人が多いようです。その理由は、「なぜ既卒になったのか」「なぜ新卒で就職するチャンスを逃したのか」という質問に、上手く答えられないためです。上手い答え方を知る前に、そもそもなぜ既卒になった理由が聞かれるのか理解しておきましょう。
企業側は既卒者に対して「怠け者」という不信感がある
なぜ、面接官が既卒になった理由を聞いてくるのかというと、既卒者に対して少なからず不信感を抱いているからです。「就活を怠けていたのではないか」「何か本人に問題があって内定がもらえなかったのではないか」など、気になる点は数多くあるのです。この不信感がある限り、既卒を採用したいとは思わないでしょう。
他にも、既卒という経歴をどんなロジックで説明をするかという、地頭やストーリー構築能力をみることもあります。
不信感を払拭できるかが既卒の就活では重要
企業側は既卒者に対して不信感を抱いている。それが分かれば対策はしやすいです。つまり、企業側が抱いている不信感を払拭すればいいのです。むしろ、その払拭の仕方、内容次第で面接を有利に運ぶこともできるでしょう。
しかし、逆に企業側の懸念点を解消できなければ、面接を突破するのは極めて難しいといえます。
既卒になった理由を堂々と答えるための3つのポイント
企業側が既卒者に対して持っている不信感を解消するには、既卒になった理由の答え方が重要になります。ここからは、既卒になった理由を上手く答えるためのポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。この3つを実践するだけで、面接官が抱く印象をいい方向に大きく変えることができますよ。
1.理由の説明で言い訳は使わない
既卒になった理由を説明するときには、絶対に言い訳をしてはいけません。企業側は、なぜ既卒になったのかという質問から、あなたの言い訳を聞きたいわけではないのです。言い訳をしてしまうと、"仕事で失敗しても言い訳から入る人"という風に見られてしまい、かえって印象悪く映ってしまうでしょう。
例えば、「アルバイトをしていて忙しかったから」という事実を伝えても、「アルバイトが忙しくても就職している人は大勢いる」と思われるだけです。それではどう伝えればいいか、次でご紹介します。
2.「反省+入社意欲」を伝える
言い訳は避けて、「反省+入社意欲」を伝えるようにしましょう。例えば、アルバイトに熱中しすぎた、就活に取り掛かるのが遅すぎたなど、既卒になった反省すべき理由があると思います。まずは、失敗をしてしまったことを素直に反省しましょう。
そして、反省するだけで終わらせずに、入社意欲を一緒に伝えます。既卒にとって働く意思があるかどうかは非常に重要なポイントですので、「○○な理由で既卒になってしまったことを反省している。そこから○○を学んで○○を実施して改善できた。入社したら○○を達成するために○○に注力する」という風な流れに持っていけると理想です。
3.深刻な表情は逆効果!明るい口調が好印象を与えるコツ
既卒になった理由を聞かれると、多くの人が暗い表情になりがちです。できれば触れられたくないという部分であるためでしょう。
しかし、深刻で暗い表情でいると面接官にいい印象は与えられません。触れられたくないことを聞かれても、明るい口調で堂々と答えられると好印象です。へらへらしろというわけではなく、自信を持って答えることを意識しましょう。
【回答例】既卒になった理由別の例文
既卒になった理由はさまざまだと思いますので、3つのパターン別で例文をご紹介します。
①:就活はしていたけど内定をもらえずに既卒になった
【例文】内定がもらえずに既卒になった
私は学生の時に就活をしていましたが、内定をもらえず既卒になりました。当時は親が勧める企業を受けたり周りの友人に流されて面接を受けに行ったりしていました。しかし、気付くと内定はゼロでした。何が悪かったのか分析をした結果、自分の適性に合っていない企業ばかりを受けていたことに気づきました。そこで、自己分析を行って適性を把握した上で改めて就活を行い、今に至ります。
御社に入社できたら、状況の分析・把握を徹底して行い、最適なアクションを自分で考えて起こすことで、業績アップに貢献して参ります。
②:アルバイトに熱中しすぎて就活に本腰が入っていなかった
【例文】アルバイトに打ち込み過ぎて就活に集中できなかった
私は学生時代にアルバイトに打ち込み過ぎて、まともに就活に取り組めずに既卒となりました。アルバイトをしながらの就活でも内定をもらっている友人がいたのに、アドバイスをもらわずに一人で抱え込んでしまったことを今では反省しています。できないことを悩むのではなく、できる方法を考えられていませんでした。
社会にでると多くの仕事や高い目標を与えられますが、その時にできないと音を上げずにどうすれば効率的に成果を上げられるかを第一に考えて仕事をして参りますので、よろしくお願いいたします。
③:親の介護で就活ができなかった
【例文】親の介護で就活ができなかった
就活解禁日の1ヵ月前くらいから母親が体調を崩してしまい、入院をしました。2ヵ月ほど入院生活を送った後に退院しましたが、後遺症のこともあり、約1年間くらい自宅で介護が必要になりました。卒業するための学業も残っていたため、勉強と介護で手一杯になり、就活に集中することができませんでした。
しかし、今は容態もよくなり、介護の必要もなくなったため、私も本格的に就活を開始しています。社会人経験はありませんが、持ち前の忍耐力で一つひとつの課題にしっかりと向き合い、いち早く成長して御社に貢献できるよう、精進してまいります。
「なぜ、今就職しようと思ったのか」の理由もセットで聞かれる
既卒になった理由とセットで、頻繁に聞かれる質問がひとつあります。それは「なぜ、今就職しようと思ったのか」です。例えば、既卒になって3年目のタイミングで就活を始めたとすると、なぜこれまで就活をしなかったのに今始めたのか、面接官は気になるでしょう。
きっかけは人それぞれだと思いますが、ほぼ確実に聞かれる質問ですので、その時の状況に合わせて回答を用意しておいてください。
回答例
これまでいろんな企業を見てきましたが、共感できる社風と自分のやりたい仕事ができる企業は御社しかないと思い、この度就職しようと決意しました。
面接対策が不安な人には「エージェント」への相談がおすすめ
既卒になった理由を含む、面接質問に自信がない人は、既卒の就職サポートに特化したエージェントに相談してみてはどうでしょうか。各企業の人事と繋がりがあったり、過去の内定者のデータを持っていたりするため、応募企業ごとに好まれる回答を教えてくれます。これまでに何人もの既卒を就職に導いてきたプロがアドバイスしてくれるため、内定率はグッと上がりますよ。
なぜ転職サイトやハローワークをおすすめできない?
既卒の就活には、就職・転職サイトやハローワークも当然使えますが、使えるだけであって、就職エージェントと比べるとあまりおすすめしません。どちらも、"求人を探して応募できるだけ"だからです。「面接でのアピール方法」や「志望動機の作り方」で困る既卒にとって、求人しか調べられないのは辛いですよね。選考対策までしっかりカバーしてくれるのは就職エージェントだけです。
仮に落ちてしまったとしても、担当者が面接官からフィードバックをもらって教えてくれるので、次の選考に活かすことができます。一度失敗したとしても、学びのある就職エージェントの方が早期に内定をもらえるでしょう。
既卒でも使い勝手がいい就職エージェント3選
エージェントによって持っている求人やサポートは変わるので、既卒専門の就職エージェントだからといって、どこに相談してもいいわけではありません。そこで、既卒のあなたでも使いやすいおすすめの就職エージェントを厳選して3つご紹介します。
エージェントBOXでアンケート(口コミ)を集めた結果、求人の質と量やサポートの評価が最も高かったのは、「DYM就職」と「ハタラクティブ」のようです。
1.DYM就職:業界トップクラスの求人の質とサポート力
「DYM就職」は高い就職率がありながら、紹介求人は上場企業やトップベンチャー企業など、会社の規模や知名度にとらわれない、”本当に自分に合った企業”と出会える求人が中心です。
既卒の就職サポート力は業界トップクラスなので、まずは相談だけでもしてみる価値は大いにあります。
2.ハタラクティブ:上場企業への就職実績が豊富ながら内定率も高い
「ハタラクティブ」は、既卒の就職支援に特化したエージェント。既卒はブラック企業や中小企業だけなど、就職先が限定されるイメージがありますが、ハタラクティブは実際に取材をした企業のみを紹介し、利用者の半数以上が上場企業に就職しているため、信頼できます。これまでに150,000人以上の就職を支援し、独自の就活ノウハウで既卒を徹底サポートしているため、内定率は80%以上(ハタラクティブ公式サイトより)となっています。
既卒専門のアドバイザーが専任でサポートしてくれるので、アドバイスをもらうといいでしょう。
3.ウズキャリ既卒:他社より「10倍」時間をかけた就職サポート
「ウズキャリ既卒」の最大の特徴は、他社より"10倍"時間をかけた親身かつ丁寧なサポートです。既卒としての就活に不安を抱えている人全員に徹底したサポートを提供。面接に慣れるまで、嫌な顔せず付き合ってくれますので、安心して対策をお願いできます。また、既卒や第二新卒など、同じ境遇だった人がサポートを担当していることが多いため、誰よりもあなたの状況を理解してくれるでしょう。
一人ひとりの弱点に合った、オーダーメイド型の面接対策を受けたい人は、気軽に相談してみることをおすすめします!
既卒になった理由の答え方で内定率は大きく変わる!不安なら今すぐエージェントへ
既卒の就活では、既卒になった理由がどの企業でも高確率で聞かれます。この回答に躓いて選考で落ちる人がいますが、聞かれると分かっているのであれば対策をするに尽きます。この記事でご紹介した既卒になった理由を堂々と答えるためのポイントをしっかり抑えて、面接当日を迎えましょう。
対策を万全にしたい、もうこれ以上失敗したくない、そんな人は既卒の就職支援に特化したエージェントに相談してアドバイスをもらうのがおすすめです。過去の実績と確かなノウハウで、丁寧に面接対策をしてくれますよ。