大学卒業後、大手経営コンサルティング会社を中心にして、人事、営業、組織力をテーマにした経営コンサルティングに従事。採用に関する支援では、県庁、各自治体、民間企業において、多数の実績あり。さらに、個人向けの就職、転職支援も並行して行っている。個人別支援を経て、希望企業への内定取得実績多数あり。現在、国、各自治体、民間まで組織力強化に関するあらゆるテーマで研修を実施しており、その分かりやすさには定評がある。
目次
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いい雰囲気の職場で気持ちよく働きたい!
仕事をするなら風通しの良い職場がいい。
これはきっと誰もが思っていることでしょう。ギスギスした雰囲気の職場だと、仕事の効率が落ちるだけでなく、疲れやストレスも溜まりやすくなるでしょう。仕事へのモチベーションも下がってしまうなど、良い事はほとんどありません。
逆に雰囲気の良い職場なら、仕事の効率も上がり、働くモチベーションが上がり、時間が経つのも早くなりドンドンいい方向に進んでいきます。
今回の記事では、雰囲気の悪い職場の特徴・注意点・対処法などを紹介します。「働きにくい」「空気がやばい…」などと、職場環境に悩みを抱えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
いい雰囲気の職場の特徴6つ
- 社内で悪口や差別がみられない
- 上司が常識人で明るい
- 社員同士の協力体制ができている
- 他人の意見を尊重し合える(真っ向から否定しない)
- 風通しがいい(上司などに意見を言いやすい)
- 「ありがとう」が飛び交う etc...
【前提】雰囲気の悪い職場で働くのはデメリットが大きい
結論から言って、居心地の悪い職場で働き続けることは、精神的にも体力的にも良くありません。
自分が今の職場でどうにか頑張って、職場の風通しを良くするという方法もないわけではありません。しかし、職場の雰囲気をガラっと変えることはそう簡単ではありませんし、逆に変えようとしたことで雰囲気を更に悪くしてしまう可能性もあります。
ちなみに、ダメな雰囲気の職場で働き続けることには大きなデメリットがあります。
雰囲気が悪い職場で働くデメリット3つ
- ストレスが溜まって鬱などの精神的な病気を発症するリスクが高まる
- 社員同士が協力し合えず、成果が上がらないどころか致命的なミスにつながりかねない
- 仕事へのモチベーションが日に日に落ちていく
雰囲気が悪い職場にいいことはたったのひとつもないのです。
雰囲気が悪い職場にありがちな特徴6つ
職場の雰囲気が悪い状態が続くと、いわゆる負のスパイラルが発生します。そして、それはそう簡単に脱却できるものではなく、会社にとっても働く人にとってもプラスにはなりません。
もしも今の職場の雰囲気が悪いと感じている人は、以下に該当する項目がないかチェックしてみてください。
1.社員同士で仕事を協力して行えていない
雰囲気が悪い職場の特徴の1つ目が、社員同士で協力し合えていない状態です。仕事はひとりで成り立つものではなく、周囲と協力して初めて成果が出ます。
しかし、協力体制をとらずに自分の成果だけを求めて各々が個人プレーにはしってしまうと、コミュニケーションエラーが発生してしまい、致命的なミスにつながってしまいます。
協力し合わないうえに成果も上がらない、そんなことが繰り返されると職場の雰囲気は暗くなっていくでしょう。
体験談
自分に与えられた仕事しかせず、他の人のことを気にかける人はまるでいませんでした。私は同僚が忙しくて長時間残業になりそうになったら、できる範囲で手伝ったのに、立場が逆転すると誰も声をかけてくれず、協力し合う意識の低さにがっかりしました。自分さえよければそれでいいというのは小学校あたりで卒業しておいて欲しいですね。(27歳/女性/公務員)
2.従業員同士で情報の共有ができていない
こちらは上記と少し似ていますが、従業員同士で情報の共有ができていないと認識の違いが生まれてしまいます。認識の違いが生まれてしまうと、「提出期日を過ぎてしまった」「やらなければならない仕事がそもそも違った」など、単純なミスが起きてしまいます。
その結果、取引先に迷惑をかけたり一日を無駄にしてしまったりし、「なんでそんなことが起きたのか」と揉めてさらに険悪になり、職場の雰囲気がさらに悪くなるのです。
体験談
ひとつのプロジェクトを分担し、進捗や有益な情報を共有しながらチームで取り掛かっているのに、ひとりだけ何も報告をしない人がいます。その人の仕事が終わらないと次の段階に進めないのに進捗さえ共有してくれないので、スムーズに仕事を進めることができずに困っています。挙句の果てには、進捗を聞きに行くと「昨日伝えました」と強気な態度を取られて、正直一緒に仕事したくないと思っています。(25歳/男性/SE)
3.直属の上司が自分勝手で非常識
「直属の上司が自分勝手で非常識」がおそらく一番多くみられる特徴ではないでしょうか。自分の考えが絶対に正しいと思い込んで部下の話に聞く耳を持たなかったり、ミスした人にみんなの前で罵声や心無い言葉を放ったりします。その結果、怯える部下や呆れる部下が出てきてしまい、信頼関係が崩れてしまうでしょう。
また、そういった上司に限って職場の雰囲気が悪いのが自分のせいだということに気づいていないのです。"職場の雰囲気は上司の良し悪しで決まる"といっても過言ではないでしょう。
4.人の悪口ばかりを言う同僚がいる
あなたの職場にいませんか、人の悪口ばかりを言う同僚。職場で人の悪口を言っても何もいいことはありません。言われた方も、言っているのを聞いている方もいい気分はしないでしょう。
体験談
私の同僚は悪口を言う上に、使う言葉自体が汚いです。子どものことを「ガキ」と言ったり、相手のことを「てめー」と言ったりするようなタイプです。仕事中でも、普通に「てめーはこれでも食ってろ」など言ってきます。裏でも「○○はダメだよな、仕事できねーし」など、周囲の視線を気にせずに陰口を言いふらしていて、私の悪口も言っているみたいです。顔を合わせるだけで不愉快な気持ちに...。(29歳/女性/IT)
体験談
私の同僚は表向きは人当たりも良く、優しい人なのですが、影では人の悪口が止まりません。新卒の相談にも乗って優しく接しているように見せかけて、裏ではその新卒はあそこがダメだとか、悪口ばかり。頭の回転も早いので仕事はできる人なのですが、それだけに自分が一番と思い上がってる感じです。頭の良い人に囲まれてるから自分も頭がいいと勘違いしてる辺りが見ていて痛いです。(28歳/男性/不動産)
5.機嫌の悪さが態度に出ている人が多い
職場で機嫌の悪い人を見ただけで自分まで嫌な気持ちになった経験はありませんか?
雰囲気の悪い職場には、舌打ちや貧乏ゆすり、言葉遣いが悪くなる、物に当たるなど、機嫌の悪さが態度に出てしまっている人が多い傾向にあります。感じの悪い人が仮に1人しかいない場合でも、不愉快な思いをしない人はいないでしょう。
体験談
機嫌が悪いと貧乏ゆすりをする上司、注意されて舌打ちする同僚、フィードバックすると明らかに不機嫌さが顔に出る部下。こんな人たちに囲まれてする仕事ほどストレスが溜まるものはありません。嫌なことがあるのは当然ですが、大人なので職場じゃなくて家とかで発散していただきたいです。(33歳/男性/サービス)
体験談
仕事をするうえでストレスは避けられないので、機嫌が悪くなることは仕方ないと思います。でもあんまり機嫌の悪さが態度に出ると、良い印象は持たないというか、迷惑になることもあるんです。舌打ちとか貧乏ゆすりがあまりにひどいと、フツーに自分の業務に集中できなくなります。本人に業務的な相談もしづらいですし、同僚とのコミュニケーションもなんだか取りづらい...(25歳/男性/IT)
6.業績不振
業績が好調の際は特に文句もなく会社と自分が成長している様に感じるものです。しかし、会社の業績が不振になった途端に勢いがなくなり、いつも通りの仕事をしていたとしても、思うように成績がでないと辛い思いをします。
閑散期の様に一時的な業績不振だったらいいのですが、市場が成熟してしまって、既存の商品だと売ることが難しいなど体験すると会社全体が負のオーラになってしまいます。
職場の悪い雰囲気を改善するには
職場に蔓延する悪い雰囲気、できることなら改善したいですよね。状況にもよりますが、基本的に簡単ではありません。例えば、コミュニケーション量を増やして雰囲気を良くしていこうといっても、そもそも雰囲気が悪いのでコミュニケーション量は増えないのです。しかし、打つ手がまったくないわけではありません。
自ら進んで雰囲気改善に努める
もう1つの方法は、自分から積極的に雰囲気改善の努力をするという方法です。
積極的に仕事中に声掛けをしたり、飲み会を企画したり、誰かの嫌がることを積極的にやったりといった方法です。
ただしこちらも時間がかかる上、労力的に大変なことは言うまでもありません。今の職場で長く仕事を続けたいというのであればやった方が良いですが、相当な努力が必要であることは覚えておきましょう。
職場の環境が自分に合っていなければ、自分から協力者を得て、環境を変えていく必要があります。環境は悪いが、自分は何もしないということであれば、どこの職場に行っても同じ境遇にあたる気がします。自分がやれることは何か、さらには、自分を含めた複数でやれることは何か、変えた後の状態をしっかり見据えて、そのゴールに向けた行動計画をしっかり実行に移していきます。ただし、現実的に職場環境を変えることが出来ない状況もあると思います。その時には、転職エージェントに相談してみて下さい。よい打開策を提示してくれるかもしれません。それでも難しければ、その転職エージェントに転職へ向けたサポートをお願いしても良いですね。
雰囲気を悪くしている張本人を改心or交代させる
コミュニケーション量を増やそうなどの施策はもっと先に行うことです。まず行うべきは、雰囲気を悪くしている張本人を注意して改心させましょう。
我慢していてもストレスが溜まり続けるだけと判断した場合には、勇気をもって本人に伝えてみましょう。
どちらも難しい場合は異動や交代を希望する
もし上司が元凶であるならば人事部などに相談して上司を交代させるのが効果的です。スポーツ界などでも成果が出ない場合は新しい監督に代えて改善を図っています。
もしくは自身が他部署への異動を希望するという方法もアリです。悪い雰囲気の全体を一気に改善しようとするのではなく、まずは元凶の改善に目を向けてみましょう。
職場の雰囲気の悪さが限界なら転職も検討
雰囲気の悪い職場で働き続けることはデメリットが大きい
- 職場の雰囲気を改善することは簡単ではない
- 無理に変えようとすると自分が避難される可能性も…
- ならば「転職」という選択肢を…!
結論から言って、職場の雰囲気が悪い状態のままで働き続けることはリスクが大きいので、できることなら早いうちに転職を検討しましょう。
転職はもちろん悪い事ではありませんし、実際に職場の雰囲気や人間関係が理由で現在の仕事を退職している人は多くいます。以下はリクナビNEXTが調査した「退職理由の本音ランキング」です。
見てお分かりの通り、ほとんどが職場もしくは周りの人の雰囲気の悪さが退職理由になっていることが分かります。そして、今の時代は1つの会社に長く務める人がどんどん減っていて、転職してキャリアアップを目指すのが当たり前になってきています。
雰囲気だけでなく給与がいい職場も数多くありますので、そういった新しい環境の中で働いた方が今後の自分のためになります。
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エージェントを使った転職活動がどんどん主流に
次の職場も雰囲気が悪かったらどうしよう…
そんな不安を感じている人も、少なからずいることでしょう。そんな人には転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントは大企業の人事や採用担当者と繋がりがあったり、直接企業に訪問して情報を収集しているので、通常の求人票では知ることができない企業の実態を簡単に把握できます。ひとりで転職活動をするよりも効率的なので、知りたい人は気軽に相談してみましょう。
まだ転職の意思が固まっていなくてもOK
例えば業界大手の「doda」や「ハタラクティブ」などは、大手の転職エージェントとして知られ、多くの人がサービスを使って転職を成功させています。
雑誌や転職サイトには出回っていない優良な求人案件も数多く扱っており、ブラック企業を紹介される可能性も極めて低いでしょう。これまでよりも風通しのいい職場、給料の良い会社で働ける可能性は大いにあるでしょう。ぜひ転職エージェントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントは就業中の方々にも様々なサポートをしてくれます。その一つが現職における様々な事柄についての相談です。悩みだけしか相談できないわけではございません。例えば、現状における待遇面は、世の中の平均と比べると妥当なのか否かということでも相談できます。要は、悩みまではいかないけれども、ふと疑問に思うことがあるというレベル感でOKです。その疑問が晴れることで、現職のパフォーマンスが少しでも上がるのであれば、転職エージェントとしてはうれしい限りです。遠慮せずに、疑問に思うことをどんどん質問してみてください。
【まとめ】職場の雰囲気が悪いと感じたら早期対策を
ここまで紹介してきた通り、雰囲気の悪い職場で働き続けることは、精神的にも肉体的にも良くありません。ストレスから心の病を発症してしまうなど、自身の可能性を狭めてしまう事にもなりかねません。
職場の雰囲気改善を試みる方法も1つですが、根本的な改善はそう簡単ではない点と、多大な時間と労力がかかる点だけは覚えておきましょう。
今は自由な働き方が推奨されている時代なので、より雰囲気が良くて働きやすい会社、時間と給与の面で高待遇が受けられる会社などを、転職エージェントを使って探してみてはいかがでしょうか。
生産性を向上させるためには、だれもが意見を遠慮なく言え、コミュニケーションが活発に交わされる楽しい雰囲気が必要です。生産性が上がるということは、人の成長があるということです。そのように考えると、雰囲気の良くない職場では、生産性が一向に上がらず、当然に人の成長も多くは望めません。また、精神的にも肉体的にも疲弊します。最悪、心の病を発症しかねません。そのような状況での我慢は、する必要のない我慢です。仕事は人生を豊かにしてくれます。自分が成長できる職場環境に身を置いていただき、楽しいワークライフを実現していきましょう。