大学卒業後、大手経営コンサルティング会社を中心にして、人事、営業、組織力をテーマにした経営コンサルティングに従事。採用に関する支援では、県庁、各自治体、民間企業において、多数の実績あり。さらに、個人向けの就職、転職支援も並行して行っている。個人別支援を経て、希望企業への内定取得実績多数あり。現在、国、各自治体、民間まで組織力強化に関するあらゆるテーマで研修を実施しており、その分かりやすさには定評がある。
目次
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転職面接で失敗したくない第二新卒へアドバイス!
初めての転職、少なからず不安があると思います。「自分なんかが転職できるのか」「これまでの経験は通用するのか」など、理由はさまざまですが、やはり面接に一番不安を感じるのではないでしょうか。就活の面接でなんども落とされた経験があると、面接が怖いですよね。
しかし、転職でも面接を乗り切らなければ内定は獲得できません。そこで、転職面接で失敗したくない第二新卒のあなたに、ポイントをご紹介していきます!
「第二新卒」と「新卒」の面接は全くの別物
第二新卒と新卒の面接はまったくの別物です。採用活動には大きく「新卒採用」と「中途採用」がありますが、第二新卒は中途採用に該当します。要は、新卒時と同じような就職活動をしていてはいけません。
また、「第二新卒は新卒と同じようにポテンシャルが評価される」と一般的にいわれていますが、これは間違ってはいません。しかし、少なからずも勤めていた会社で得た経験やスキルは問われるので、「何も分からないしできませんが頑張ります!」という気持ちだけで面接に臨むことは避けましょう。
中途採用の面接官は現場の責任者であるケースが多い
新卒の採用活動は企業の人事担当が行いますが、中途採用は配属予定の事業責任者などが担当することがほとんど。新卒採用のようにポテンシャルだけで押し切るのが得策ではない理由は、新卒採用を行う人事と、現場の責任者がみているポイントが異なるからです。
新卒を採用する人事は企業理解があるかを中心にみていますが、現場の人が面接をするときには、チームに馴染めるか、業務を任せて価値を発揮できるか人材なのかをみています。
面接で落とされる第二新卒に共通している3つの特徴
面接には、これさえ伝えれば絶対に受かる、というアピールは正直ありません。しかし、面接で落とされがちな特徴はあります。以下でご紹介する3つの特徴のうち、1つでも当てはまると面接失敗のリスクが高まってしまうため、注意しましょう。
1.何事に対しても「受け身姿勢」
第二新卒が面接に受からない理由のトップが、「受け身姿勢」です。受け身姿勢とは、自主的に動かない、指示を待つだけ、といった行動や性格を指します。例えば、転職理由で「先輩が仕事を教えてくれなかったから嫌になった」といった理由だと、「自分から働きかけなかったのか」「自分でも勉強しなかったのか」と悪い印象になってしまいます。指示待ち人間や、仕事は教えてもらって当然という姿勢の人は、仕事に対する意識という観点から、あまり好まれません。
それよりも、「自分から動いて知識を蓄え、経験を重ねていきます!」と伝えたほうが、より印象はいいでしょう。
2.基本的なコミュニケーション能力が足りていない
コミュニケーション能力不足を不安視する企業も多いです。これは「目が合わない」「表情が固い」「会話のキャッチボールができない」といったものがほとんどです。コミュニケーションを必要としない仕事はないため、最低限持っておいて当然な、基本スキルすら持っていない人だと判断されるでしょう。
仕事において、コミュニケーション能力が足りないと報連相すらできないと思われてしまいます。コミュニケーション能力は今すぐに改善できるものではありませんが、意識するだけでどうにでもなるため、面接が始まったら、まずは目をしっかり合わせましょう。
3.前職の不満は言えるけどやりたいことは言えない
他にも、前職での不満を聞くと次々と出てくるけど、やりたいことや今後どうなっていきたいかを聞いた瞬間、はっきり言えなくなる第二新卒も多いです。今の環境から逃げ出したいだけで、これからどうしたいかを考えていない人を企業は採用したいと思いません。「また同じような理由で辞める人材」と評価されるだけでしょう。
採用担当者からみた第二新卒の評価ポイント
第二新卒には、第二新卒にしかない魅力があります。その魅力を採用担当者は評価していますので、どうアピールするかが非常に重要になります。以下で、面接でみられる第二新卒の評価ポイントをご紹介します。
新卒よりもビジネスパーソンとしてしっかりしている
第二新卒は職歴が浅いですが、「新卒よりも手がかからない」という強みがあります。新卒の場合、社会人マナーを含めて一から教える必要がありますが、第二新卒にはその必要がないため、教育コストをおさえられます。
「ある程度のことであれば、分からないことでも自分で調べて自主的に進めることができます」といったように、自主的に仕事ができることをアピールすると面接官に響くでしょう。
前職での経験を活かして成長したいという仕事に前向きな姿勢
第二新卒には前職での経験があるため、それを活かさない手はありません。「前職で○○を経験したから、御社でもっと成長したい」というふうに、仕事に対して前向きな姿勢をアピールしましょう。第二新卒はポテンシャル採用が多いため、仕事への意欲が非常に評価されます。上でもお伝えしましたが、やりたいことがないのに前職での不満ばかりを口にする人は、面接で落とされてしまいます。
仕事への前向きな姿勢をアピールする例文
前職では、主にライターとして、オウンドメディアの運用に携わっていました。その中で、SEOライティングやセールスライティングのノウハウを吸収したので、質の高いコンテンツ作成には自信があります。御社は新しいメディアを立ち上げるということで、私のこれまでの知識とスキルを活かせると思います。そして、Webマーケティングも勉強してスキルとして身につけたいため、御社でライティングの業務をしながら、マーケティングスキルも吸収していきたいです。
第二新卒の面接でよくある3つの質問と回答例
第二新卒の面接でよく聞かれる質問があるため、3つほど例をご紹介します。そして、その回答の仕方にはポイントがあるため、回答例をみながら解説していきます。
質問1:前職ではどんな仕事をしていましたか?
回答例
前職では旅行会社で学校向けの営業をしていました。10校の担当を持ち、各校の修学旅行担当の先生と打ち合わせをしていました。学校により修学旅行で重視する点が違ったため、要望をまとめた分析ノートを作り、それに合わせて提案を行っていました。
【解説】
単に「○○をしていました」だけだと、具体的に何をやってきた人なのか、どんな人なのかが伝わりません。そのため、「数字を使って量を伝える」「自分ならではの工夫を伝える」ということを意識すると、伝わりやすい回答を作成することができます。
質問2:あなたの強みと弱みは何ですか?
回答例
私の強みは信頼される力があることです。普段の会話の中から、「このデータがほしいかも」「あれが好きだ」といった内容をメモし、次の訪問の時に実行することで信頼を勝ち得てきました。弱みは相手の反応を気にしすぎるところです。あまりに気になってしまうときは「これは仕事だからこれ以上は気にすることはない」と線引きをすることで対処しています。
【解説】
強みと弱みは裏返しですので、強みを伝えた上でそれと繋がっている弱みになっていると、より説得力が増します。上記の回答例でいくと、普段の会話の中からメモをするというきめ細やかさと相手の反応を気にしすぎるという特性が一致しています、また、弱みを書くときにはそれに対してどのように対処しているかまで書くといいです。
質問3:あなたは仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
回答例
私は、今までやったことのない仕事を一から組み立てていくことが好きです。前職では、会社で初めて社員の家族を呼ぶ「ファミリーデー」の企画を任されました。今までやったことがない例だったので、誰に協力してもらうか、コンテンツは何を実施するのかも全て考える必要がありましたが、自分で企画内容を考え、必要な人に声掛けを行いました。当日は100名もの社員の家族が訪れ、事後アンケートでも95%の方が満足だと回答してくれました。
【解説】
単にやりがいのあったエピソードを伝えるだけではなく、面接官にPRできるような形で伝えるとより好印象になります。特に、そのやりがいが会社にどんないい影響を及ぼしたのかを具体的に説明できると、自分の会社にもメリットをもたらしてくれる人材だと評価が一気に高まります。
ネガティブな退職理由はどうやって伝えればいい?【例文紹介】
第二新卒は、前職を退職する(した)理由がほとんどの場合で聞かれます。企業側は、退職理由を聞くことで、どんな状況に陥ったらこの人は辞めてしまうのかを確認しています。退職理由がネガティブな人がほとんどだと思いますが、ストレートに伝えてしまうと、悪い印象を持たれることも。
「給料に不満があった」「残業が多すぎて嫌になった」「人間関係が崩れてしまった」などの、ネガティブな退職理由はどうやって伝えればいいのでしょうか。
給与に対して不満がある場合
NG例文
前職では給与が少なすぎて将来にも不安を感じることが多かったため、退職することを決めました。転職後は十分な給与を得て、安定した暮らしをしたいです。
OK例文
スキルアップと実績を重ねることで給与が上がることが、私のモチベーションのひとつです。しかし、それが難しい環境だったため退職を決めました。給与を含む、評価制度がしっかり整っている御社であれば、高いモチベーションで仕事が行え、会社にも貢献できます。
残業に対して不満がある場合
NG例文
前職では長時間労働が続いており、心身ともに疲れ切ってしまったので退職を決めました。健康的な生活の維持のためにも、残業が少ない御社を選びました。
OK例文
前職では長時間労働が続いており、スキルアップはもちろん、十分な休息をとることができず、仕事に集中することが難しい環境だったため、退職を決めました。今後は、メリハリをつけることで仕事に集中し、自己研鑚にも時間を割いてスキルアップしていきたいです。
人間関係に対して不満がある場合
NG例文
前職では、非常に言葉のきつい上司に毎日怒られており、他のメンバーも含め疲れ切っていました。このような環境では仕事がはかどらないと思い、退職を決めました。
OK例文
前職では、どんなに提案をしてもすべて却下される環境になっており、何度も改善を試みるコミュニケーションを取り続けましたが、変えることができずに退職を決めました。風通しのいい職場で、私の持ち味である自主性を活かしていきたいです。
面接に自信がある第二新卒は転職エージェントを上手く使っている!
「面接にどうしても自信が持てない」「自分の何がアピールできるのか分からない」と不安を抱えている第二新卒の方には、「転職エージェント」への相談をおすすめします!
転職を成功させることが転職エージェントの仕事なので、どんなに小さな疑問や不安であってもしっかり解決してくれます。当たり障りのない一般論のアドバイスではなく、転職エージェントしか持っていない情報から面接対策をしてくれます。企業の人事とつながっているだけでなく、過去の内定者のデータまで持っている転職エージェントだからこそできる面接対策です。他の応募者よりも選考を有利にできるでしょう。
第二新卒に本気でおすすめしたい転職エージェント3選
「ハタラクティブ」は第二新卒の転職が専門で、60,000人以上を支援しているため、20代ならではの転職市場や悩みをしっかり理解しています。ハタラクティブ独自のノウハウで、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策を行うため、書類合格率は90%以上、内定率は80%以上となっています。初めて転職活動をする第二新卒の方は、まず初めに相談してみてください!
ハタラクティブ
4.2
口コミ数:45
「マイナビジョブ20's」はマイナビの中で唯一の、第二新卒向けの転職エージェントです。紹介する求人は、すべて20代の若手社会人・第二新卒を必要としている企業です。人材サービス最大手のマイナビならではの転職ノウハウと全国規模の豊富な情報があるため、安定感と信頼感は非常に高いです。
マイナビジョブ20's
3.7
口コミ数:40
「doda」は第二新卒専門ではありませんが、大手のエージェントの中では20代の利用者が多いです。「年収500万円以上」や「残業10時間以内」など、第二新卒がいいと思う好条件な求人が豊富です。一人ひとりの"はたらく"をしっかり考えて、丁寧に転職サポートしてくれますよ。
doda(デューダ)
4.2
口コミ数:57
企業情報は多岐に渡ります。一般的に公開されている情報と非公開情報の大きく2つがあります。特に、非公開情報は、一般の方は見ることが出来ません。そこで、転職エージェントに非公開情報を教えて頂きます。どのような面接内容か、社内の空気感はどうかなど、求職者にとっては非常に大事な情報を持っているケースがあります。ただし、受け身で転職エージェントから情報を聴くだけではいけません。「自分は次の職場でこんなことをしていきたい。そのためには、こんな情報が欲しいのですが、提供して頂くことは可能でしょうか」とアプローチしてみて下さい。あなたにとって貴重な情報が手に入ったなら、フル活用して内定を勝ち取りましょう。
第二新卒は転職面接でいかにマイナスポイントを作らないかが重要!
転職では、なによりも面接が重要になります。どれだけいい求人を見つけて、魅力的な書類を作れたとしても、面接で落ちてしまえば意味がありません。そして、面接で落ちてしまうと、気持ち的にもその企業に再応募しづらくなるため、本当に行きたい企業には絶対受かりたいですよね。そのため、面接は万全の対策を立ててから臨みましょう。もし、「面接に自信がない」「絶対にいきたい企業がある」という第二新卒の方は、転職エージェントに面接対策をしてもらいましょう。ひとりで情報を集めて面接対策をするよりも、プロからアドバイスをもらったほうがワンランク上のアピールができるようになります。無料で相談にのってくれるため、気軽に使ってみてください!
初めて転職活動をされる方は、必ず転職エージェントにご相談されることをお勧めします。転職はご自身の人生にとって大きな節目となります。その際の様々な判断基準には、客観的目線を取り入れて頂き、迷いなくご自分が希望するゴールへ向かってほしいと思います。自分のことは自分ではよく分かっていないものです。自分では気づいていない素敵な要素をアピールしないことは勿体ないですよね。当然、最終判断はご自身で行って頂くので、それまでの過程では、プロの転職エージェントに客観的意見を頂きながら進んで聞きましょう。メンタル面でもサポートしてくれますので、二人三脚で転職活動を乗り越えていけますよ。
転職活動はご自分の納得される形で進めて下さい。誰かがベストな進め方と称しても、それはあなた以外の方にとってのベストかもしれません。そのため、ご自分の考えで進む方向と客観的目線で進むべき方向と2つを用意しておきます。転職サイトには多くの求人があります。ご自分の目で確認して、これだと思う求人にアプローチしてみて下さい。一方、客観的にみて、あなたに適している求人というものがあります。その際には、転職エージェントから紹介を受ける形で一度は目を通してみて下さい。自分では気づかなかった目線で紹介をしてくれている要素がきっとあると思います。ご自身の納得のもと、転職活動は進めていきたいですね。