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新入社員だけど、転職していいの?
「新卒として就職してまだ1年だけど、仕事辞めたいな」「他の仕事に転職したいな」と思っているあなた。仕事を辞めたい、転職したいと思っても、社会人としての経験が浅いため、本当にこのまま転職していいのか悩んでしまいますよね。スキルや経験が豊富ならそこまで悩むことはないでしょうが、新入社員だと、そううまくはいきません。
入社して1~3年目の新入社員は、本当に転職していいのでしょうか。
実際に、毎年10万人以上の新入社員が辞めている
厚生労働省の調査によると、平成27年度に卒業した新卒のうち、約14万人が3年以内に退職しているようです。日本における新入社員の離職率は「3年で3割」といわれており、詳細としては1年目で約10%、2年目で約20%、3年目で約30%となっています。つまり、毎年10万人以上の新入社員が仕事を辞めているのです。
平成29年3月に卒業して就職した、17卒とよばれる新入社員は約45万人いますが、そのうちの約5万人(約11%)はすでに仕事を辞めているようです。
苦労して就職したにも関わらず、なぜこれだけの人数の新入社員が短い期間で退職してしまうのでしょうか。
▼参考資料
最も多い退職のきっかけは「待遇」
新入社員が転職を考えるきっかけになる退職理由は、「待遇」「仕事内容」「人間関係」に大別できます。20代のキャリアを支援している大手「ハタラクティブ」の調査では、1位が「休日」、2位が「上司や同僚など従業員」「勤務時間」、3位以下は「仕事内容」「給与」の順番でした。
これらから、転職先に求める要素の多くは「待遇」となっていることが分かります。実際、同社の調べによると、転職先に求める要素の1位が「休日や給与などの福利厚生がよい」、続いて「残業や場所などの勤務条件がよい」となっています。
不満を抱いている現状の待遇を改善するために、転職をする人が多いことが予想できます。
▼参考資料
今の「第二新卒」は転職のチャンスだらけ!
新入社員として入社したけど、3年以内に退職した新卒は「第二新卒」とよばれています。そんな第二新卒ですが、実は、今は転職のチャンスだらけです!理由は以下の2つです。
第二新卒の需要が高い理由
- 新卒の就職市場が「売手市場」で、企業側が必要数の採用ができていない
- 短期離職した新入社員の穴埋めをしたい
ここ数年の就職市場は、学生に有利な売手市場で、2019年3月卒の求人倍率は1.88倍にもなっています(学生1人に約2件の求人がある)。5年前の2014年の求人倍率が1.24倍だったことを考えると、大きな差が出ているといえるでしょう。求人数に対して学生の数が足りていないため、企業側の採用が困難になり、必要数を確保できていないのです。
さらに、採用が困難なうえに、3年以内に離職する新入社員(第二新卒)も増えているため、人員の補填が活発になっています。
▼参考資料
転職するならタイミングが重要に
"今は"転職のチャンスだらけとお伝えしたのには理由があります。就職・転職市場は非常に流動的なため、来年、再来年も必ず第二新卒にチャンスがあるとはいえません。市場が逆転して「買い手市場」になり、再び就職氷河期を迎えることも考えられます。あくまでも可能性の話にはなりますが、楽観視はできないでしょう。
そのため、第二新卒が転職するならタイミングが重要に。そして、そのタイミングこそ、今なのです。第二新卒の需要が高い今、動き出したほうがいいですよ!
「とりあえず3年は働け」はもはや古い考え
よく「とりあえず3年は働け」といわれますが、その考えは正直古いでしょう。たしかに、3年働き続けることで身につくものがあるかもしれませんが、転職することで見えてくるものもあります。「若さ」は非常に大きな武器で、20代だからこそできる挑戦があります。事実、20代後半、30代に入ってしまうと、他業種・職種に転職しづらくなり、挑戦できる幅が小さくなってしまいます。
もし、実際に働いてみて、本当にやりたい仕事が見つかったのであれば、たとえ1年しか働いていなくても転職するといいでしょう。不満を抱えながら仕事を続けるか、自分らしく働いていける仕事に転職するか、しっかり考えてみてください。
初めての転職は今後のキャリアを左右する重大な決断に
平成20年度の転職者数は約413万人でしたが、10年後の平成29年度は500万人を超えています。転職がより身近なものとなりつつあることが分かるでしょう。しかし、特に新入社員の転職は気軽に行えるものではありません。初めての転職は、今後のキャリアに大きな影響を及ぼす重大な決断です。第二新卒としての転職で失敗してしまうと、今後の転職活動で大きなリスクを背負うことになります。
転職先を間違うと市場価値が一気に下がってしまうことも
初めての転職、成功すれば何も問題はありません。しかし、新卒で入った会社を早期離職した上に、さらに次の転職にも失敗した場合、あなたの市場価値は一気に下がってしまいます。早期での退職が連続すると、「長続きしない人」「環境ではなく本人に問題がある」とみなされる可能性が高くなるためです。
職歴のない既卒やフリーターよりも価値が落ちてしまうことも考えられるので、転職先選びは慎重に行いましょう。
初めての転職を分からないまま進めてはいけない
初めて転職をするとなると、「どうやって進めればいい?」「自分にぴったりな企業ってどこ?」などと不安が出てくるでしょう。分からないことばかりだと思います。
何も分からないまま転職を進めることは大変危険です。転職活動は、新卒時の就職活動と同じではありませんし、企業を選ぶポイントもまったく異なります。転職活動を成功させるには、転職ノウハウをしっかりと理解した上で、慎重に進めなければなりません。転職について何も分からない、自分の市場価値も分からないという人は、しかるべき人に相談して失敗するリスクをおさえましょう。
同僚・上司への相談は避けたほうが無難
相談相手ですが、同僚や上司は避けておいたほうが無難です。上司に伝えてしまうと、あなたは新入社員なので、ほぼ100%引き留めにあってしまいます。若手人材の流出を防ぎたい、会社の離職率を上げたくないなど、理由はさまざまですが、それらは単なる会社都合です。お世話になったからといって、律儀に報告する必要はありません。そして、同僚に相談するのもリスクがあります。もし、その同僚が周囲にばらしたりしてしまうと、後々面倒なことになりかねません。
転職の相談をするのであれば、社内ではなく、外部の人を頼るようにしましょう。
失敗できない初めての転職だからこそエージェントと一緒に
それでは、新入社員は誰に転職相談をすればいいのかというと、おすすめは「転職エージェント」です。転職市場を熟知しているプロが相談にのってくれるため、内定に繋がる転職ノウハウを余すことなくアドバイスしてくれるでしょう。
転職エージェントに相談する大きなメリットは、「求人紹介」と「選考対策」。あなたのスキルや経験、強み・弱み、できること・できないことなどを総合的にヒアリングしたうえで、どういった企業に通用するのか、どの業界・職種であれば高いパフォーマンスを発揮できるのか、分析してぴったりな求人を紹介してくれます。また、企業の人事とつながっていたり、これまでに転職に成功した事例をデータとして持っているので、履歴書・職務経歴書の添削や面接アドバイスは非常に役立つでしょう。
「自分にマッチする求人を知りたい」「面接で失敗したくない」と感じている、転職を考えている新入社員の人は、ぜひ相談してみてください!特に、20代や第二新卒の転職支援を専門としている転職エージェントを使うと、親身にサポートしてくれますよ。
新入社員でも歓迎!おすすめの転職エージェント3選
20代で転職を考える人にぜひ相談してほしいのが「ハタラクティブ」。20代の転職を専門サポートしているため、アドバイスを非常に的確。ハタラクティブならではの採用ノウハウがあるため、書類選考突破率は90%以上、内定率は業界トップクラスの80%以上となっています。
ハタラクティブ
4.2
口コミ数:45
大手マイナビが唯一、20代を専門にサポートするために立ち上げたのが「マイナビジョブ20's」。20代を対象としている求人が1,500件以上もあり、その内の50%以上が職種・業種未経験OKとなっているため、キャリアチェンジしたい第二新卒でも使いやすいでしょう。
マイナビジョブ20's
3.7
口コミ数:40
年収500万円以上、残業10時間以下など、好条件な企業に転職したい20代には「doda」がおすすめです。業界最大級の求人数がある、dodaだからこそ見つかる優良企業ばかりです。
doda(デューダ)
4.2
口コミ数:57
自分にぴったりな求人を効率的に見つけるには「複数登録」を!
「幅広い選択肢の中から選びたい」「いろんな企業を見てみたい」という人は、2~3社の転職エージェントに登録するといいでしょう。転職エージェントによって持っている求人が異なるだけでなく、独占求人や非公開求人もあるため、複数登録しておけば、より多くの企業を紹介してもらえます。
登録・利用は無料なので、情報収集だけでも使ってみるといいでしょう。
新入社員でも転職できる!失敗したくない人はエージェントを使おう
第二新卒の需要は高まっているため、今は転職のチャンスだらけです。新入社員だからといって、転職先がないということもありません。しかし、初めての転職は、その後のキャリアにも影響する非常に重要な決断です。安易な考えのもとで進めてしまうと失敗し、自分の市場価値を傷つけてしまいます。「絶対に失敗したくない」という人は、転職エージェントをに相談して、転職活動を一からサポートしてもらいましょう。求人紹介から面接対策まで、初めての転職活動を確かなノウハウをもとにサポートしてくれるので、失敗するリスクが減りますよ。