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転職活動は新しい挑戦への第一歩。しかし、数々の求人情報がある中で、どの企業を選ぶか迷うこともしばしば。そんなとき、元社員のリアルな声や評判が掲載された“口コミサイト”を見るという方も多いのでは。
転職活動中の方々は、口コミサイトをどのように活用しているのでしょうか。口コミを参考にした上で気になった点を質問するなどして選考に臨んでいるのか、はたまたネット上の情報だからという理由で全く閲覧しないのか。
そこで今回は、求人サイト「エン転職」が社会人4,513名を対象に行なった「転職活動時の口コミ閲覧」に関するアンケート調査の結果をご紹介します。
調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)を利用するユーザー
調査期間:2023年12月26日~2024年1月30日
有効回答数:4,513名
転職活動時に社員口コミを見る人の割合は?
20〜40代以上の4,513名に、まずは「転職活動の中で、企業に関する社員口コミを見ますか?」と質問してみました。
「見る」と答えたのは50%、「見ない」は31%という結果になりました。また、世代別で見てみると、40代以上で「見る」と回答したのは45%だったのに対し、20代では57%に及びます。世代が若くなるほど、社員口コミを見ていることが分かりました。
どのタイミングで口コミを見る?
次に、社員口コミを見ると答えた方を対象に、「社員口コミを見るタイミング」についても聞いてみたところ…。どの年代も多くの方が「応募前」に見ているという結果に。その理由について、「応募する前に確認しないと、その後に確認して応募をキャンセルするのは失礼になるから。(20代男性)」という声がありました。
また、「選考中~最終面接前」に口コミを確認し、面接時にどのような質問をされるか確認したり、自分の印象と元社員のコメントにギャップがないか確かめるという方もいました。
社員口コミの影響で応募辞退した人は◯割
また、社員口コミを見ると答えた方を対象に、口コミの影響による応募や選考辞退、内定辞退の経験についても尋ねてみたところ…。口コミを「見た」方々全体の約7割が「応募を辞めた」と回答。「選考辞退をした(全体 16%)」、「内定辞退をした(全体 6%)」方々もいるようです。
一方、「辞退したことはない」と回答した方も、社員口コミを見ると答えた方全体の25%に及びました。
まとめ
転職活動において、口コミサイトの掲載内容を参考にしている方々は多いようです。しかし、当然ではありますが、口コミはあくまで書いた人の主観です。良い感想も、良くない感想も信憑性に乏しい可能性があります。そもそも口コミの母数が少なく判断が難しい場合もあるでしょう。
信頼できる情報が欲しい。そう思ったら、転職エージェントを活用するのも手です。転職エージェントは、担当する転職先の会社の内情に詳しいことがあります。独力で転職活動を行う場合と比べて、職場の雰囲気など、通常の求人では得られない情報を入手できる可能性が高まり、より相性の良い会社に転職できるかもしれません。
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