東京理科大学大学院修了後、東証一部上場の某電機メーカーに入社。通信技術の研究職と技術者の採用業務に従事。その後、人材ベンチャー企業に入社。採用活動コンサルタントとして企業への採用業務代行と採用活動の支援業務を行っている。これまで100社以上の採用活動を支援してきている。就職活動コンサルタントとしては、新卒と中途を合わせて22,000名以上の求職者の内定獲得を支援してきている。
目次
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上司との関係は上手くいっていますか?
この記事はこんな人向け
- 上司との関係が上手くいかない…
- 私もしかしたら嫌われてるかも…
- 完全に嫌われてる…どうすればいい
もしも上記の中で1つでも当てはまる人は要注意です。
仕事における上司との関係性は本当に重要で、結論から言って人間関係が悪い中で仕事を続けていると良い事はありません。
上司に嫌われると
- 心身の疲労が蓄積する
- 仕事の評価を受けにくくなる
- 分の悪い仕事が回ってくる
- 仕事のモチベーションが沸かなくなる
基本的に部下の評価は直属の上司を通して行われるので、その上司から嫌われてしまうと評価そのものが上がりにくくなってしまいます。
出世ができないと給料が上がらなかったり役職を与えられなかったりするので、キャリアアップが期待できなくなるでしょう。
上司に嫌われる部下の特徴7つ
上司に嫌われると出世ができなくなる、それだけは避けたいですよね。今の会社でずっと働き続けたいと考えているなら尚更です。
そこで、まずは上司に嫌われる部下の特徴を知ることから始めましょう。上司に嫌われるタイプの部下にありがちな傾向を、いくつかまとめました。自分にあてはまる項目があるかどうか確かめてみてください。
1.そもそも仕事ができない
最初に現実を突きつけますが、そもそも仕事ができない部下は上司に嫌われるケースが多いでしょう。
仕事ができないとは【成果が出ない・効率が悪い・意識が低い】など、さまざまな意味が含まれています。
上司の立場からすると…
上司は仕事のできない部下に対してこう考えている
- 部下の仕事ができない
- 部下に振れる仕事がない
- 何も任せられない
- 一緒に仕事をしたくない
このように、仕事のできない部下を持つことは上司にとっては大きなストレスになります。ココから派生して、部下のことが嫌いになってしまう上司も多いようです。
2.「報・連・相」ができない
「報・連・相」ができないのも上司から嫌われる特徴のひとつです。報・連・相とは「報告・連絡・相談」のことで、最初の研修などで教えられることが多いでしょう。
「報・連・相」ができないとどうなるか
- 上司が現状を把握できない
- 部下が何をしているか分からない
- チームの組織力が下がる
- 基本的な事ができない部下を嫌いになる
少ない人数のチームであればそこまで大きな問題はないかもしれませんが、人数が増えると上司は全員の動きを把握できなくなるので、報・連・相を強く求めます。しかし、それをしてくれないと上司は状況が把握できずに困ってしまうため、嫌われるのです。
3.文句や言い訳が多い
与えた仕事に対していちいち文句をつけてくる部下は、高い確率で上司に嫌われます。
上司が振った仕事に対して「いや、でもこれって…」や「いやぁ、マジですか…」という言い訳や泣き言を言うのは、上司の怒りを買って当然です。
また、結果に対する言い訳が多い人も上司に嫌われる傾向にあります。もちろん過程も大事ですが、会社は結果を求めています。「~だから」「~があったので」など言い訳をしても意味がないのです。改善策を提案するより先に言い訳ばかりしてくる部下は上司から評価されないでしょう。
4.愛想がない
"愛想がある人とない人、どちらが好印象ですか?"と聞くと、ほとんどの人が前者が良いと答えるでしょう。話しかけても会話してくれない、仕事中は常につまらなそなどだと、上司からすると可愛げがありません。
上司としても、部下には楽しく働いて欲しいと考えているはずです。楽しく仕事ができるかどうかは、人間関係に大きく影響します。本人が愛想良くしているつもりでも、上司の目線から見て無愛想だと感じてしまったら、それは嫌われる原因の1つになってしまいます。
5.会話が成り立たない
質問をしたがそれに該当する答えが返ってこない。つまり、会話が成り立たないのも上司から嫌われる特徴です。仕事でのコミュニケーションの取り方は会話がほとんどですので、そこですれ違いが発生すると上司はイライラしてしまうでしょう。
基本的に、上司は自分の意図が伝わらない部下のことを嫌いになります。逆に言うと、言葉にせずとも自分の意図を汲み取って動いてくれる人の事は好きになります。
6.学生気分で仕事に取り組んでいる
若手社会人に見られがちな傾向ですが、学生気分で仕事に取り組んでいると上司に嫌われます。会社は学校ではないという良く知られた台詞がある通り、職場と学校では圧倒的に違います。
学生気分で働いている人の特徴
- 遅刻・欠勤など職務を理解していない
- 納期・約束など責任を理解していない
- 会社の看板を背負っているという行動規範を理解していない
社会人としての自覚やモラルが圧倒的に低いと、上司から嫌われてしまいます。上司の立場からすると、当たり前の事を当たり前にできる人を求めているのは当然の話です。
7.素直さがない
最後に紹介する上司に嫌われる部下の特徴は、素直さがないです。そういった部下は、出した指示に対していちいち反論してくる、自分の意見の方が正しいと思い込んで頑なに拒否反応を示すなど、相手の意見を飲み込もうとしません。
悪いことを教える上司はいません。部下が成長して成果を出すために必要なアドバイスをしているのに、素直に受け入れてくれないと、教えても意味がないと嫌ってしまうのです。
上司との良好な関係は自身の将来にも重要
上司との関係を良くすることは、キャリアアップするための基本事項です。上司という立場が持つ人脈やスキルを早く身につけることができます。さらには、上司の方がさらに出世して空いたポジションに、あなたが座ることができるためです。東証一部上場企業に勤務する私の友人でこの方法を使って、39才で取締役に出世した方が居ます。よって、あなたは良好な人間関係を築くためのスキルを磨き実践して、上司の方々とのより良好な人間関係を構築していきましょう。
上司に嫌われていると気づいたら実践すべき対処法4つ
自分が上司に嫌われていると判断した場合には、少しでも早く何かしらの手を打つ必要があります。
何もせずに放置していた所で、上司があなたを好きになる可能性が低いでしょう。具体的に何から始めれば良いのかを紹介します。
1."なぜ自分は上司に嫌われるのか"を分析
まずは分析です。なぜ自分は上司に嫌われるのかを把握しましょう。原因を把握しないことには具体的な対処法を練る事ができません。
仕事に取り組む態度が悪かったのか、コミュニケーションが足りていなかったのか、考えられる要因は多くあります。そこを追究することから始めましょう。
上司はほとんどの場合で「嫌いになる原因やポイント」があったはずです。それが何なのかを見極めましょう。
2.分析結果に合わせて適切に対処する
上司に嫌われる原因が分かったら、適切な対処を施しましょう。いくつか例を挙げてみます。
会話が成り立たたずに嫌われた際の対処法
質問に対する答えを最初に述べましょう。つまり、結論ファーストです。「この仕事はいつまでに終わりますか?」と聞かれたら「○○までです。(なぜなら~※必要に応じて)」という風に、最初にいつ終わるのかを明確に答えると、聞いている側はその後の話の内容が入ってきやすくなります。
これが「~で、~なので、○○までです」という答え方をしてしまうと、いつ終わるのかを聞いたのに答えが返ってくるのが遅い+言い訳をされているように聞こえるので、上司をイライラさせてしまいます。
素直さがなくて嫌われた際の対処法
素直さを持ちましょう。これしか言えないので、別の視点から考えてみます。例えば、上司から「○○をAでやっておいて」といわれたが、自分はそうじゃないと思ってBというやり方で実行したとします。もしこれで失敗したらどうなるか予想できますか?
Aで実行して失敗した場合は上司が責任をとってくれますが、Bの場合は部下の責任になってしまいます。何が言いたいのかというと、上司からの指示を素直に受け入れて実行した上での失敗であれば、上司が守ってくれるのです。素直にいるだけで自分の身を守ることができるといえるでしょう。
3.上司に嫌われている事実を受け入れた上で気にしない
上司も人間ですので、合う合わないは当然あります。その前提を理解した上で、上司に嫌われている事実を気にしないのも一つの対処法です。「人間だから好き嫌いあるし、嫌われたのがたまたま自分だっただけ」、こんな風にいい意味であきらめて気にしないのもありです。
しかし、そこでビジネスコミュニケーションを怠ってはいけません。嫌わている事実を受け入れたうえで、仕事で必要なコミュニケーションは最低限とるようにしましょう。
4.上司に嫌われて先が見えないなら転職も視野に
実は上司との人間関係が原因で転職する人は少なくありません。以下は「リクナビネクストが発表した退職理由ランキング」で、上司経営者の仕事に不満がランキング1位になっています。
1度でも上司に嫌われてしまった場合の挽回はかなり難しく、現実的には転職を考える方が早いかもしれません。
転職をすることで新しい環境で一からスタートし直すことが可能です。今回の経験で学んだことを次の職場で活かし、新しい上司と良好な人間関係を築いていきましょう。
転職エージェントなら事前にどんな会社・上司かを知ることが可能
転職エージェントには多くの求職者が相談をしに訪れます。そこで、「○○会社で人間関係に悩んだ」などの情報を聞き出しているので、どこの企業で人間関係の問題が多く出ているか把握しています。
また、転職エージェント経由で転職した人から入社後の職場環境のヒアリングも行っているので、企業の内部情報にも精通しています。そのため、人間関係が面倒くさくない企業の紹介が可能なのです。
風通しの良さや働きやすさは入社後の仕事で得られる成果に大きく影響しますので、重要な要素です。転職エージェントの方はその企業に訪問し、内部事情も知っています。よって、あなたが「風通しの良い会社で働きたい」と転職エージェントに伝えてもOKです。ただ、ここで重要なのは、人間関係の実情や売り上げの上げ方など、あなたにとって「風通しの良さ」とは具体的にどういうことなのか、その定義を明確に転職エージェントの方に伝えることです。認識の間違いによってあなたに合わない企業が紹介されるの防ぐためです。
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【まとめ】上司に嫌われる原因と対策を理解しよう
職場の上司に嫌われてしまう人には何かしらの原因・特徴があり、1度嫌われてしまったらなかなか挽回するのは難しいと言えます。もしも「嫌われているかもしれない」と感じた時には、できるだけ早めに行動に移しましょう。
上司に嫌われてしまうと、大袈裟でなく人生の出世コースが絶たれてしまうかもしれません。状況に応じて転職を検討するなどして、自身の可能性の芽を潰さないようにしましょう。
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上司と良い関係を作るポイントは「この人はオレの仲間だ」と思わせることです。そのための基本は綿密に口答でコミュニケーションをとることです。メールではダメです。リアルでそれも面頭向かっての口答によるコミュニケーションです。コミュニケーションの内容も重要でして、ただの無駄話ではいけません。ビジネスの世界でよく言われている「報・連・相」を絶えず行うことが、「この人はオレの仲間だ」と認識され、あなたに多く良い仕事が舞い込んできます。