東京理科大学大学院修了後、東証一部上場の某電機メーカーに入社。通信技術の研究職と技術者の採用業務に従事。その後、人材ベンチャー企業に入社。採用活動コンサルタントとして企業への採用業務代行と採用活動の支援業務を行っている。これまで100社以上の採用活動を支援してきている。就職活動コンサルタントとしては、新卒と中途を合わせて22,000名以上の求職者の内定獲得を支援してきている。
目次
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「仕事が辛くてたまらない」
もしも現時点で仕事が精神的・肉体的に辛いと感じている場合は、イチ早く原因を確かめて適切な対処法を取る必要があります。
仕事が楽しくない・つまらないだけなら、大きな問題ではありません。しかし、精神的・肉体的に辛い場合は話は別です。結論から言って転職を検討することをオススメします。
仕事には2種類の辛さがある
まずは、どんな時にどんな風に辛いと感じるかどうかを確かめましょう。
仕事の何を辛いと感じるのかは人それぞれですが、基本的に「肉体的な辛さ」と「精神的な辛さ」の2種類に大別できます。それぞれでどういった辛さがあるのか見ていきましょう。
肉体的な辛さ
肉体的な辛さとは、体力面や身体面に悪影響を与えるケースを指します。代表例として、長時間残業や過剰な肉体労働などが挙げられるでしょう。
十分な休息が取れずに朝起きられなかったり、疲労が日々蓄積して仕事のパフォーマンスが落ちたりしてしまいます。
精神的な辛さ
一方で精神的な辛さは、セクハラや執拗な叱責だけでなく、自分を取り巻く環境の変化によっても引き起こされます。朝起きても会社に行きたくないと思ってしまったり、心が病んでしまったりします。
目には見えない上に自分で辛さを押し殺してしまうこともあるので、知らず知らずの内にストレスが溜まり、ある時一気に爆発することもあります。
仕事を辛いと感じてしまう理由6つ
具体的に、どんな時に仕事が辛いと感じるのでしょうか?上記でも説明しましたが、辛いと感じる瞬間は人それぞれです。
しかし、自分が悩んでいることは他の人も同じように悩んでいることが多いので、よく挙げられる仕事を辛いと感じる瞬間をご紹介します。
【1】労働時間(残業)が長すぎてオーバーワークになっている
残業がない仕事は少ないですから、多少は許容している人が多いでしょう。しかし、中には月の残業時間が100時間を超えるなどの過剰な労働を求められる人もいます。
過剰な残業でオーバーワークになると疲労困憊し、倒れてしまうこともあります。異常な労働環境だと分かっていながら働き続けている間は辛いでしょう。
【2】達成不可能な過剰なノルマを課せられる
仕事で与えられた目標は達成しなければなりません。会社の成長だけでなく、自分自身の成長のためでもあるからです。
しかし、どう考えても達成不可能な過剰なノルマを課せられる場合があります。いくら頑張っても達成できず、上司に怒られる。そんな理不尽な日々が続くと参ってしまうでしょう。
【3】言いたいことがあるが口に出せない
社内の雰囲気や人間関係が悪いと言いたいことがあっても中々口に出せませんよね。風通しが悪い会社だと息苦しいでしょう。また、自分はまったく関係ないのに責任を押し付けられ、反論できずにそのまま罪をかぶってしまうこともあります。
【4】会社を辞めたいけど辞めさせてもらえない
退職を申し出たが会社側が受理してくれず、辞められない日々が続く中での仕事は辛いと思います。その会社や仕事に不満があるから退職したいのに、続けさせられることによって受ける精神的ダメージは計り知れません。
【5】理不尽なことで詰められてどうしていいか分からない
いざ社会に出ると理不尽なことだらけです。理不尽さには耐えるしかないといわれますが、それにも限度があります。
特に上司からの理不尽な詰めに悩んでいる人が多く、相手の方が立場が上ということもあって何も反論ができずに、説教中もその後も辛いと感じてしまうのです。
【6】頼まれた仕事を断れずにひとりで背負い込んでパンク
仕事を頼まれるのは非常に光栄なことです。しかし、断る勇気がないと仕事だけが溜まっていき、いずれ処理しきれなくなります。
一度頼まれた仕事をやっぱり無理だとは言いづらいので、ひとりで抱え込んで最終的にはパンクしてしまうでしょう。
ブラック企業(部署)かも、と気付いた時点からすぐに行動を始めることが、非常に重要です。ずるずると先送りにしていたら、絶対にあなたの体を壊します。かつての私はこれで非常に痛い目に遭いましたので、痛感しています。いろいろな行動の策がありますが、最も肉体的にも精神的に楽なのが、転職をすることです。早速、転職エージェントの方との話し合いを始めて、今いるブラックな環境から脱出をしましょう。体を壊した後では遅いです。すぐに行動を始めましょう。
辛いと感じる仕事を我慢して続けると最悪は鬱になることも
大人になると我慢が大事だと言われますが、辛い仕事を我慢して続けてしまうと鬱になってしまうケースがあります。現代では、仕事の時だけ発症する「新型うつ」の人数が増えつつあります。
また、厚生労働省の「令和2年版過労死等防止対策白書(本文)」によると、仕事疲れによって自殺をしている人の割合は年々増加傾向にあるようです。
他人からあなたの心は見えません。自分のことを一番分かっているのはあなたなので、一度自分自身を振り返ってみましょう。
▼参考資料
仕事を辛いと感じた時はどうすればいい?
仕事を辛いと感じる瞬間や最悪のケースを見てきましたが、どうすればいいのでしょうか?辛いと感じたまま仕事を続けるのはリスクが高いので、絶対に避けてください。
辛いと感じる現状を変えるのは非常に困難なので退職を視野に入れる
正直、現状を改善するのは非常に困難です。仕事を辛いと感じている人は、具体的に何が原因なのか分かっています。それではその原因をもとにどうすればいいか考えてみてください。効果的な対処法は見つかりましたか?
おそらく見つけられない人がほとんどでしょう。なぜなら、「辛いと感じている時点で行動に移すこともつらい」からです。そのため、本当に辛い人は退職を視野に入れるのをおすすめします。自分の体、そして未来を壊す必要はありませんよ。
仕事に殺される...。その前に転職を
仕事に殺される、そんな危機感をキャッチした人は転職を考えましょう。職場環境や労働環境は非常に重要であり、転職ではそれらを大きく変えることが可能です。
"自分にとって楽な仕事"を選択
転職をする際は、自分にとって楽な仕事を選択しましょう。「楽」は「簡単」という意味ではありません。デスクワークはきついから外回りの営業がいいという人がいれば、体を動かすのは嫌だから事務系がいいという人もいます。
自分の性格や個性にあった、適職を見つけるようにしましょう。
転職エージェントに相談して適職を見つけてもらうのもあり
自分にとっての適職が分からない人、次の職場探しに自信がない人は転職エージェントに相談するのをおすすめします。転職支援のプロが転職活動のすべてをサポートしてくれます。
転職エージェントを活用するメリット
- 完全無料で活用できる
- 現職の悩み相談もOK
- 転職の意志がなくてもOK
- 条件に合った求人を紹介してくれる
具体的に言うと、「リクルートエージェント」や「doda」などが転職エージェントの業界大手として知られていて、年収UP・キャリアUPを目指す多くの人が利用しています。無料で利用できるのが大きな特徴で、世の中に出回っていない良質な非公開求人情報も数多く取り扱っています。
今の仕事があまりにも辛い・苦しいと感じている人は、まずは無料相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
転職エージェントの方は自身が紹介する会社の内部事情に詳しい。よって、その会社の風通しの良さや働き方を熟知していますし、その会社があなたの性格に合うことを前提にして紹介をしています。ここで重要なのは、転職活動を行うあなたが、現在はどんな状態なのか?どんな働き方を望んでいるのか?ということをゼロから全て話すことです。これによって、「またブラックかよ」という、次の会社もまたブラック企業という最悪な転職は避けられます。
仕事が辛い人は我慢せずに自分にとって楽な仕事に転職しよう
仕事を辛いと感じる理由は人それぞれですが、我慢して続けると鬱や自殺のリスクが高まってしまいます。的確な対処が必要ですが、実はそうありません。例えば、人間関係が辛いならコミュニケーションをとって解決すればいい、実際はそんな甘い話ではありません。人間関係が辛いのにコミュニケーションを取れるわけがないのです。
辛い仕事を我慢して続けるよりも、自分の体と心、そして未来のためにも転職を視野に入れるのをおすすめします。きっと現状を大きく打破できる一手になりますよ。
肉体的にも精神的にも辛いことには原因があります。その原因をよく考えてみると、自分自身で解決(予防)することができることも結構多くあります。どうにもならないときは、労基署や病院などに駆け込んで相談をしましょう。ここで重要なのは、あなたの体が完全に壊れる前に駆け込むことです。肉体的にも精神的にも辛いときは総じて袋小路に陥りがちですが、相談に遠慮はいりません。外部の専門機関に相談すれば、解決の道は見えてくるでしょう。