大学卒業後、大手経営コンサルティング会社を中心にして、人事、営業、組織力をテーマにした経営コンサルティングに従事。採用に関する支援では、県庁、各自治体、民間企業において、多数の実績あり。さらに、個人向けの就職、転職支援も並行して行っている。個人別支援を経て、希望企業への内定取得実績多数あり。現在、国、各自治体、民間まで組織力強化に関するあらゆるテーマで研修を実施しており、その分かりやすさには定評がある。
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「今の職場では物足りない。もうワンステージ上で活躍したい」
「でも今より年収が下がったらどうしよう...。そもそも自分の経験が活かせる企業はあるの?」
そう悩んでいるハイキャリアの皆さん。企業の重要なポジションで働いていたからこそ、そこからの転職には心配が尽きないと思います。転職をした結果、やりたい仕事ができないうえに年収も下がってしまえば、一気にキャリアを失ってしまいます。
そんな悩めるハイクラス層の転職を成功に導いてくれるのが転職エージェントです。なぜ、転職エージェントがおすすめなのか、その理由や選び方のポイントなどを、必要な知識をすべてご紹介します。
ハイクラス層が転職エージェントを利用すべき2つの理由
ハイクラス層の求職者の転職方法は普通の30~50代の場合とは全く異なります。高年収かつ重要ポジションということもあり、ハイクラスへの転職の場合は一気に難易度が上がります。
そこで転職エージェントの利用を強くおすすめするのですが、それには理由が2つあります。
そもそもハイクラス求人が一般に出回らない
そもそもハイクラス求人はあまり一般には出回りません。ほとんどのハイクラス求人は転職エージェントが非公開求人として保有しており、普通の転職サイトでは情報をなかなか手に入れることができません。
ハイクラス・エグゼクティブ採用は各企業における事業戦略や経営戦略と密に関係している重要ポジションであることが多く、その情報を一般公開することは経営上のリスクになりうる場合があるからです。そのため、ハイクラス求人に応募するためには転職エージェントへの登録がマストでしょう。
より理想に近い条件合意ができるように交渉を代行してくれる
ハイクラス求人のほとんどは高年収求人であり、交渉次第で転職後の年収が大きく変わります。しかし、転職したものの前職より年収が数百万円下がってしまうといったケースも少なくありません。
そのため、自分の理想に近い条件での転職を成功させたいのであれば、転職エージェントに交渉を代行してもらうべきです。自分ひとりで交渉するよりも成功率は高いはずです。
転職市場では何を基準に「ハイクラス層」と使われるのか
ハイクラス転職エージェントにある「総合・特化型」と「ヘッドハンティング型」
ハイクラス層をサポートする転職エージェントは「総合・特化型」と「ヘッドハンティング型」の2つに分類されます。
総合・特化型とは、求職者に対して担当アドバイザーがつき、保有しているデータベースから求職者に合った求人を探し出して紹介していく、いわゆる一般的な転職エージェントです。
ヘッドハンティング型転職エージェントの場合、基本的に求職者に担当アドバイザーは付かず、扱っているハイクラス求人に合いそうな求職者を見つけ出してコンタクトを取り、転職を打診(スカウト)します。
期間と希望に応じて使い分けるのが重要
転職活動期間や希望条件に応じて使い分ける必要があることを知っておきましょう。
総合・特化型の転職エージェントの場合、数多くのハイクラス求人の中から求職者に合いそうな求人を随時紹介してくれるので、「多くの求人に一気に接触して早く転職を決めたい」という方におすすめです。
一方で、ヘッドハンティング型転職エージェントの場合、自分から求人を探す必要がないことに加え、本当に自分を求めている企業のみと接触することができるというメリットがあります。
逆をいえば、ヘットハントされなければ転職はできません。「(期間が長引くことも考慮した上で)自分を求めている企業のみと接触して吟味したい」という方にはおすすめです。
ヘッドハンティング型転職エージェントを使う際の注意点は?
ヘッドハンティング型転職エージェントを利用しても、すぐにオファーがくるということは稀です。もっとも良くないケースは、一度作成した資料をブラッシュアップしないケースです。しばらくサイトにアップして、オファーが来ないのであれば、資料自体の見せ方を工夫する必要があります。そういったことが苦手だと思われる方は、通常の転職エージェントに一度ご相談されてみることをお勧めします。ヘッドハンティング型で成功する方は、自分の魅せ方がうまく、当然に相応の実績も兼ね備えている方が多いのです。競合強しですね。だからこそ、一度は勝負してほしいステージです。転職では、ご自分の最適なステージを見つけてみましょう。
ハイクラス層におすすめの総合・特化型転職エージェント4選
ハイクラス層の転職支援に強い、総合・特化型の転職エージェントを厳選してご紹介します。それぞれでストロングポイントが異なるので、どんな人が利用すべきなのかにも注目して選択しましょう。
1.「doda」
最初に紹介する転職エージェントは「doda」。規模としてはリクルートエージェントに次いで、国内第2位です。
dodaで扱っている求人の多くは、転職サイトdodaや求人企業の公式HPでも募集されていないようなプレミアムなものばかり。一般公開すると応募殺到が予想されるような求人や、企業内でも極秘のポジション募集なども多数含まれています。
あなたひとりに対して2人のプロがついてサポート
dodaの最大の特徴は、求職者一人に対して二人のプロがサポートをするという点。具体的には、以下2名のスタッフがあなたの転職をサポートします。
1.キャリアアドバイザー
キャリア全体の相談をうけ、求職者の未来を見据えたサポートをするコンサルタント
2.採用プロジェクト担当
企業、業界に特化したアドバイザー。企業理解が深いので、人事担当者目線で面接対策や書類添削を行うことができる
ゆえに、dodaは、30代での転職だからこそこれからのキャリアについての相談をしつつ、企業・業界のニーズもしっかり把握したいという方に非常におすすめの転職エージェントです。
2.ランスタッド
次におすすめなのが「ランスタッド」。転職エージェントランキングのコンサルタント個人部門にて、所属転職コンサルタントが総合ランキングで1位を獲得したこともあり、コンサルの質は他社と比較して圧倒的に高いです。
上記は実際に西新宿のランスタッドのオフィスへ足を運んだ時に撮影してきた写真です。エントランスにもお洒落でエグゼクティブな雰囲気が漂っていました。
ハイクラス転職では、企業は求職者をより慎重に評価した上で採用を決めます。企業が求める人材像を汲んだ上で確実に選考を通過していくためには、質の高いコンサルタントのサポートが必要不可欠です。
「ハイレベルのコンサルを受けてなんとしてでも転職を成功させたい」という方には非常におすすめの転職エージェントです。
3.エンワールド・ジャパン
「エンワールド」は、APAC地域において多国籍企業と国際的な視点を持つグローバルな人材をつなぐ、日本でトップクラスの人材紹介会社です。
年収800万円以上の求人数は常時10,000件以上、求人数・取引先企業数4,461社(2021年2月現在)で、トップクラスにふさわしい豊富な求人数を誇ります。
”入社後活躍”というMissionを掲げており、
「キャリアプランアドバイスから、転職後もしっかりフォローしてほしい」という方にはおすすめです。
4.ロバート・ウォルターズ
「ロバート・ウォルターズ」は、外資系・日系グローバル企業転職を扱うエージェントです。
他の外資系転職エージェントとの違いは、外資系・日系グローバル企業での英語を使う求人に特化している点です。
外国人のコンサルタントも在籍していて、日本で長い間ビジネスを行っていることから「日本での外資系転職」を安心して相談できます。
「英語力を活かして転職がしたい!」という方にはとてもおすすめの転職エージェントです。
ハイクラス層におすすめのヘッドハンティング型転職エージェント3選
続いて、ハイクラス層におすすめしたいヘッドハンティング型転職エージェントを厳選して紹介します。「自分を本当に求めている企業にのみ交渉したい」という方は要チェックです。
1.ビズリーチ
最初におすすめするヘッドハンティング型転職エージェントは「ビズリーチ」。厳選した国内外の優良企業や一流ヘッドハンターからスカウトが届く、まさにハイクラス層向けの転職サービスです。有料会員制サービスを用意しており、ビズリーチだからこそ提供できるクオリティーの高い極秘求人はぜひチェックしておくべきです。
「お金を払ってでもどこよりも質の高いハイクラス転職を成功させたい」という方にはおすすめの転職エージェントです。
2.CAREER CARVER(キャリアカーバー)
2つ目は「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」。転職支援業界最大手のリクルートホールディングスが運営している、ハイクラス層に特化した人材紹介サービスです。
キャリアカーバーの最大の特徴は、専門分野や経歴を見た上で自分に合いそうなコンサルタントを指名してカウンセリングを受けられるという点です。あらかじめ自分の専門分野や経歴に理解のあるコンサルタントを指名して希望条件を細かく伝えておけるので、スカウティングの精度が高まり、ミスマッチが減ります。
「ミスマッチのないヘッドハンティングを受けたい」という方はまずは相談から始めてみましょう。
3.クライス&カンパニー
3つ目におすすめするヘッドハンティング型転職エージェントは「クライス&カンパニー」。ハイクラス層の中でも、特に30代の転職支援に強みがあります。所属するコンサルタントは「キャリアコンサルタント」国家資格を取得しているので、知識とサポートは保証付きです。事業・経営に大きく関わる重要なポジションであるがゆえに企業は採用の可否を慎重に判断するので、そこを納得させるためにはレベルの高いコンサルタントによるサポートが必要です。
「30代のハイクラス転職に特化した万全なサポートを受けたい」という方におすすめの転職エージェントです。
ハイクラス転職エージェントを利用する際のポイント3つ
当たり前ですが、転職エージェントを使う目的は転職を成功させることなので、控えめに利用していてはもったいありません。そこで、ハイクラス転職エージェントを"使いたおす"ポイントを3つご紹介します。
1.ミスマッチを失くすために希望する条件は明確に伝える
担当のコンサルタントに希望条件が伝わっていない場合、転職先企業とのミスマッチが起きやすくなります。責任重大なポジションにおける転職でミスマッチが起こると、「仕事内容が自分に合っていないことで能力を活かせず、大きな責任だけを担ってしまう」「前職よりも大幅に年収が下がってしまう」などといったリスクが伴います。
ミスマッチを防ぐためにも、希望条件は明確に伝えておきましょう。
2.いい条件を求めるがゆえに経歴やスキルで嘘をつかない
「少しでも良い条件で転職を決めたい」という気持ちは分かりますが、嘘をついて自分を盛ってしまったとしても選考過程で簡単に見抜かれます。その場合、企業からはもちろんコンサルタントやヘッドハンターからの信用も失い、今後のハイクラスへの転職活動において不利に働きます。
また、ハイクラス・エグゼクティブ職では高度なスキルが求められるため、仮に転職が成功したとしても働き始めてから苦労するのは目に見えています。
過去のスキルや経歴では嘘をつかずに、正直に伝えましょう。
3.求人の紹介状況やコンサルタントの質によっては複数登録を検討する
ハイクラス転職を専門とした転職エージェントは数多くあり、それぞれでサポート体制やコンサルタントの質、紹介求人は異なります。また、ハイクラス求人は一般転職者向けの求人と比較しても圧倒的に数が少ないです。
そのため、転職エージェントには複数登録しておくことをおすすめします。複数社から求人紹介やサポートを受けることで、より多くの選択肢が得られ、転職成功率が各段に上がります。
ほとんどの転職エージェントは無料で使えるので、複数登録しておくことに損はありません。
どんな職場環境で働きたいのか明確にしておくことは、転職活動では必須ですし、就職後においても、自身の手で職場環境を変えていく際に必要になります。各種制度類の整備状況や社内の空気感など、職場環境といっても非常に細かく分解できます。そのため、その全体像を明確化することは容易ではありません。だからこそ、転職エージェントと一緒に明確化していってほしいのです。最初は漠然としたイメージで結構です。どんな環境なら楽しく仕事ができるのか、この1点で結構です。そこから肉付けをしていけば良いのです。一人で考えずに、是非、エージェントの力を頼ってくださいね。
ハイクラスに相応しい転職エージェントを利用しよう
ハイクラス層の転職の難易度は決して低くはありません。求人数が少ないことに加えて、企業の事業・経営方針を左右する重要なポジションへの転職であるがゆえに、これまでのキャリアで培ってきた経験やスキルを重点的にチェック・評価されます。
そのため、ハイクラス転職を知り尽くしたプロのサポートを受けながら転職活動を進めるべきだといえます。ぜひ本記事を参考にして、自分の目的に合ったハイクラス転職エージェントに登録してみて下さい。きっとハイクラス層のみなさんにマッチした企業を見つけて、転職成功まで導いてくれますよ。
ハイクラスとは明確な基準はありませんが、1つの基準として年収がございます。年収800万~1,000万円をハイクラスと考えているケースが多いです。また、年収だけではなく、ハイクラスに求められる要素もある程度共通している部分があります。チームリーダーとして、組織変革へ向けた折れない心と幹部層に求められ各種能力が備わっている点です。これらの要素の一部または多くが備わっていることを証明して、組織貢献と自己実現を図っていくことを企業側に伝え、説得する必要があります。責任は大きいですが、立場上、ビジネスマンとして、ひいては、人として、多くの大切な経験ができることは魅力的ですね。