会社や上司、同僚と価値観が合わない…原因と対処法を解説

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会社で働いていて「価値観が合わない」と感じるときはありませんか？

業務の進め方や人間関係など、価値観が合わないことが多いと、仕事に対するモチベーションも下がってしまいがちです。仕事のパフォーマンスにも影響し、評価や査定に悪影響が出ることも考えられます。このような悪循環が起きてしまうため、価値観が合わないと感じているならすぐに対策が必要です。

今回の記事では、会社で価値観が合わないと感じる主なケースや、試してほしい対処法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

一口に価値観が合わないと言っても、その事例はさまざまです。今回は、代表的なケースをいくつかご紹介します。

その1：上司が合わない

上司と価値観が合わない経験のある方は、多いのではないでしょうか。直属の上司は日頃から接する機会が多いため、仕事の進め方やコミュニケーションの取り方など、価値観の違いを感じる機会も多くなります。

相手が上司とあれば、自分の主張を押し通すわけにもいかないので、ストレスや不満が蓄積しがちです。頻繁に異動のある会社であれば我慢できますが、そうでない場合、溜まった不満の解消は難しくなります。

その2：仕事が合わない

異動や昇進によって、今まで担当してきた領域とは異なる分野の仕事を任せられることもあるでしょう。時には苦手な仕事や、やりたくない業務を担当せざるを得ないことも少なくありません。

仕事の早さ／正確性／コミュニケーション力など、職種によって求められる能力・スキルは異なります。「新しい業務のやり方に上手く適応できない」「これまでの進め方に固執してしまう」といった方の場合、価値観の違いを感じることが多いです。

その3：社風が合わない

会社の社風が合わないと感じることも、仕事をする上で大きな悩みになります。例えば、コミュニケーションが活発な会社では、内気な人は引け目を感じてしまうことが多いでしょう。反対に、ちょっとした私語もできない社風の場合、会話好きな性格の人は窮屈に感じてしまいます。

「年功序列かフラットな人間関係か」「一律出社かフルリモートか」など、社員個人の好みと社風が合わない事例はいくつもあります。これらのケースでは、会社と社員、どちらが良い悪いと一概に断言することはできません。社員の個性と社風が合わないまま入社してしまいミスマッチを起こしている、悲しい事例と言えるでしょう。

その4：人間関係が合わない

同僚や上司を含む、チーム全体の価値観が自分には合わない…と悩むケースも見られます。

例えば、一見人間関係は良好でも、誰も主体的に手を挙げず、人に仕事を押し付ける文化が定着している部署で働きたい方は少ないでしょう。何事も断り切れない優しい性格の方だと、雑務などを一手に引き受けてしまい、ストレスで潰れてしまうこともあります。

また、注意してほしいのが、いじめや陰口が横行しているギスギスした職場。一般的には「悪口を言う時間が無駄」「人を気にするよりも自分の仕事に集中」といった意見の方がほとんどだと思いますが、そのような人は価値観の違いを感じてしまうでしょう。最悪の場合、自分がいじめの標的になる可能性もゼロではありません。

会社と価値観が合わないと感じたら、どのように対応すれば良いのでしょうか。以下に試していただきたい方法をまとめましたので、ぜひご覧ください。

その1：一旦受け入れる

会社で価値観が合わないと感じたとき、最初に試していただきたいのが、一旦価値観を受け入れること。あまりに酷い場合でなければ、多少の価値観の違いには目を瞑り、仕事で成果を出すことだけに集中してみましょう。

そもそも他人を変えるのは、自分を変えるよりも大きな手間がかかるほか、必ずしも上手く行くとも限りません。

組織や上司、お客様の意見を一旦受け入れることで、相手がなぜそのような価値観を持っているのか、理解が深まることもあります。それによって、相手が納得する改善案を出せるかもしれません。価値観が衝突したとき、まずは相手の価値観を理解しようと努力してみましょう。

※パワハラには注意！

ただし、パワハラが横行しているなど、「価値観の違い」に収まらない度を越した行為が行われている場合は別です。厚生労働省の資料ではパワーハラスメントの定義を「①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの３つの要素を全て満たすもの」としています。

もしこちらに該当するようであれば、人事部や社外の相談窓口などを利用するなどしてみてください。

▼参考サイト

その2：同じ気持ちの仲間を探す

一旦受け入れてみたものの、やはり価値観が合わないと感じることもありますよね。そのような場合は、同じ気持ちを抱いている社員がいないか探してみましょう。

信頼のおける上司や同僚に悩みを話すことで、ストレス解消になり、心の余裕ができるはずです。すっきりとした気持ちで仕事に取り組めるでしょう。部署やチームに話す相手がいない場合であれば、社外の友人や家族に愚痴を言うのも手です。

その3：会社に意見する

経営陣や、上司のさらに上司などに「あの人の意見は間違っている」「社風を改善した方が良い」と主張することで、会社の価値観を変えられる可能性もあるでしょう。ただし、この手法を取ることで、社内で孤立するなどのリスクを背負うこともあります。会社に対して意見することは、あくまで最終手段として捉えておくと良いでしょう。

環境が変わりにくい職場の場合、価値観の違いについて長期的に悩み続けることになります。仕事になかなか力が入らず、その結果昇給や昇格のチャンスを逃してしまうことも。価値観が合わないと思っているなら、選択肢の1つとして転職を検討してみるのもオススメです。

厚生労働省の雇用動向調査によると、多くの人が「仕事の内容に興味を持てなかった」「職場の人間関係が好ましくなかった」ことなどを転職理由に挙げています。

▼参考サイト

ただし、新しい会社のことをよく知らないまま転職をすると、転職先でまた同じ悩みを抱える可能性が大きいです。転職をする場合、いっときの感情で決断するのではなく、転職先の会社について詳しく知ることが大切です。

そこでオススメしたいのが、転職エージェントの活用です。転職エージェントの中には企業の内情に詳しい担当者もいます。1人で転職活動を行うよりも、自身の価値観にマッチした会社を見つけられる可能性が高いと言えるでしょう。エージェントと相談しながら現状や自身の強みをしっかり分析することで、転職成功の可能性が高まります。

「どの転職エージェントを利用したら良いかわからない」という方は、まずは業界大手の「doda」や、「リクルートエージェント」といった大手のサービスから利用してみましょう。

今回の記事では、会社と価値観が合わないときに試して欲しい対処法をまとめてご紹介しました。「価値観が合わない…」とお悩みの方は、転職も含めてぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。