SaaS営業職のリアルな声！ 労働環境、収入面の満足度は？

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ソフトウェアやアプリケーションをクラウドで提供するサービスを展開するSaaS業界。右肩上がりで成長を遂げており、数年後に市場規模が1兆円を超えることが予想されています。将来性を見込んで、SaaS業界への転職を検討されている方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、SaaS業界の営業職にフォーカス。SaaSの営業部門は、マーケティングやインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスなど、業務プロセスが細分化されている点が特長です。また、スタートアップ企業が多く、新しいプロダクトを扱っている点も大きな特長で、SaaS業界で働くイメージがつかみにくいという声も少なくありません。

実際に業界で働く方は、どのような思いを思っているのでしょうか。ここでは、株式会社エムエム総研が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」が、SaaS企業の営業職を対象に行ったアンケート調査をもとに、労働環境や収入面などに関する満足度についてご紹介します。

調査概要

調査概要：SaaS営業職の仕事における幸福感」に関する調査
調査期間：2023年7月10日(月)〜2023年7月11日(火)
調査方法：リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
調査人数：1,005人
調査対象：調査回答時に SaaS企業の営業職 であると回答したモニター
モニター提供元：ゼネラルリサーチ

まずは、SaaS企業の営業職の方（1,005名）に、労働環境と人間関係に関する満足度について質問しました。

「労働環境（人間関係以外）に対する満足度はどのくらいですか？」と尋ねたところ、「ある程度満足している」と答えた方は61.0%という結果に。「とても満足している」と答えた方は22.5%に上りました。

「職場の人間関係に対する満足度はどのくらいですか？」という質問の回答は、「ある程度満足している」が57.7%、「とても満足している」が26.3％。約8割の方が労働環境、また人間関係に満足していることが分かりました。

続いては、気になる収入面について。「現在の収入に満足していますか？」と質問したところ…。最も多かった回答は、「ある程度満足している（58.2%）」。次に「とても満足している（21.5%）」となりました。

一方で、ネガティブな意見も。約2割の方は「あまり満足していない（21.5%）」と回答しました。その詳しい理由を聞いてみると、「労働時間が長い（33.8%）」「業務内容に見合っていない（31.9%）」「自分の実力やスキルに見合っていない（27.5%）」「福利厚生が不十分（26.0%）」というリアルな声が上がりました。

SaaS企業はスタートアップが多いことから、まだ社内制度や福利厚生が整っていないことが多く、そのあたりを不安に感じる方が一定数いらっしゃるようです。

最後は、仕事のやりがいについて見ていきましょう。「業務において自己成長を実感する機会は多いですか？」と質問したところ、一番多い回答は「どちらかといえば多い（60.1%）」、次いで「とても多い（22.2%）」となりました。

「自己成長を実感する機会が多い」と答えた方に詳細を尋ねてみると、「まかされる仕事が大きい（20代男性）」「環境的に前職よりスキルの高い同僚が多いので、影響される（30代女性）」という声が。やはり将来性のある業界であることから、新しい技術や魅力的な同僚、上司と関わる機会が多く、そうした点が仕事のやりがいにつながっていることが伺えます。

成長が著しいSaaS業界。デジタル化やコロナ禍の影響もあり、求人動向にもポジティブな変化が見られます。「もっと業界のリアルな話を聞きたい」「どんな企業があるのか詳しく知りたい」「自分のキャリアでも働けるか」など、より多くの情報を知りたい方は、エージェントの活用をおすすめします。転職エージェントは、担当する転職先の会社の内情に詳しいことがあります。独力で転職活動を行う場合と比べて、職場の雰囲気など、通常の求人では得られない情報を入手できる可能性が高まり、より相性の良い会社に転職できるかもしれません。

「どのエージェントを利用したらいいの？」とお悩みの方は、業界大手の「doda」や「リクルートエージェント」、「ハタラクティブ」などをチェックしてみましょう。