エージェントBOX編集長です。転職に役立つさまざまな情報を配信することで、皆さまのキャリア選択をサポートいたします。
部署の異動や転勤は新たな挑戦。新天地で心機一転頑張ろうと決意を新たにしたいところですが…。「活躍できるのか」などと不安な気持ちを抱いている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は「異動・転勤前に大切な心構え」をテーマに、事前にどのような準備をすべきか、どのような困りごとがあるか、それにどのように対処すべきかなど、幅広いアプローチで解説します。異動・転勤が決まった方は、ぜひ新しいステージに踏み出すためのヒントとして本記事をご覧ください。
不安な気持ちを落ち着かせるために
新しい場所で働くことへの期待と不安。一方で、不安な気持ちが強い方は、なぜ自分がいま不安になっているのか、自分と向き合ってその原因を探ってみましょう。
そもそも新しい挑戦、また環境が変わることには不安がつきもの。「特に理由はないが、なんとなく不安」という方は、新しい場所で働くことによるポジティブな側面を考えてみてはいかがでしょうか。異動や転勤は自分のキャリアを見直す絶好の機会です。
また、転勤や異動を経験した方に、あらかじめ「新天地で困ったこと」を聞いておくのも手です。経験談を聞いて“よくある困りごと”を事前に把握しておけば余裕を持って対処法を考えられます。「自分はしっかり準備をしている」という安心感から、不安な気持ちが和らぐこともあるでしょう。
どんな困りごとがある?
さて、ここからは求人情報サイトなどを運営するビズヒッツが、転勤・異動・転職した経験がある人168名に行ったアンケート調査をもとに、新天地で困ったことをランキング形式でご紹介します。
1位「人間関係の構築(55人)」、2位「仕事を覚える(35人)」、3位「土地勘がない(20人)」、4位「職場のルールがわからない(18人)」、5位「引越しの手続き(10人)」という結果となりました。
ランクインした項目を大きく分けると、「人間関係やコミュニケーション」「仕事自体に関すること」「引越しに伴うもの」の3つに分けられます。
積極的にコミュニケーション
続いて、「新天地の困りごとの解決方法」も聞いてみました。ランキングは、1位は「わからないことは聞く(49人)」、2位「周囲とコミュニケーションをとる(29人)」、3位「街を見て回る(13人)」、4位「自分で調べる(11人)」という結果に。
「人間関係やコミュニケーション」「仕事自体に関すること」に関する困りごとの解決策としては、やはり積極的にコミュニケーションを取ることです。新しい職場、土地でのコミュニケーションは成功への鍵。早くから良好な関係を築けば、相手から仕事を教えてくれたり、こちらからも質問しやすかったりと、職場全体の雰囲気も良くなるでしょう。
「土地勘がない」「引越しの手続き」といった困りごとも、街や手続きについて積極的に調べる、わからないことは経験者や詳しい人に聞くという解決策が有効でしょう。
どうしてもイヤなら転職も視野に
異動や転勤がイヤだという思いから、勢いで転職を決めるのはやめましょう。しかし、異動や転勤は自分の精神的な健康、また生活に大きく関わる事柄です。よく考えた上で「暮らし慣れた土地で過ごしたい」「自分がやりたい仕事をしたい」という方は、転職をするのも1つの手です。
異動や転勤の有無など社内事情をしっかり把握した上で転職先を決めたいのなら、エージェントの活用をオススメします。
転職エージェントは、担当する転職先の会社の内情に詳しいことがあります。独力で転職活動を行う場合と比べて、職場の雰囲気など、通常の求人では得られない情報を入手できる可能性が高まり、より相性の良い会社に転職できるかもしれません。
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