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新卒半年目に転職を考え始めるケースは多い
「新卒半年目」というと、転職を考えるにはずいぶん早いようにも思えます。しかしながら、実際に新卒半年目で転職を考えるケースは多いです。なぜ、このような早いタイミングで転職を考えるのでしょうか。
社会人にも仕事にも慣れ始めてきたからこそ見えてくるものがある
新卒半年目は、社会人にも仕事にも慣れ始めたころです。そのため、「他社の同級生の話と比べて、これはおかしいのではないか」「この仕事は合っていないのではないか」といったことが見え始めます。そこで満足感があれば、もっとこうしていきたいといった風に前向きになれますが、反対の場合はもっといい環境に身を置きたいと感じてしまいます。
新卒半年目で転職を考えるのは悪いことではありません。誰しも、新卒時に入社した会社がすべてではないですし、全員が希望通りに行きたい企業に就職できたわけでもありません。これから何十年と続く人生とキャリアを考えた際に、転職という選択肢が出てくるのは当然なのです。
新卒が転職を考えるときは「なんで転職したいんだっけ?」が重要
前述しましたが、新卒半年で転職を考えること自体は悪いことではありません。しかし、この時にすぐに行動するのではなく、「なぜ転職したいのか」と一度自分に問うことが重要です。
転職理由を明確にせずに転職活動を始めると、企業選びが上手くいかないだけでなく面接官からの質問に対して適切な回答ができません。
また、転職した後も同じような理由でまた退職してしまう危険があります。
退職理由と転職理由が明確でポジティブなのかどうかが求められる
入社半年で転職をする場合、退職理由及び転職理由が明確でポジティブなのかどうかが問われます。例えば、「今の会社での環境が毎日深夜残業で休みもとれず、体調を崩し始めている。しかし、仕事自体は大好きなため、健全な生活を送りながら退社後や土日には仕事のための勉強をし、質の高いアウトプットを提供しながら自分を高めていける環境に身を置きたい」というような理由であれば、半年の退社であっても納得感があります。
社会人経験が半年しかない人にスキルや実績を求めることはほとんどありません。退職・転職理由で人柄と今後どうなっていきたいか、その向上心をアピールしましょう。
目的がない転職はおすすめしない
一方で、「なんとなく今の仕事が合わない気がする」といった目的がない理由での転職はおすすめしません。なぜなら、そのような理由で転職活動をしても内定はもらえないですし、受かったとしてもまた同じ不満が出てくる可能性があります。
「不満が出てきたらまたすぐに辞める人」だと思われて採用されない
転職に目的がない人は、理由を聞かれた際に前職の不満ばかりを口にしてしまいがちです。しかし、不満だけが理由の転職の場合、新しい会社に応募したとしても「不満が出てきたらまたすぐに辞める人」として捉えられます。そのため、まず選考を通過することができません。自分が面接官だとして、なぜ転職するのかと聞いた時に「今の会社のこういうところが嫌だからです」とばかり言われたらどう思うかを想像すると分かりやすいでしょう。
社会人経験半年の新卒の市場価値は高いとはいえないため他の中途者より劣ってしまう
また、社会人経験半年は新卒のようにまっさらな状態ではなく、かつ中途採用としては経験不足という、市場価値としては決して高くはないステータスでの転職となります。そのため、転職活動は決して楽ではないということは覚悟して臨まなければなりません。
入社半年の新卒が転職を成功させるポイント3つ
このように、入社半年での転職は決して簡単ではありません。しかし、実際に成功している人はいます。そこで、成功者に共通している、入社半年の新卒が転職を成功させるための3つのポイントをご紹介します。
1.「何を改善したくて転職するのか」を明確化する
まず1つ目は、今の仕事の何を改善したくて転職するのかを明確にすることです。例えば、「なんとなくやりがいがない」という理由で転職した場合、なぜやりがいがないのか、何であればやりがいを感じるのか、ということが明確化されていなければ次もやりがいのある仕事を選ぶことはできません。
2.半年の間で学んだことや経験を転職後の仕事と結びつけて伝えられる
2つ目は、半年の間で学んだことや経験を転職後の仕事と結びつけて伝えられることです。例えば、「販売職はきつかったので事務職がいいです」では、事務職として採用する側にメリットが感じられません。「販売職で仕事をする中で、特に事務作業が得意でやりがいを感じることに気づきました。この部分をもっと伸ばしたいと思ったので転職を決めました」と伝えられられれば、説得力が出てきます。
3.転職後に実現したいこととその会社へ応募する理由がつながっている
3つ目は、転職後に実現したいこととその会社へ応募する理由がリンクしていることです。先程の例でいえば、ただ事務職になりたいでは、他の会社でもよいのでは?と思われてしまいます。そのため、事業内容や理念などをしっかり調べ、なぜその会社でなければならないのか、ということをきちんと伝えるようにしましょう。
転職で失敗しないために転職エージェントに相談する
上記のポイントを押さえることで入社半年での転職を成功させる確率を高めることができます。しかし、ただでさえハードルの高い転職ですので、簡単に少しでも成功率を上げたいですよね。
そんな人には転職エージェントに相談するのをおすすめします。転職エージェントを利用するとなぜ成功率が上がるのか、そしてなぜおすすめするのか、その理由を以下でご紹介します。
初めての転職活動を全面的にサポート
転職エージェントは、初めての転職活動を全面的にサポートしてくれます。例えば、自分の強みや弱みの抽出、それにあった企業や仕事の紹介、履歴書の添削、面接対策などすべてです。大抵は1対1で担当者がついてくれ、アドバイスをします。
新卒時の就職活動と中途採用の転職活動はまったくの別物なので、甘く見ていると確実に痛い目にあいかねません。転職のプロからしっかりノウハウを教えてもらいましょう。
経歴が不利にならない求人を紹介してくれる
新卒経験半年の自分なんかが応募できる企業はあるのかと不安だと思いますが、心配いりません。「未経験OK」「第二新卒歓迎」などの、経歴自体が不利にならない求人を紹介してくれるのも特徴です。企業からそのような条件も含めて依頼を受けているため、「本当は未経験がダメな求人で応募自体が無駄だった」というようなことは発生しません。
半年という少しの経験を魅力的にアピールする方法をアドバイス
転職エージェントはこれまで転職活動を成功させてきた豊富な実績と経験、ノウハウがあるので、半年という少しの経験であっても相手の企業に魅力的に伝わるようにアピールする方法を熟知しています。企業の採用ニーズも把握しているため、自分の経験の中のどこを伝えればより響くのか、という軸でしっかり対策を立てくれます。
ひとりでアピール内容を考えるよりも、プロによる客観的な視点を取り入れた方が選考通過率は格段に上がります。
新卒半年からの転職で使ってほしい転職エージェント3社
転職エージェントは多数存在するので、具体的にどこに登録すれば失敗しないのか気になると思います。新卒3年以内で転職する人は「第二新卒」とよばれていますので、以下で、第二新卒に特化したおすすめの転職エージェントをご紹介します。
ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は新卒時の就活でもお世話になった人がいるのではないでしょうか。若年者のサポートに力を入れており、第二新卒も歓迎しています。未経験歓迎、学歴不問の企業情報を常時1,000件以上扱っており、利用者の約半数が上場企業に転職しているという実績があります。第二新卒だから企業が選べないなんてことはありません
応募書類作成や面接対策なども手厚くサポートしてくれるので、書類選考率は90%以上、内定率は80%以上というデータが出ています。初めて転職活動をする人はぜひ相談してみてください。
マイナビジョブ20's
人材最大手のマイナビが第二新卒向けに転職サポートしている「マイナビジョブ20's」では、個別のカウンセリングや企業紹介のほか、適性診断やセミナーも行っています。扱っている求人すべてが20代の若手社会人・第二新卒を必要としている企業です。
マイナビがこれまで培ってきた転職ノウハウと全国にわたる転職市場情報で、第二新卒に的確なサポートをしてくれるので、安定感がまるで違います。
就職Shop
これまでに10万人以上が利用している「就職Shop」は、人材業界最大手のリクルートが運営する新卒・第二新卒を歓迎している就職・転職エージェントです。紹介企業にはすべて丁寧な取材を行い、職場の雰囲気や実際の労働環境などを把握した上で紹介しています。書類選考なしで面接を受けることができるのも大きな特徴です。
人柄を重視した採用を行ってくれる企業が多いので、経歴を不利に感じることなく転職活動を進めていけるでしょう。
新卒経験半年で転職したY.Mさんの体験談
みなさんと同じように、新卒半年で転職を決意したY.Mさん(仮名)に話を聞いてみましたので、ご紹介します。
Y.Mさん/23歳/女性/事務/関東
私は、もともと大手一本に絞って就活をしていました。理由は単純ですが、自分にブランドをつけたかったからです。そのため、中小企業は視野に入れずに就活を進めていました。選考解禁と同時に数社受けましたが全滅してしまったので、次のチャンスとなる夏明けで再度狙いましたが、ここでも面接を突破することができませんでした。正直、この時はなぜ落ち続けたのか理由を分かっていなかったです。むしろ目を背けていたくらいです。
そのまま冬を迎えて、さすがに就職しないと親に迷惑がかかるし同期にどう思われるか不安になったので、希望とはかけ離れていましたが、中小企業に応募してそのまま就職することにしました。実際働いてみると最初は充実していましたが、3ヵ月の研修が終わった後に営業に配属された時、やっぱり違うと思い始めました。大手企業への憧れを捨てきれなかったのと、営業ではなく事務が自分に向いていると分かったからです。1ヵ月くらい悩みましたが、最後のチャンスだと思って転職することに決めました。
就活時に大手企業に落ち続けたという黒歴史があったので、また繰り返さないように今回は転職のプロを頼ることにしました。そこで詳しい事情が聞かれたので、恥ずかしかったですが正直にこれまでの経緯を話すと、最初は「正直ハードルが高いので難しいかもしれない」と言われましたが、その後すぐに「できることはとりあえず全部やって、一緒に頑張りましょう」と言ってくれて、求人紹介から選考対策までスピーディーに対応してくれました。私が一番よかったと感じたのが、初回の面談です。この面談で担当者の方が真剣に私の話に耳を傾けてくれ、希望もしっかりヒアリングしてくれたので、転職の軸がぶれることがありませんでした。もちろん、一回で受かったわけではないですが、落ちた際は何がダメだったのか一緒に振り返ってくれたので、自分としっかり向き合うこともできました。
結果的に、一部上場している企業に事務職として転職でき、今も充実した毎日を送れているので満足です。おそらく、ひとりで転職活動をしていたらまた落ち続けてボロボロになっていたんじゃないかと思います。誰かに頼るということが苦手な人も多いと思いますが、どうしても実現したい夢ややりたいことがあるのであれば、転職エージェントに相談してみるのをおすすめします。
まとめ
新卒半年での転職は決して楽なものではありません。まずはしっかりと退職理由を明確化し、それは転職により解決が可能なのかを考えてください。
その上で転職を決めた場合、本記事で述べたようなポイントを押さえると同時に、専門の転職エージェントを活用することでより成功率を高めることができます。利用は無料なので、転職の第一歩として気軽に相談してみましょう。