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「離職率の高い会社には入社したくない...」
「ブラック企業は避けたい...」
今まさに転職活動をしている人や、近い将来に会社を移ろうかと考えている人は、上記のような事を少なからず思うことでしょう。
離職率が高いということは、入社した人の中で退職者が出てしまう可能性が高いということ。つまり、企業側に何かしらの問題がある可能性が高いということです。
平成28年度の離職率は全体で15%
離職率が高い会社の原因を探っていく前に、そもそも離職率がどれくらいなのか知っておきましょう。
厚生労働省が公開している「雇用動向調査」によると、平成27年~平成28年度の離職率は15%でした。
過去5年間を比較してみても約15%前後でほぼ横ばいなので、今後大きくぶれる可能性は低いと予想できます。
また、平成28年度の生産年齢人口(15~64歳)に該当する労働人口は5,865万人(※参考:「総務省統計局」)で、約880万人が離職したことになります。
離職率は女性の方が高い
上画像は、男女別で離職率を比較した結果です。男性より女性の方が約5%程度離職率が高いことが分かりました。以下の2つが主な要因として考えられます。
女性の離職率が高いとされる要因
- 結婚や出産などによる離職
- 一時的にパートとして働いていた人の離職
女性は、結婚や出産を機に家庭に入って家事に専念する人、子育てのためにパートで一時的に働きに出て、契約期限がきたら離職するという人が多い傾向にあります。
ライフステージに合わせた女性ならではの働き方が、離職率の高さに関係しているといえるでしょう。
宿泊業・飲食サービス業が断トツで離職率が高い
次に、業種別で離職率を見てみると、「宿泊業、飲食サービス業」が30%と断トツで離職率が高いことが分かりました。理由としては、特に飲食サービス業はアルバイト・パート従事者が多い(学生のアルバイト、主婦のパート)ことが挙げられます。
居酒屋の店員を例にあげて考えてみると、たしかに学生のアルバイトが多いことが想像できるのではないでしょうか。しかし、アルバイトというとっつきやすさから入れ替わりが激しかったり、短期バイト契約だったりするケースによって離職率が引き上げられていると考えられるでしょう。
離職率の高い会社の特徴4つ
企業の離職率が高くなる原因は、労働者側に問題がある場合もありますが、どちらかというと会社側に問題があるケースが多く、離職率を下げたいと考えている企業は課題解決に向けて動いています。
一般的に会社の離職率が高くなる原因は、以下のようなものが挙げられます
1.過度な労働時間やノルマを課している
離職率が高い会社は、過度な労働時間やノルマを課しているケースが多いと言われています。
国が規定している「36協定」は、1ヵ月の残業時間の上限を45時間(例外を除く)としています。しかし、この残業時間を大きく超えて、一般的に過労死ラインとされている80時間以上の残業を強いてくる会社が中にはあります。
また、過度なノルマに関しては、無理難題な目標を部下に課しているのにもかからず達成できなかったら厳しく怒鳴りつけるなど、精神的に追いつめるケースなどがあげられるでしょう。
▼参考
2.給与が低すぎる、または賃金未払いが続いている
労働の対価は給与、これはどの会社・仕事でも同じです。しかし、業務量に対する給与が低すぎる、または見合っていないと離職を決意してしまいます。その証拠としてこちらも厚生労働省の「平成28年雇用動向調査」で公開された情報ですが、「給料等収入が少なかった」という理由での離職率が1番高いです。
また、賃金未払いが続いて給与が懐に入ってこないことでも不満は溜まるでしょう。
3.各種ハラスメントが横行している
ハラスメントの代表例は、「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」の3種類に大別できます。
ハラスメントの代表例と概要
- パワハラ:暴力をふるう、公然で執拗に叱責を続けるなど
- セクハラ:性的いやがらせ、性差別(「男のくせに」「女らしくしろ」など)
- モラハラ:言動や態度で相手に精神的苦痛を与え続けること(無視、正当な評価を下さないなど)
これらのハラスメントは誰が受けてもいい気はしないので、離職の原因になるのです。そのため、各種ハラスメントが横行している企業は離職率が高いといえるでしょう。
事実として、厚生労働省の「平成28年度雇用動向調査データ」によると、女性を中心に「職場の人間関係が好ましくなかった」という理由で転職している人が多いことが分かっています。
4.求人内容と実際に入社してからの業務が食い違っている
求職者は、基本的に求人内容を見てから企業を選びます。その際に、給料や年間休日を見ると思いますが、一番初めに確認するのは仕事内容ではないでしょうか。自分がやりたいと思える仕事ができる企業なのか、そのポイントは非常に大きいはずです。
しかし、まれに求人内容と実際に入社してからの業務が食い違うケースが出てきます。求職側は「求人内容と違う。なぜ採用された時の条件と違う仕事をやらさらなければならないのか」と思うでしょう。そこでその会社に対して不信感を抱き、離職するのです。
【注意】ハローワークは求人内容との違いに要注意
転職先や仕事探しでハローワークを利用する人は多いと思いますが、ひとつ注意してほしいことがあります。それは、"求人票に記載してある内容と実際の労働条件が異なる"というクレームを1年間で10,000件程度受けているという事実です。自分は大丈夫だろうと思っていると痛い目を見るかもしれませんので、細心の注意を払って利用しましょう。
こうしたリスクを防ぐためには、ハローワーク・雑誌・転職サイトでの活動ではなく、転職エージェントを使った活動がオススメです。例えば「リクルートエージェント」や「doda」などが転職エージェントの業界大手として知られていて、年収UP・キャリアUPを目指す多くの人が利用しています。無料で利用できるのが大きな特徴で、世の中に出回っていない良質な非公開求人情報も数多く取り扱っています。
エージェントを介して就職すると、企業からエージェントに対して報酬が発生します。しかし、その転職者が早期退職(半年以内など)をしてしまうと、エージェントは企業に対して報酬を返金しなければなりません。つまり、離職率の低い安定した企業を紹介してくれる可能性が高いということです。
選ばれている転職エージェントの例
- 東証1部上場「リクルートエージェント」
- 全国36拠点の人材事業「doda」
- 未経験から正社員へ「ハタラクティブ」
「ブラック企業」は離職率が高い傾向にある
上記で紹介した離職率の高い会社の特徴ですが、ある一言でまとめることができます。その言葉こそ「ブラック企業」です。厚生労働省はブラック企業について定義はしていませんが、以下のように判断しています。
このような特徴を持つブラック企業に入社した人の多くは精神的・肉体的苦痛を伴うと思いますので、当然離職者は続出するでしょう。
ブラック企業で働き続けると…
- 体力的にキツく体を壊す危険性がある
- ストレスから心の病気にかかる可能性がある
- 給与や残業代が支給されない可能性がある
- 不当な労働時間や休日出勤を強いられる
離職率の高い会社を見分ける方法はある?
離職率の高いブラック企業を回避したい…!
これから就職・転職を考えている多くの人は、そんな事を思っていることでしょう。ブラック企業を回避するには事前の情報収集が全てです。
以下で紹介する方法を実践すれば、100%ではないもののブラック企業をある程度は回避できるはずです。
現役またはOBに話が聞けると会社の実態が見分けられる
入社を考えている企業で、現在働いている人に話が聞けると良いです。残業時間や会社の雰囲気、人間関係など、生の声ほど信ぴょう性があるものはありません。
現役の方がいない場合はOBから話を聞くのも効果的ですので、探してみるのもありでしょう。
会社の評判サイトを参考にする
「カイシャの評判」や「openwork」といったサービスを検索すると、実際にその会社で働いていた人の口コミ評価や生の情報を手に入れることができます。
これらを参考にするのも有効な手段ですので、狙っている企業の情報は事前に収集しておきましょう。
常に求人が出ている企業には要注意!
離職率の高い会社はそれだけ人が辞めているということなので、人手不足の可能性が大いにあります。そのため、常に求人を出して募集をしているという傾向があります。
いつ求人を調べても毎回出てくる、そんな企業には要注意です。もちろん、確実にブラック企業だという証拠になるわけではないので、情報収集は徹底して行いましょう。
離職率の高い企業を避けたい人は転職エージェントの活用が効果的
自分で調べても今イチ離職率が分からない
どうしてもブラック企業は回避したい…!
結論から言って、長期で安定して働ける会社へ行きたいなら、転職エージェントを活用しましょう。もちろん現時点でまだ現職に就いている人が相談だけするのもアリです。
離職率の高い企業を見極めるには、企業の実態に精通している人から職場情報を得る他ありません。OBに聞くという手もありますが、実際はそう簡単に見つかりません。そのため、企業の職場情報に精通している人は限られており、誰でも無料で利用できるのが転職エージェントなのです。
また、転職エージェントは転職者が入社することで企業から利益を得ています。しかし、仮に転職者がすぐに退職した場合(約半年以内)は企業に返金しなければならないので、ウソの情報を教えてミスマッチを招いたり、離職率の高い会社を勧めてきたりすることもありません。
選ばれているサービス【1】リクルートエージェント
東証一部上場のリクルートグループが提供している「リクルートエージェント」は業界で最も企業の情報を持っている転職エージェントです。
「エージェントレポート」というエージェントが見立てた独自の企業・求人情報があり、その中には働く環境が分かりやすくまとめられています。どんな企業なのか、応募前に容易に把握することが可能です。
転職実績も圧倒的なNo.1なので、満足いく転職を成功させたい人はぜひ相談してみてください。
選ばれているサービス【2】doda
非公開求人が魅力的な「doda」は、大手優良企業や高年収など、質の高い求人が豊富と評判です。
また、dodaには採用プロジェクト担当がおり、企業の内部情報を提供してくれるという特徴もあります。ここで、応募企業の離職率やdoda経由で転職した人がどれだけ辞めているか質問してみるのもありでしょう。
こちらも業界大手なので、求人案件数・転職成功率・利用者の評判など、どれをとっても問題ありません。非常に安定感のあるサービスと言えるでしょう。
選ばれているサービス【3】ハタラクティブ
20代におすすめなのが「ハタラクティブ」。紹介してくれる求人はすべて取材した企業のみなので、危うい企業などはその段階ではじかれています。社内の雰囲気や仕事内容もしっかり把握しているので、入社後のミスマッチなどのリスクは低いでしょう。
また、ハタラクティブ経由の紹介では50%以上が上場企業に入社しているという実績もあるので、安定感のある大手企業を目指すことも十分に可能です。
【まとめ】企業の離職率と効率のいい転職について
離職率の高い会社は「ブラック企業」といっても過言ではありません。従業員が退職をしてしまうほどの何か悪い特徴があるのです。それは、「過度な労働時間」「給与が低すぎる」など様々です。
離職率の高い会社の見分けには、情報収集が一番効果を発揮します。現役やOBの人に実際に話を聞いてみる、常に求人を出している企業には注意しつつ、情報を集めて判断をするなどの対処を行いましょう。
それでも不安が拭えない場合は転職エージェントに相談して、的確なアドバイスと正確な情報をもらうことをおすすめします。
この記事で紹介したサービス
- 東証1部上場「リクルートエージェント」
- 全国36拠点の人材事業「doda」
- 未経験から正社員へ「ハタラクティブ」